電話する

地図

予約・問合せ

メニュー
■■ GWの休診日のご案内 ■■    
5月3日(土)~6日(火)まで
休診とさせて頂きます。
ヘッダーオファー

二次虫歯とは?治療した歯が再び虫歯になる原因と予防法

2025年5月24日
二次虫歯になった歯

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

虫歯を削って被せ物や詰め物をしても、治療後のケアを怠ると、再び虫歯になるケースは少なくありません。「どうすれば二次虫歯を防げるの?」と考えている方もいるでしょう。

本記事では、治療した歯が再び虫歯になる原因と、予防するための方法について解説します。二次虫歯になりやすい人の特徴も紹介しますので、再治療を防ぐためにぜひ参考にしてください。

二次虫歯とは

二次虫歯について説明する歯科衛生士

二次虫歯とは、過去に虫歯治療を受けた歯が再び虫歯になることです。詰め物・被せ物と天然の歯の間に隙間ができ、虫歯菌が入り込むことで再び虫歯になります。

二次虫歯は、修復物の下で進行し、目視で確認しにくいケースが多いです。また、過去の虫歯治療では歯の表面のエナメル質が削られています。象牙質はエナメル質よりもやわらかいため、進行が早いのも特徴です。

さらに、神経を取り除いている場合は痛みを感じにくくなるため、気づいたときにはかなり進行しているケースもめずらしくありません。

二次虫歯になると、過去に歯を削った範囲からさらに削る必要があります。削る範囲が大きくなると、最終的には歯を失う原因にもなり得ます。

二次虫歯の原因

画像を見ながら劣化した詰め物の説明をする様子

 

二次虫歯になる背景には、以下の要因があります。

詰め物や被せ物が劣化する

虫歯治療の際に歯を補った補綴物は、経年劣化によって天然の歯との間に少しずつ隙間が生じます。この隙間に細菌が侵入することで、二次虫歯の原因となるのです。

特に、保険診療で使われる銀歯は、歯垢が付着しやすく劣化しやすい素材です。食べものの熱によっても膨張したり収縮したりするため、天然の歯との間に隙間が生じやすくなります。

また、詰め物や被せ物と天然の歯の間に使用している接着剤が劣化して隙間が生じることも、二次虫歯を引き起こす原因です。

歯磨きが十分でない

十分に歯磨きできていない場合、詰め物や被せ物のまわりに歯垢が溜まります。特に、詰め物の境目や歯と歯の間は磨きにくい箇所です。

磨き残しがあると、歯垢が蓄積して細菌が繁殖し、虫歯が再発しやすくなります。

適切に処置されていなかった

虫歯治療の際に、細菌を完全に除去できていない場合があります。その結果、詰め物や被せ物の下で細菌が繁殖し続け、二次虫歯になるのです。

また、詰め物や被せ物が接着できていなかった場合も、天然の歯との間に隙間が生じるため、虫歯が再発する原因となります。

二次虫歯が発生しやすい人の特徴

銀歯で治療した歯

ここからは、二次虫歯が発生しやすい人の特徴を解説します。ご自身の生活習慣に当てはまるものがないかチェックしてみてください。

銀歯で治療している

銀歯は保険適用で安価に治療できますが、劣化しやすく、金属と歯の間に隙間ができやすい素材です。隙間に細菌が入り込むと、二次虫歯を引き起こす要因になります。

また、金属素材であるため、歯磨きや食事によって細かい傷が付きやすいです。傷に歯垢が付着しやすくなるのも、虫歯のリスクを高めます。

正しくブラッシングできていない

正しくブラッシングできていないのも、二次虫歯になるリスクを高めます。虫歯になったことのある人は、ブラッシングの際に力を入れすぎていたり、同じ部分ばかり磨いていたり、歯磨きの仕方が適切でない人も多いです。

ブラッシング方法を改善していないと、汚れを取り除けず、細菌が繁殖します。

口呼吸をしている

口呼吸をしていると、二次虫歯のリスクが高まります。口呼吸をしていると、口腔内が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなるためです。

唾液は、細菌が出す酸を中和したり、汚れを洗い流したりする働きを担っています。口呼吸をしていると口の中が乾燥し、唾液による作用が十分に発揮されないのです。特に、就寝中は唾液の分泌が減るため、口呼吸をしているとさらに乾燥しやすくなります。

食生活が乱れている

間食の回数が多い人や、甘いものを頻繁に飲んだり食べたりしている人は、口の中が長時間酸性に傾き、虫歯になりやすくなります。食生活が乱れていて虫歯になった人が、改善していない場合は再発するリスクが高いでしょう。

定期検診を受けていない

虫歯の治療後、定期検診を受けていないと、二次虫歯になっている場合に早期発見が難しくなります。二次虫歯は詰め物や被せ物といった修復物の下で進行するため、目視しにくく自分で気づきにくいのです。

また、定期検診を受けていないと歯科医師によるクリーニングを受けられません。磨き残しがあっても除去できないため、二次虫歯になるリスクが高まるのです。

二次虫歯を予防する方法

二次虫歯を予防するために歯磨きを徹底する女性

ここからは、二次虫歯を予防する方法について解説します。

徹底的に歯磨きを行う

二次虫歯の発生を防ぐためには、毎日の丁寧なブラッシングが基本です。毛先を歯と詰め物との境目や、歯と歯茎の境目にきちんと当て、軽い力で小刻みに動かしましょう。磨き残しを減らすには、歯を1本ずつ磨く意識が大切です。

歯と歯の間など、歯ブラシの毛先が届きにくい部分はデンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。歯科医院でブラッシング指導を受けることも、ブラッシングの質を高めて虫歯を予防することにつながります。

セラミック治療を選ぶ

保険適用で使用される銀歯やレジンは、時間の経過とともに劣化しやすい素材です。変形や接着剤の劣化によって生じた隙間から細菌が侵入し、二次虫歯を引き起こします。

一方で、セラミックは歯と密着しやすく、歯と詰め物の間に隙間ができにくい素材です。表面がツルツルとしていてプラークが付きにくく、口腔内を清潔に保ちやすい特徴があります。

セラミックは、保険が適用されないため費用は高くなりますが、耐久性が高く長持ちしやすいのもメリットです。再治療のリスクを減らせるため、結果的に費用が安くなる場合もありでしょう。

食生活を改善する

食生活を改善することも、二次虫歯の予防につながります。1日に何度も間食する習慣や、甘いお菓子や飲料を頻繁に摂取する習慣があると、口腔内が酸性に傾く時間が長くなります。

酸性環境が続くと歯の表面が溶けやすくなり、詰め物の周囲から虫歯が再発するリスクが高まるのです。例えば、仕事中に甘いコーヒーや飴を頻繁に口にする方は、常に虫歯のリスクが高い状態にあるといえるでしょう。

時間を決めて食事をとり、食後には歯を磨く習慣をつけることが大切です。

フッ素を活用する

虫歯予防として、フッ素を活用するのも一つの方法です。フッ素には歯の再石灰化を促進し、エナメル質を強化する働きがあります。歯の再石灰化とは、エナメル質から溶け出したカルシウムやリン酸などが再び歯に取り込まれ、修復することです。

歯科医院では、高濃度のフッ素を塗ることで歯の修復を促し、虫歯になりにくくします。フッ素塗布の頻度は、3〜6ヶ月に一度程度が目安です。家庭でもフッ素配合の歯磨き粉を使用することで、二次虫歯の予防効果が期待できます。

定期検診を受ける

虫歯治療後は、特に症状がない場合でも定期検診を受けることが大切です。二次虫歯は修復物の下で進行するため、自分では確認しにくいです。痛みなどの症状が出たときにはすでに重症化しているケースも少なくありません。

定期検診を受けていれば、虫歯を早期発見して治療できるため、さらに進行するのを防げます。また、虫歯ができていなくても磨き残しをチェックし、ブラッシング指導を受けられます。歯磨きの質を高められるため、虫歯予防につながるのです。

歯科医院でクリーニングを受ける

歯科医院で定期検診を受けると、歯のクリーニングをしてもらえます。普段の歯磨きでは、すべての歯垢を取り除くのは現実的に難しいです。また、歯垢が固まって歯石になると、ブラッシングでは除去できません。

歯科医院では、磨き残しのある部位や、自力では除去できない歯石も清掃します。基本的に保険適用内で受けられますが、自費での治療を選択すると、時間をかけて徹底したクリーニングが可能です。タバコやコーヒーなどによる着色汚れも除去できます。

まとめ

二次虫歯を治療して笑顔を見せる女性

二次虫歯は、治療済みの歯が再び虫歯になる状態です。詰め物や被せ物から隠れた部位で進行するため、自分では気づきにくいです。また、すでに歯の表面のエナメル質を削った状態で虫歯になるため、虫歯が進行しやすい特徴があります。

虫歯を防ぐためには、日頃から正しくブラッシングを行い、虫歯のリスクを減らしましょう。

二次虫歯についてお悩みがある方は、島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

当院では入れ歯や矯正治療、小児矯正など、さまざまな診療を行っています。当院のホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

<< 前のページに戻る

診療スケジュール診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは0855222719へ

診療時間
9:00~13:00
15:00~18:00
/
/
/
/
学会などの都合により休診になる場合がございます
ご予約・お問い合わせはこちら
かずあきデンタルクリニックの外観
フッターオファー

teech

© 2020 かずあきデンタルクリニック