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金属アレルギーの方への歯科保険治療!自費治療と費用を抑える方法

2024年5月25日
金属アレルギーの症状が出ている人

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯科治療では、歯を修復する詰め物・被せ物に金属を使用することがあります。金属アレルギーがある方は「受けられる治療がないかもしれない」「金属を使用しない治療方法はないの?」など、不安に思っているのではないでしょうか。

本記事では、金属アレルギーの症状や、金属アレルギーの方への歯科治療について解説します。金属アレルギーの方が受けられる保険治療・自費治療もご紹介します。ぜひ参考にしてください。

金属アレルギーがあると起こり得る症状

金属アレルギーの症状が出ている人

現在、日本で歯科治療を保険診療内で行った場合、詰め物や被せ物としては金銀パラジウム合金を使用することが多いです。唾液によって金属成分が徐々に溶けだして、金属イオンになるため、金属アレルギーを発症することがあります。

金属イオンが体内のタンパク質と結びつくと、アレルギーの原因となるアレルゲンになるためです。アレルゲンが蓄積されると、金属アレルギーにつながることがあります。

金属アレルギーがあると起こり得る症状は、以下のとおりです。

アレルギー性接触皮膚炎

銀歯など、金属が直接接触している部分に起こるアレルギー反応です。歯科金属が原因の場合は、頬の粘膜・舌・口唇・軟口蓋などの口の中の柔らかい部分に症状が出ます。

口の中の粘膜がヒリヒリする、赤くなる、腫れる、赤いできものや水泡ができる、なども症状として挙げられます。水泡ができた場合、粘膜の一部が剥離することもあるでしょう。

他にも、味が分からなくなる味覚異常や、痛み・熱っぽさを感じるなどの症状があり、日常生活に影響を及ぼすことも少なくありません。稀に、唇が極度に乾燥して亀裂が入ることもあります。

上述した症状は、金属アレルギー以外でも起こり得ます。金属アレルギーが原因かどうか判別しにくいですが、改善する気配がない、悪化しているという場合には、金属アレルギーの可能性が高いでしょう。

掌蹠膿疱症

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは、膿疱と呼ばれる水膨れが手の平や足の裏、脛、肘などにできる疾患です。

金属アレルギーは他のアレルギーとは異なり、接触していない部分にも症状が現れることがあります。特に、掌蹠膿疱症は、歯科金属によって起こることが多いです。

金属アレルギーの歯科治療について

金属アレルギーの歯科治療イメージ

金属アレルギーがある方は、歯科治療に使用する素材を慎重に選択しなければなりません。外側はセラミックで白いので金属を使用していないように見えるかもしれませんが、内側に金属を使用しているメタルボンドという素材も存在します。

金属アレルギーであることを医師に伝えておらず、銀歯やメタルボンドを使用した場合、アレルギー症状が現れる可能性が高いでしょう。

そのため、金属アレルギーがあるとわかっている方は、必ず歯科医師に伝えることが重要です。アレルギーが出る金属を特定できている場合は、あわせて伝えると良いかもしれません。

歯科治療で口内の機能が保たれても、全身の健康が害されては意味がありません。金属アレルギーの方に対する歯科治療は、慎重に進める必要があるのです。

歯科金属が原因でアレルギーが出たら

治療時は金属アレルギーでなくても、長年口内に金属を入れていることで、金属アレルギーを発症する方もいます。上述した症状が現れた場合は、金属アレルギーを疑うべきでしょう。

まずは、原因となる金属を特定するためにパッチテストを行います。その後、原因金属を抜去して2か月〜1年程度、仮歯を入れた状態で経過を確認します。

症状が改善され、特に問題がないと歯科医師に判断された場合は仮歯を除去し、安全な素材を慎重に選んで修復します。

ただし、原因となる歯科金属を除去したからといって、必ず金属アレルギーの症状が治るわけではありません。金属を除去してから2ヶ月が経過しても、症状が改善されない方もいます。

歯科金属を除去してもすぐに症状は改善しないこと、症状が改善しない場合もあるということを知っておくことが大切です。

金属アレルギー向けの保険適用の治療

金属アレルギー向けのコンポジットレジン

保険が適用される金属を使用しない治療は、以下の2つが挙げられます。

コンポジットレジン

コンポジットレジンとは、白いプラスチック素材の詰め物です。歯に直接詰め、専用の光を照射して固めて歯を修復します。簡便であること、歯を削るなどの負担が少ないことが特徴です。

ただし、プラスチックなので経年劣化により変色したり、強度の低さが原因で奥歯や大きな虫歯には対応できなかったり、デメリットもあります。長く使用できない場合が多く、数年でやりかえが必要になるでしょう。

費用は保険適用の場合、検査費や薬剤費を除き1,000~2,000円程度です。

CAD/CAM冠

2023年から保険適用となった治療です。CAD/CAM冠は、歯科用レジンとセラミックを混ぜた素材の詰め物・被せ物です。本来、この治療を保険適用で受けるには条件があります。

しかし、金属アレルギーの方においては、条件を満たしているかどうかに限らず治療が受けられます。素材にセラミックを使用していることから、自分の歯に近い白さと硬さの歯を手に入れられることが特徴でしょう。

費用は3割負担の方の場合、検査費や薬剤費などを除き6,000円程度です。

金属アレルギー向けの自費治療

金属アレルギー向けのセラミックの歯

金属アレルギーの方に行われる自費治療では、以下の3つが選ばれることが多いです。審美性が高いセラミック治療の中にはメタルボンドという素材がありますが、金属が使用されているのでアレルギーがある方は避けなければなりません。

オールセラミック

オールセラミックとは、セラミックを100%使用した詰め物・被せ物のことです。自分の歯に近い白さと透明度を再現できることが特徴で、審美性が高く治療をしたことが分かりにくいです。

また、汚れが付きにくいため、虫歯になりにくいなどのメリットがあります。

自費診療なので、歯科医院によって費用は異なります。詰め物の場合は4~8万円程度、被せ物の場合は8~18万円程度が相場です。

ジルコニア

ジルコニアとはセラミックの一種で、人工ダイヤモンドともよばれています。強度と耐久性に優れているため、噛み合わせが強い奥歯などへ使用されることもあります。

ただし、天然歯が持つ透明感や色の再現性は、オールセラミックと比べると劣ります。また、非常に硬いことから、噛み合う天然歯を傷つけるリスクがあります。

ジルコニアも歯科医院によって費用が異なりますが、詰め物は約4~6万円、被せ物は約10~20万円が相場です。

e-max

e-maxは、ニケイ酸リチウムを主成分とするガラスセラミックです。金属を含まないため、金属アレルギーの方でも使用可能です。

硬さが天然歯と同程度なので、噛み合う歯を傷つける心配はないでしょう。天然歯よりも透明感があるので、非常に美しく仕上がります。

費用の相場は、詰め物は約4~6万円、被せ物は7~10万円です。

保険適用以外で費用を抑える方法

保険適用以外の費用を抑える方法イメージ

自費診療の治療法を選択した場合は、治療費用を抑えるのは難しいでしょう。自費診療で行われる治療は、機能改善のみならず審美面にも着目しているからです。

金属アレルギーである場合は費用を抑えられる可能性がありますが、金属アレルギー検査そのものが3,000~5,000円程度かかります。検査費用を加味すると、大幅に費用を抑えられるとは言い難いかもしれません。

相談やカウンセリングが無料の歯科医院の場合は、その分費用を抑えられるでしょう。保険適用以外で治療費を抑えたいと考えるのであれば、歯科医院選びも重要といえます。

複数のクリニックを比較して、費用相場を確認してから治療を受けると良いでしょう。

まとめ

メタルフリーの歯科治療ができて笑顔の人

金属アレルギーを発症すると、口腔内だけでなく全身に症状が現れます。歯科金属による金属アレルギーを改善するには、口内にある歯科金属を除去する必要があるでしょう。

ただし、歯科金属を除去すればすぐに症状が改善されるわけではありません。そのため、金属アレルギーがある方は、歯科治療に使用する素材を慎重に検討する必要があります。

金属アレルギーの方の治療は、保険適用か自費かによって内容が変わります。保険適用であれば治療費用を大幅に抑えられるでしょう。

自費治療は費用がかかりますが、審美性・機能性が高い素材を選択できます。寿命が長いものが多いので、美しい見た目を長く維持したい方に選ばれる傾向があります。

金属アレルギーの症状があり、口腔内に銀歯など金属があるという方は、歯科金属による金属アレルギーの可能性があります。一度、歯科医院に相談してみるとよいでしょう。

金属アレルギーがあり歯科治療に不安を覚えている方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

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