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歯科医院の感染対策とは?当院が取り組む「水」の衛生管理

2026年8月22日
歯科医院のイメージ

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯科医院では、患者さまに安心して治療を受けていただくため、さまざまな感染対策が行われています。治療器具の滅菌や診療台の清掃、手指衛生などをイメージする方が多いかもしれませんが、歯科治療で使用する「水」の衛生管理も、大切な取り組みの一つです。

歯科医院では水を使用する機会が多いため、器具だけでなく、この水を衛生的に保つ取り組みが欠かせません。当院では、院内循環水の衛生管理を目的として「エピオス」を導入し、感染対策に取り組んでいます。

本記事では、歯科医院の感染対策が重要な理由や治療時の飛沫への配慮、エピオスの特徴などについて解説していきます。

歯科医院での感染対策がなぜ重要なのか

歯科医院での感染対策がなぜ重要なのか

歯科医院では、むし歯や歯周病の治療をはじめ、歯石除去、歯のクリーニング、抜歯など、患者さまのお口の中に直接触れる処置を数多く行います。口腔内には唾液や血液だけでなく、多くの細菌が存在しており、歯科医院の感染対策は患者さまとスタッフ双方の安全を守るうえで重要です。

特に、歯を削る際に使用する器具や、歯石を除去するための超音波スケーラーなど、歯科治療では水を使いながら処置を行う機器が多くあります。

歯を削るときには、熱を抑えたり削った粉を洗い流したりするための役割を果たしています。また、歯石除去の際にも、部位を洗浄しながらスムーズに処置を進めるために水を使用しています。

こうした治療器具から出る水は、患者様のお口の中に触れるだけでなく、飛沫として空気中に広がることもあります。そのため、治療に使用する水の衛生管理は、院内全体の感染防止対策を考えるうえでも重要です。

歯科医院では、使用した器具を患者さまごとに適切に交換・洗浄・消毒・滅菌することに加え、手袋やマスクなどの使用、診療台や周辺設備の清掃といった複数の対策を組み合わせることが大切です。さらに、治療に使用する水の衛生管理にも目を向けることで、診療環境全体の環境維持が可能になります。

歯科治療で感染対策が必要となる場面

歯科治療で感染対策が必要となる場面

歯科医院の感染対策は、特定の治療だけで必要になるものではありません。診察から治療、治療後の片付けまで、診療のさまざまな場面で衛生管理が求められます。

特に、患者さまのお口に触れる器具は、唾液や血液などが付着する可能性を考慮し、適切に取り扱うことが重要です。

たとえば、虫歯治療で歯を削る際に使用する器具、歯石を除去するためのスケーラー、抜歯などの外科処置に用いる器具は、患者さまごとに適切な洗浄・消毒・滅菌などを行う必要があります。

また、注意が必要なのは治療器具だけではありません。治療中にスタッフが使用したグローブなども、感染のリスクがあるものです。そのため、患者さまごとに必要な清拭や消毒を行い、清潔な診療環境を整えることが大切です。

治療に使う水とそこから生じる飛沫への配慮

治療に使う水とそこから生じる飛沫への配慮

歯科医院で使用する水というと、診療台で口をゆすぐための水を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし実際には、むし歯治療などで歯を削るタービンや、歯石を除去する超音波スケーラーからも水が出ており、これらの水は治療中に患者さまの口腔内へ直接触れます。

また、歯科用ユニットの内部には、水を各器具へ届けるための給水管があります。給水管は細く、内部まで日常的に確認することが難しい構造であるため、中を通る水そのものを清潔に保つ必要があるのです。

また、タービンや超音波スケーラーから出る水は、処置中に唾液などと混ざり、細かな飛沫として周囲に飛散することがあります。そのため、水の衛生管理や飛沫への配慮は、治療を受ける患者さまだけでなく、処置を行う歯科医師や歯科衛生士などスタッフの感染予防を考えるうえでも重要です。

ただし、水の衛生管理だけで歯科医院の感染対策が完結するわけではありません。使用した器具の適切な洗浄・消毒・滅菌、診療台まわりの清拭、手指衛生、飛沫への対策などと組み合わせ、総合的に衛生環境を整えることが大切です。

「エピオス」とはどのようなシステム?

「エピオス」とはどのようなシステム?

エピオス(エピオスエコシステム)は、歯科ユニット内を流れる水や、タービン・超音波スケーラーなどの治療機器から出る水の衛生状態を保つために開発されたシステムです。説明してきた通り、歯科診療ではさまざまな処置で水を使用します。

そのため、治療器具だけでなく水の衛生管理も感染対策を考えるうえで大切な要素となります。

エピオスエコシステムでは、水と塩を電気分解することで生成される機能水「弱アルカリ性電解次亜水」を使用します。この水を歯科ユニットへ供給することで、ユニット内部の給水環境を含め、治療に使用する水の衛生状態を維持します。

歯科医療の現場では、エピオスエコシステムは治療水の衛生管理を目的とした設備の一つとして活用されています。

当院が院内循環水のエピオスを導入する理由

当院が院内循環水のエピオスを導入する理由

当院では、地域の皆様に安心して通っていただける歯科医院であるために、日々の診療環境づくりを大切にしています。

お伝えしてきた通り、歯科治療では多くの場面で水が使われます。だからこそ、器具の滅菌や院内清掃だけでなく、患者様のお口に入る治療水の衛生管理にも気を配らなければなりません。院内循環水や治療水へのエピオスエコシステム導入も、その取り組みのひとつです。

患者様のお口に入るものだからこそ、治療水の衛生管理にも気を配り、清潔な環境で診療を受けていただけるよう努めています。

患者さまが直接確認しにくい部分だからこそ、日頃から衛生管理に取り組んでいるのです。

器具の滅菌・院内清掃とあわせた総合的な感染対策

器具の滅菌・院内清掃とあわせた総合的な感染対策

歯科医院の感染対策では、水の衛生管理に加えて、治療器具の適切な処理や院内清掃、スタッフの手指衛生などを組み合わせることが重要です。一つの対策だけに頼るのではなく、感染につながる可能性のある経路を考え、それぞれに応じた対策を積み重ねる必要があります。

患者さまのお口に触れる治療器具については、器具の種類や用途に応じて適切に洗浄・消毒・滅菌などを行います。特に滅菌が必要な器具では、付着した汚れを十分に除去したうえで、適切な方法によって処理することが大切です。

また、使い捨てすべきものは患者さまごとに交換するなど、器具の特性に合わせた管理も欠かせません。

診療室では、診療台やライトの取っ手をはじめ、治療中に触れる場所にも配慮します。治療によって生じた飛沫などが周辺に付着する可能性を考え、必要に応じて清拭や消毒を行い、次の患者さまを迎えるための環境を整えます。

スタッフが適切に手指衛生を行い、マスクや手袋などを使用することも基本的な感染対策です。

まとめ

歯科医院のイメージ

歯科医院の感染対策では、治療器具の洗浄・消毒・滅菌や診療台周辺の清掃、スタッフの手指衛生、飛沫への配慮など、さまざまな取り組みを組み合わせることが大切です。さらに、歯科治療では多くの場面で水を使用するため、治療に使われる水や給水環境にも目を向ける必要があります。

当院では、こうした考えから院内循環水の衛生管理にエピオスを導入しています。ただし、エピオスだけに感染対策を頼るのではなく、器具の滅菌や院内清掃などの基本的な衛生管理と組み合わせ、総合的な感染対策を行っていくことが大切です。

患者さまからは見えにくい部分についても日々適切な管理を続け、安心して治療を受けていただける清潔な診療環境づくりに取り組んでいます。

口内のトラブルについてお悩みがある方は、島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

当院では入れ歯や矯正治療、小児矯正など、さまざまな診療を行っています。当院のホームページはこちら予約・お問い合わせも受け付けております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

山根 一聰 院長

■この記事の監修者

山根 一聰 院長

経歴
  • 平成3年 九州大学歯学部卒業
  • 平成8年 歯学博士取得
  • 平成15年7月 かずあき歯科クリニック 院長
  • 平成22年7月 医療法人社団ななづきオフィス 理事長
修了研修・学会等
  • 日本口腔外科学会
  • 日本口腔インプラント学会
  • 福岡TIP-EDGE研究会
  • BPS(入れ歯)認定医

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