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ワイヤーやブラケットが外れた!矯正装置が外れる原因と対処法!

2025年7月5日
ワイヤー矯正している口元

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

矯正治療中、ワイヤーが外れた・ブラケットが取れたといったトラブルに見舞われることは、意外と多くの方が経験しています。装置の一部が外れると、違和感や痛み、治療の遅れにつながることもあり、不安に感じる方も多いでしょう。

とはいえ、慌てて自己処理をしたり、放置したりするのは逆効果です。

この記事では、ワイヤーやブラケットが外れる主な原因と、外れたときの適切な対応方法、予防のポイントについて詳しく解説します。

矯正中にワイヤーやブラケットが外れる原因

矯正中にワイヤーやブラケットが外れる原因のひとつである歯磨きのイメージ

矯正治療において、ワイヤーなどの装置が外れるトラブルは、決して珍しいものではありません。矯正装置は非常に繊細な構造であるため、わずかな力や習慣の積み重ねで不具合が生じることがあります。ここでは、矯正中にワイヤーやブラケットが外れる原因について解説します。

食事中に強い力が加わった

矯正装置が外れる原因として最も多いのが、食事中に装置に強い力が加わることです。

特に硬い食べ物や粘着性の高いものを噛んだとき、装置に強い負荷がかかり、ワイヤーが曲がったり、ブラケットが取れたりすることがあります。ナッツ類や氷、フランスパンのような硬い食材、あるいはキャラメルやガムのように歯にくっつくものは注意が必要です。

歯磨きの際の物理的な刺激

矯正装置が装着されていると、歯磨きが難しく感じられ、つい力を入れて磨いてしまうことがあります。

しかし、硬い毛の歯ブラシを使用したり、誤ったブラッシング方法でゴシゴシと磨いたりすると、接着部分に負荷がかかって取れることがあります。

噛みしめや歯ぎしりの習慣

無意識のうちに歯を強く噛みしめたり、睡眠中に歯ぎしりをしたりすると、矯正装置に力がかかって外れることがあります。特に寝ている間の歯ぎしりは本人では気づきにくく、装置に知らず知らずのうちに負担がかかっているケースが少なくありません。

ワイヤーの調整による緩み

矯正治療中は定期的にワイヤーの調整が行われますが、その際にわずかなズレや固定の甘さがあると、数日後にワイヤーが飛び出たり、外れたりすることがあります。

調整直後に問題がなくても、しばらくしてから不具合が生じることもあるため、異変に気づいたら早めに歯科医院へ連絡することが大切です。

接着剤の劣化や歯の状態の影響

ブラケットは専用の接着剤で歯の表面に装着しますが、この接着剤も経年劣化を起こすことがあります。また、歯の表面に唾液や水分が残っている状態で接着された場合、しっかり固定されずに外れやすくなることもあります。

さらに、虫歯や歯の質が弱っている部分にブラケットを装着した場合、時間とともに土台が不安定になり、ブラケットが外れるリスクも高まります。

矯正中にワイヤーやブラケットが外れるリスク

矯正中にワイヤーやブラケットが外れるリスクのイメージ

以下に、矯正中にワイヤーなどが外れるリスクについて解説します。

歯の動きに支障が出るおそれがある

矯正装置が外れることで最も大きな影響を受けるのは、歯の動きそのものです。

ワイヤーやブラケットは、歯を計画的に動かすために綿密な設計のもと取りつけられています。そのため、装置が外れると、歯にかかる力のバランスが崩れ、予定していた方向とは異なる動き方をする可能性があります。

これにより、治療計画と実際の歯の動きにズレが生じると、余分な時間と費用がかかることもあります。特に気づかずに長期間放置した場合は、歯列全体のバランスが崩れ、矯正期間が延びることもあるため、早めの対応が求められます。

粘膜に傷や口内炎ができる

外れたワイヤーの先端が口の内側や舌に当たることで、粘膜に傷ができたり、口内炎を引き起こしたりすることもあります。特にワイヤーの端が飛び出た状態になっていると、話すたび・食べるたびに痛みを感じ、日常生活に支障をきたすこともあります。

また、ブラケットが半分浮いた状態で残っていると、頬の内側を擦ってしまい炎症の原因となる場合があります。

プラークがたまりやすくなる

装置がしっかり固定されていない状態では、周囲にすき間ができて汚れがたまりやすくなります。歯磨きがしづらくなることでプラーク(歯垢)が蓄積した状態が続くと、虫歯や歯周病になるリスクも高まるでしょう。

特にブラケットの周辺はただでさえ磨き残しが出やすい部位であり、装置がずれていたり浮いていたりすると、清掃がさらに困難になります。

矯正中にワイヤーやブラケットが外れたときは

矯正中にワイヤーやブラケットが外れて歯医者に連絡する男性

ここでは、装置が外れたときに取るべき対応や注意点について具体的に解説します。

落ち着いて状況を確認する

ワイヤーなどが外れたら、まずは慌てず状況を確認しましょう。完全に取れているのか、浮いた状態なのか、ワイヤーが飛び出ているのかといった点を見極めておくと、歯科医院へ連絡する際にスムーズに伝えることができます。

また、外れた装置が口の中に残っている場合は、誤って飲み込まないよう注意が必要です。痛みがある場合や出血している場合も含め、詳細に状況を記録しておくとよいでしょう。

外れた装置は保管して持参する

矯正装置が完全に取れた場合は、それらを清潔な状態で保管し、歯科医院を受診する際に持参しましょう。再利用できることもあるため、捨てずに保管しておくことが大切です。保管する際には清潔な袋や小さな容器などを使い、細菌が付着しないよう配慮すると安心です。

必要に応じて応急処置を行う

ワイヤーが飛び出して頬の内側や舌に当たって痛みを感じる場合は、応急的にワックスなどでカバーする方法があります。矯正用のワックスは、通院先の歯科医院でもらえることが多いです。

ただし、ワックスなどでの対応はあくまで一時的な処置であり、痛みや違和感を完全に解消するものではありません。応急処置をしたあとは、必ず早めに歯科医院を受診するようにしましょう。

自己判断で無理に戻そうとしない

装置がずれたり外れたりした際に、自分で元に戻そうとすると、歯や歯ぐきを傷つけるおそれがあります。また、誤った位置に装着すると、歯の移動に悪影響を及ぼし、治療が計画通りに進まなくなるリスクもあります。

特にワイヤーを無理に曲げたり、ブラケットを押し込んだりすることは避け、必ず歯科医師に相談しましょう。

できるだけ早く歯科医院に連絡する

装置が外れたときには、痛みの有無にかかわらず、できるだけ早く通院中の歯科医院に連絡することが重要です。電話などで状況を伝えることで、応急処置のアドバイスを受けられたり、早めの予約対応をしてもらえたりします。

矯正中にワイヤーやブラケットが外れるのを防ぐ方法

食事のイメージ

 

最後に、ワイヤーなどが外れないようにするための予防策について詳しく解説します。

食事内容に気をつける

装置の脱落を防ぐうえで、まず見直したいのが食事の内容です。

硬いものや粘着性の高い食べ物を口にすると、装置に強い力が加わり、ワイヤーが曲がったりブラケットが取れたりする可能性があります。特に、氷やナッツ、フランスパン、キャラメル、ガムなどは装置に大きな負荷をかけるため、避けたほうが安心です。

どうしても食べたい場合は、一口サイズに小さく切ったり、奥歯でゆっくり噛んだりするなどの工夫が必要です。食べ物の種類と噛み方を意識することで、装置が外れるリスクを大きく減らすことができます。

正しいブラッシングを心がける

矯正装置を装着していると、歯の表面が複雑になり、清掃が難しくなります。そのため、しっかり磨こうと力を入れすぎて、ブラケットに引っかかることがあります。特に硬めの歯ブラシを使用していると、ブラケットの接着部分に負担がかかりやすくなるでしょう。

ブラッシングの際は、柔らかめの毛先の歯ブラシを使い、装置の周囲をやさしく磨くことが大切です。歯間ブラシやワンタフトブラシなども活用し、力を入れすぎずに丁寧に清掃することで、装置への物理的な刺激を避けながら口腔内を清潔に保つことができます。

歯ぎしり・食いしばりの対策をする

無意識のうちに歯を食いしばったり、寝ている間に歯ぎしりをしたりしていると、装置に強い力が加わり続け、ブラケットやワイヤーの脱落につながる可能性があります。

歯ぎしりや食いしばりの原因のひとつにストレスがあります。そのため、リラックスする時間を設けるなどしてストレスを溜めないように管理することが大切です。ご自身での改善が難しい場合には歯科医師に相談するとよいでしょう。

スポーツ時の衝撃を避ける

運動中の接触や転倒によって口元に衝撃が加わると、ワイヤーが曲がったり、ブラケットが取れたりすることがあります。特にコンタクトスポーツや激しい動きのある運動を行う際は、事前に歯科医師と相談し、必要に応じてマウスガードを使用することが推奨されます。

定期的な通院と相談を欠かさない

装置がしっかり機能しているかどうかは、見た目では判断しづらい場合もあります。ワイヤーがわずかにずれていたり、ブラケットの接着が緩んでいたりしても、症状が出るまで気づかないこともあるため、定期的に歯科医院でチェックを受けることが重要です。

違和感を覚えたときには我慢せず、早めに歯科医師へ相談することが、装置の安定性を保つうえでのカギとなります。トラブルを早期に発見し、治療をスムーズに進めるためにも、定期的な通院を怠らないようにしましょう。

まとめ

仲良く笑顔でくっつく家族

矯正中にワイヤーやブラケットが外れるトラブルは、決して珍しいものではありません。食事や歯磨き、日常生活のちょっとした動作がきっかけで装置が外れることもありますが、放置すると治療の遅れや口内トラブルにつながる恐れがあります。

大切なのは、外れたときに正しく対処し、同じことを繰り返さないように予防することです。万が一の際には自己判断せず、早めに歯科医師に相談しましょう。

歯列矯正を検討されている方は、島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

当院では入れ歯や矯正治療、小児矯正など、さまざまな診療を行っています。当院のホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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