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働きながら歯科衛生士の資格は取れる?働きながら資格と取る際の注意点

2024年3月16日
歯科衛生士の勉強をする社会人

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

食事や会話を楽しむためには、お口が健康であることが重要です。近年、国民病ともいわれている虫歯や歯周病の予防が注目され、歯科衛生士の需要が高まっています。そのため、歯科衛生を目指す人も増えています。

しかし、歯科衛生士になって活躍するためには、歯科衛生士の養成学校に通って専門的な知識や技術を習得し、国家試験に合格する必要があります。

今回の記事では、働きながら歯科衛生士の資格を取得する方法や注意点について解説します。「歯科衛生士になりたいけれど、日中は働いているため学校に通えない」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

歯科衛生士の仕事の魅力

働く歯科衛生士

歯科衛生士は、虫歯や歯周病を予防する処置や、予防指導、歯科治療の補助をする口腔健康管理のプロフェッショナルです。高度な専門知識と技術を習得し、一生涯にわたって活躍できる歯科衛生士は、看護師と同様に人気の高い職業です。

ここでは、歯科衛生士の仕事の魅力をご紹介します。

国民の歯の健康維持・増進に貢献できる

歯科衛生士は、国民の歯の健康維持・増進に貢献できるやりがいを感じられる職業です。

近年、歯の健康と全身の健康の関係が明らかになっています。肥満や生活習慣病の予防にはバランスの良い食事を摂ることが重要であり、そのためには健康な歯が不可欠です。

自分の歯で食事をすることは、食生活を豊かにし、健康の維持・増進だけでなく生活習慣病の予防にもつながります。健康的な食生活を維持するためには、80歳になっても自分の歯を20本以上保つことが重要と言われています。歯の寿命を延ばすことが課題となっているのです。

歯科衛生士は、さまざまな年齢層の人々の歯の健康をサポートし、日本の医療における問題解決に貢献できる職業といえるでしょう。

さまざまな場所で働ける

歯科衛生士の主な勤務先は歯科医院であり、9割以上の方が歯科医院で働いています。その他にも、病院や介護保険施設などに就職し、歯の健康維持や虫歯や歯周病の予防指導に携わる方もいます。

日本歯科衛生士会によると、2022年度の歯科衛生士の有効求人倍率は23.3倍と高く、多くの歯科医院が歯科衛生士を求めていることがわかります。したがって、歯科衛生士は自分の希望に合った勤務先を選べる可能性が高いでしょう。

全国どこでも働く場所がある

歯科衛生士はライフステージによる環境の変化に対応しやすい職業です。たとえば、結婚などによる転居のために一時的に退職しても、次の転職先を見つけられないケースは稀です。

全国に67,137施設もの歯科医院が存在するため、転居先でも比較的容易に新たな転職先を見つけられるでしょう。家族や個人の状況に応じて働き方を調整し、長く安定して仕事を続けることができるのも、歯科衛生士の強みの一つといえるでしょう。

プライベートも充実できる

歯科衛生士は医療に関わる仕事でありながら、勤務時間が安定しています。ワークライフバランスをとりやすく、プライベートを充実させやすい職業です。

歯科医院の多くが予約制で診察を行っているため、長時間の残業が発生することは少なく夜勤もありません。勤務時間が安定しているため、プライベートの時間も十分に確保することができます。

子育てや介護をしている方も、仕事と家庭の両立がしやすいでしょう。

結婚・出産後も働き続けられる

歯科衛生士が女性に人気の高い職業である理由の一つに、復職のしやすさが挙げられます。結婚や出産によって一度離職した場合でも、復職支援を受けることができます。

また、歯科衛生士の約4割が非常勤として働いており、中には育児や介護をしながら働いている方もいます。ライフステージに合わせて働き方を調整して仕事を続けることができます。

キャリアアップを目指せる

日本歯科衛生士会では、各分野における高度な専門知識と技術を有する認定歯科衛生士を育成するための研修を行っています。この研修を受講し、認定歯科衛生士審査会に合格することで、認定歯科衛生士の資格を取得できます。

認定歯科衛生士の資格を取得することで、昇給や上位の役職を目指したり、専門分野がある職場や幅広い医療に携われる総合病院へ転職して活躍の場を広げたりできます。キャリアアップを目指せることは、仕事へのやりがいにつながるでしょう。

働きながら歯科衛生士の資格は取れる?

働きながら歯科衛生士の資格は取れるか疑問の女

結論から述べると、専門学校の夜間部に入学すれば、日中働きながらでも歯科衛生士の資格は取得できます。

歯科衛生士になるためには、歯科衛生士の養成学校で必要な知識や技術を習得し、国家試験に合格する必要があります。歯科衛生士の国家試験の受験資格を得るためには、3年制以上の学校に通わなければなりませんが、日中働いている社会人の方は、3年間学校に通うことは難しいでしょう。

しかし、専門学校の夜間部であれば、日中に仕事をしながらでも通えます。働きながら歯科衛生士の資格取得を目指せます。

ここでは、働きながら歯科衛生士の資格を取りたい方に向けて、専門学校の夜間部の魅力をお伝えします。

仕事が終わってから授業に参加できる

専門学校の夜間部では、17時や19時頃から授業が始まるため、日中に仕事を終えた後に授業に参加できます。19時や21時頃には授業が終わるため、深夜に仕事をしている方も授業に参加できるでしょう。

専門学校の夜間部であれば、多様なライフスタイルに対応できます。現在の生活を維持しつつ、仕事と学びを両立して歯科衛生士の資格取得を目指せます。

充実したカリキュラムで学べる

夜間部でも、昼間部と同様に充実したカリキュラムが組まれており、あらゆる専門分野を学べます。夜間部であっても授業内容や講師のレベルが下がることはなく、昼間部と同じようにレベルの高い教育を受けられるので、安心して歯科衛生士を目指せます。

幅広い世代の人たちが学んでいる

夜間部にはさまざまな事情を持つ人たちが集まり、専門知識や技術を学びます。社会人として長く生活してきた場合、現役の学生とは年齢に差がありうまく馴染めるか不安になる方もいるでしょう。

しかし、夜間部であれば、幅広い世代の人たちと一緒に学び、交流できます。社会人でも通いやすい環境と言えるでしょう。このような環境で学ぶことは、さまざまな知識や経験を共有でき、新たな視点や価値観を得ることにもつながります。

学費を抑えられる

専門学校の夜間部は、基本的に昼間部よりも学費が安い傾向にあります。学校によって学費は異なりますが、歯科衛生士の専門学校の学費の相場は、300万~400万円程度とされています。

「経済的に苦しいから、働きながら資格を取得したい」と考えている方にとって、学費が安くなるのは大きなメリットになるでしょう。

働きながら歯科衛生士の資格を取る際の注意点

働きながら歯科衛生士の資格を取る際の注意点イメージ

働きながら歯科衛生士の資格を取得するために、専門学校の夜間部へ進学する場合の注意点を確認しましょう。

・臨床実習は昼間に行う可能性がある
・歯科衛生士の夜間部は3年制である

これらの注意点についてそれぞれ解説します。

臨床実習は昼間に行う可能性がある

歯科衛生士になるためには、座学だけではなく臨床実習を行う必要があります。臨床実習は実際に歯科衛生士が働いている職場で行うため、通常は歯科医院が開業している日中の時間帯に行われます。

そのため、専門学校の夜間部に入学しても、臨床実習期間中は日中の時間を確保する必要があるのです。仕事を休む必要が生じることもあるでしょう。

ただし、一部の専門学校では夜間部向けの時間帯で臨床実習が行えます。気になる方は入学前に問い合わせて、確認しておきましょう。

歯科衛生士の夜間部は3年制である

歯科衛生士学校養成所指定規則では、歯科衛生士になるためには3年以上の修学が必要と定められています。そのため、歯科衛生士の夜間部でも昼間部と同じく3年間学校に通う必要があります。

つまり、昼間部と夜間部どちらを選んでも、卒業までの期間は変わりません。

歯科衛生士以外の専門学校の夜間部は2年制を採用していることが多く、歯科衛生士の専門学校の夜間部も2年で卒業できると誤解している方もいるでしょう。3年間通わなければならないので注意が必要です。

まとめ

案内する歯科衛生士

働きながら歯科衛生士の資格を取得することは可能であり、その場合は、専門学校の夜間部に入学するとよいでしょう。夜間部であれば、日中に働きながらでも歯科衛生士になるために必要な知識と技術を習得できます。

歯科衛生士に転職したいとお考えの方は、働きながら歯科衛生士を目指してみてはいかがでしょうか。

当院では歯科衛生士を募集しています。働きやすい環境を整えており、新卒の方、一度離職してブランクのある方、経験の浅い方でも歓迎します。気になる方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご連絡ください。

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