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歯科助手になるための資格の必要性について解説!

2024年3月9日
歯科助手の資格イメージ

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯科医院で働く職業の一つに「歯科助手」があります。医療職であり、専門的スキルが身に付くため、人気の職種です。

今回は、歯科助手になるために資格は必要なのか解説します。取得するとよい資格や仕事内容についても解説しますので、歯科助手の仕事に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

歯科助手になるために資格は必要?

歯科助手の資格勉強をする女性

歯科助手になるために資格は必要ありません。資格を持っていなくても、希望すれば誰でも歯科助手として働くことができます。

ただし、民間団体が認定する歯科助手の資格を持っている場合や、検定試験に合格している場合には、歯科助手の能力を客観的に証明することができ、面接を受けるときのアピールポイントになるでしょう。

また実際、歯科助手の仕事は専門的で覚えることがたくさんあります。勉強をして、資格を取得すると仕事をしていく上で役に立つでしょう。

以下に関連する資格をご紹介します。

歯科助手資格

公益社団法人日本歯科医師会が認定している資格です。

歯科医療をスムーズに行うために、歯科助手の育成とスキルアップを目的としています。試験を受けるのではなく、実際の講習などを通じて認定される資格です。

資格には甲種と乙種があり、乙種は診療の仕事を主とする乙種第一と、事務の仕事を主とする乙種第二に分かれています。受講したい場合には、地域の都道府県歯科医師会に確認しましょう。

医療事務管理士(歯科)

技能認定振興協会(JSMA)が認定する資格です。

歯科医院における患者さんへの対応やレセプト作成、カルテの管理といった歯科助手に必要な医療事務スキルを持っているかどうかが審査されます。試験を受ける制度になっており、年齢や学歴に関わらず、誰でも試験を受けることができます。

歯科助手検定試験

医療福祉教育復興グループの日本歯科助手検定協会によって運営されている検定試験です。

1級〜3級まで3種類の検定試験があります。受験資格は特になく、誰でも受験することが可能です。

歯科医療事務検定

全国医療技能検定協議会が運営する検定試験です。

受付業務やカルテ管理業務、レセプトの作成、点検業務といった歯科医院における歯科医療事務業務のほか、歯科医師・歯科衛生士のサポート業務を円滑に行うスキルを持っているかが問われます。

歯科助手の仕事内容とは?

歯科助手の女性

歯科助手の仕事は多岐に渡ります。

歯科助手の仕事内容は、主に以下の4つです。

・受付業務
・診療介助
・器具・備品の管理
・事務業務

それぞれどのような仕事内容なのか、詳しく解説します。

受付業務

受付業務には保険証・診察券の確認や治療費の会計、電話応対、予約管理などがあります。患者さんが来院したら保険証や診察券の確認を行い、治療が終わったらお会計と次の予約をとるところまで行います。

お会計は、一般の販売業と比較して項目が少ない分複雑ではありませんが、歯科治療では自費の高額の支払いが発生することもあるため、正確かつ丁寧に行うことが大切です。

また、予約をとる際は、治療内容に応じて期間を空ける場合や、早めにとる場合があるため、歯科医師や歯科衛生士との連携も必要になります。

電話応対では、患者さんからの予約の電話のほか、予約変更の電話、業者からの電話の応対を行います。

診療介助

歯科助手は、患者さんのお口の中に触れる行為はできません。法律で決まっています。

しかし、診療の介助は行うことができます。治療に必要な器具・器材を用意する・診療中に歯科医師が必要な器具を適切なタイミングで渡す・口腔内を照らすライトの向きを調整するなどの介助を行います。

必要に応じて口腔内の水分をバキュームという装置で吸い込み、歯科医師が治療をスムーズに行えるように補助をします。そのため、器具の名前や治療の手順などを覚える必要があるのです。

器具・備品の管理

診療に使った器具を専用の機械を使って洗い、消毒・滅菌を行います。器具によって消毒や滅菌方法が異なるため、正しい処理を覚える必要があります。

歯科医院は清潔であることはもちろん、院内感染の防止が非常に大切です。消毒・滅菌のやり方を間違えると、感染を起こす可能性があります。

また、歯科治療で使う備品の在庫のチェックを行い、必要に応じて注文をします。

事務業務

カルテの管理や健康保険組合への請求を行うレセプトの業務、備品の発注、各種支払いなどを行います。歯科医院では数多くの事務作業があり、どこまで歯科助手が行うのかは、歯科医院によって異なります。

歯科助手の勤務先とは?

歯科医院の外観イメージ

歯科助手の勤務先は主に歯科医院です。歯科医院は全国に約7万件あると言われており、1つの医院につき1人以上の常勤の歯科助手が働いています。

パートやアルバイトの募集を行なっている歯科医院も多く、小さなお子さんがいる方や短時間の勤務を希望する方でも仕事がしやすくなっています。

また、歯科医院の中には、訪問歯科診療を行うところも増えています。患者さんの自宅や施設に出向き、そこで歯科診療を行います。訪問歯科診療でも、診療介助で歯科助手が同行することがあります。

歯科助手に向いている方とは?

歯科助手の女性

では、歯科助手にはどのような方が向いているのでしょうか。

歯科助手に向いている方は、以下のとおりです。

清潔感がある方

歯科助手は医療職なので、清潔が第一です。院内を清潔に保つことも重要ですが、スタッフの清潔感も大切です。

服装や身だしなみにも気を付ける必要があります。例えば、ネイルや派手な化粧、香水はNGであることが多いです。仕事中もおしゃれを楽しみたいという方は残念ながら向いていないでしょう。

人の役に立ちたい方

歯科医院の仕事は、患者さんのお口の悩みに応え、寄り添う仕事です。感謝をされることも多いでしょう。人の役に立ちたいと思う方や困っている方の助けになりたいと思う方に向いている仕事です。やりがいを感じることもできるでしょう。

勉強熱心な方

歯科助手の仕事は、特に診療の介助において覚えることが非常に多いです。一通りの治療の流れを理解していないと、十分に診療の介助ができません。

最初は時間外にも勉強しないと間に合わないほどでしょう。そういった努力ができる方は、歯科助手に向いています。新しい知識が増えることにやりがいを感じる方にも向いているでしょう。

歯科治療に積極的に関われる方

歯科治療では、患者さんのお口の中を常に見ることになります。歯科助手は、患者さんのお口の中に触れることはできませんが、器具の受け渡しや介助でお口の中を目にします。

人によっては炎症を起こしている場合や出血している場合もあります。抜歯の外科手術を目にすることもあるでしょう。そういった医療行為をする現場に、積極的に関われる方が向いています。

丁寧かつ正確に仕事をこなせる方

歯科医療は命に関わることは少ないですが、患者さんの身体を預かることには変わりありません。医療機関として、丁寧であることや正確であることが非常に大切です。

そのため、一つひとつの仕事を丁寧かつ正確にこなせる方が向いていると言えるでしょう。

まとめ

歯科助手のメンバー

今回は、歯科助手になるために資格は必要なのか解説しました。

歯科助手になるために資格は必要ありません。

ただし、仕事の内容は多岐に渡り、覚えることもたくさんあります。また、医療従事者として歯科医師や歯科衛生士と連携して業務をこなしていく必要があるのです。

歯科助手は大変な仕事ですが、その分やりがいもあります。患者さん一人ひとりと向き合って仕事をすることで、感謝されることも多いでしょう。

最初は不安そうに来院していた患者さんも、治療が進むにつれて良くなっていき、笑顔で治療を終えると嬉しくなるものです。

現在、当院では歯科助手を募集しています。一生ものの知識が身に付く歯科助手の仕事を始めてみませんか。

歯科助手の仕事に興味のある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

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