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銀歯が原因で金属アレルギーを発症することはあるのか解説!

2024年4月27日
銀歯

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

銀歯が原因で金属アレルギーになると聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。虫歯などで歯を削った際は、削った部分の機能性や審美性を保つために歯を補う治療が必要になります。

身体に安全な物を入れたいと考えている場合、銀歯を選択して問題ないのか疑問に思うかもしれません。

本記事では。銀歯が原因で金属アレルギーを発症するのかについて解説します。金属アレルギーの症状や金属アレルギーのリスクが少ない詰め物・被せ物もご紹介するので、銀歯と金属アレルギーの関係を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

銀歯が原因で金属アレルギーを発症することはある?

銀歯

結論から述べると、銀歯が原因で金属アレルギーになる方はいます。アレルギーは体内に入った物質に対して抗体をつくる身体の反応で、アレルギーの原因となる物質はアレルゲンと呼ばれています。

金属アレルギーは、金属が水分に触れて溶け出た際に発生する金属イオンと、体内のタンパク質が結び付くとできるアレルゲンに対して、身体が免疫反応を起こしている状態です。ニッケルやコバルト、クロムなどは金属アレルギーの原因になりやすいといわれています。

金属アレルギーと聞くとアクセサリーやベルトなど、身体の表面に付けるものが原因になると考える方が多いでしょう。

しかし、銀歯も金属なので、唾液に触れることで金属の成分が溶け出して金属イオンとなり、体内に吸収されます。アレルギーはアレルゲンが体内に蓄積されて発症するため、銀歯の治療を終えた数年後にアレルギー反応が出る方も少なくありません。

保険治療で使われる銀歯は、経年劣化しやすく金属が溶け出しやすいため金属アレルギーになるリスクが高いとされています。

金属アレルギーの症状

金属アレルギーの症状が出た人

金属アレルギーと聞くと、金属が触れた部分の肌が赤くなったり、かゆくなったり、湿疹ができたりする症状が現れると想像する方が多いでしょう。

しかし、金属アレルギーは肌や粘膜など、金属が触れている部分だけに症状が出るわけではありません。銀歯が原因で金属アレルギーの症状が出るケースでは、口の中だけでなく全身にアレルギー反応が出ることがあります。

ここでは、銀歯が原因で起こる金属アレルギーの症状をご紹介します。

口の中に現れる症状

口の中に現れる症状は、以下のとおりです。

・歯茎が赤く炎症する
・口内炎
・舌炎
・口角炎
・味覚異常
・口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)

口の中に金属アレルギーの症状が現れると、歯茎や頬の粘膜、舌や唇などに炎症が生じます。口内炎ができやすくなった、舌がピリピリする、口角が切れるなどの口の中のトラブルが頻繁に起こっている場合は、金属アレルギーの可能性があるでしょう。

銀歯を入れてから数年後に症状として現れる場合も少なくないため、金属アレルギーの発見が遅れる傾向にあります。口の中に炎症が頻繁に出る場合や一向に改善されない場合は、早めに歯科医院を受診して確認してもらいましょう。

身体に現れる症状

銀歯が原因の金属アレルギーでも、口の中だけでなく身体にアレルギー症状が出るケースがあります。銀歯が原因で身体に現れる金属アレルギーの症状は、以下のとおりです。

・じんましん・湿疹
・皮膚炎
・掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
・疲労感

唾液によって銀歯から溶け出した金属イオンが体内に吸収されてアレルゲンとなると、全身にアレルギー症状が現れる場合があります。掌蹠膿疱症とは、手や足の裏に膿を含んだ白い水疱が繰り返しできる疾患です。

上記のようなさまざまな症状の原因が、アレルギー検査をすると口の中の銀歯であると判明するケースも少なからずあります。症状がなかなか引かない場合は、医療機関を受診してアレルギーの原因が何か突き止める必要があるでしょう。

金属アレルギーを発症しにくい詰め物・被せ物はある?

金属アレルギーが発症しにくいジルコニア

金属アレルギーの症状が出た場合や金属アレルギーのリスクを回避したい場合は、どのような詰め物や被せ物を選択する必要があるのでしょうか。金属アレルギーの方や金属アレルギーが心配な方は、金属を使用していない素材を選択するべきでしょう。

以下に、金属アレルギーでも安心して治療できる詰め物・被せ物をご紹介します。

保険適用の治療法

保険適用される、金属を使用しない治療補は以下の2つが挙げられます。

・コンポジットレジン
・CAD / CAM

それぞれ解説します。

コンポジットレジン

コンポジットレジンは、歯科用のプラスチックを使用した詰め物です。保険適用の治療法なので安価に治療することができます。

金属を使用しないため金属アレルギーの心配はありませんが、プラスチックなので経年劣化によって変色しやすいデメリットがあります。金属やセラミックと比較して耐久性が劣り、欠けたり割れたりするリスクが高いため、小さな虫歯に使用するケースが多いです。

CAD / CAM

CAD / CAMは、セラミックと歯科用のプラスチックを使用した詰め物・被せ物です。条件を満たせば保険が適用されるので、安価に治療を受けられるでしょう。

白い歯にはなりますが、セラミックにプラスチックを混ぜているため、天然歯のもつ透明感や艶感を再現することが難しいとされています。また、経年劣化による変色がみられるため、審美性を気にされる方には適していないかもしれません。

保険適用外の治療

保険適用外の金属を使用しない治療法は、以下の3つが挙げられます。費用は高額になりますが、保険治療と比較して審美性や機能性が高く寿命が長い傾向があります。

・オールセラミック
・e-max
・ジルコニア

それぞれ解説します。

オールセラミック

オールセラミックは、セラミックを100%使用した詰め物や被せ物です。天然歯のもつ透明感を忠実に再現できるため、セラミック治療のなかでもっとも審美性が高い治療法です。そのため、審美性が求められる前歯の治療で使われるケースが多いです。

オールセラミックは表面が滑らかで艶があるため、汚れがつきにくい特徴があります。虫歯の再発リスクを軽減でき経年劣化が少ないため、透明感のある美しい状態を保つことが可能です。

ただし、セラミックは強い衝撃を受けると割れることがあるため、力のかかる奥歯の治療には向いていません。

e-max

e-maxは、ニケイ酸リチウムと呼ばれるガラスセラミックを使用した詰め物・被せ物を指します。金属を使用していないため、金属アレルギーのリスクはありません。

ガラスを使用しているため、天然歯の透明感や色調を再現することが可能です。オールセラミックには劣りますが、他のセラミック治療と比較して審美性に優れた治療法といえます。

強度が天然歯と変わりないので、擦り減りや噛み合う天然歯に加わるダメージが少ない点がメリットです。

ただし、衝撃に弱く破損しやすいデメリットがあります。e-maxは、耐久性が必要な奥歯の治療よりも、審美性が求められる前歯の治療に使用される傾向があります。

ジルコニア

ジルコニアは、素材に二酸化ジルコニウムを使用してつくる詰め物・被せ物です。人工ダイヤモンドと例えられるほどの強度と耐久性に優れた素材です。

金属を使用していないので、金属アレルギーの方でも安心して使用することができるでしょう。ジルコニアは強度があるため、噛み合わせが強い奥歯の治療にも使用できます。

ただし、噛み合う天然歯がダメージを受けてしまうリスクがあります。ジルコニアが割れたり欠けたりするリスクは少ないですが、天然歯よりも硬いので噛み合わせが強い方や歯ぎしり・食いしばりの習慣がある方は注意が必要でしょう。

天然歯特有の透明感や色調の再現性は、他のセラミックと比較して劣ります。

まとめ

銀歯

銀歯が原因で金属アレルギーになる可能性はあります。銀歯が唾液と触れると金属が溶け出し、溶け出した金属が身体に吸収されることでアレルゲンとなり、金属アレルギーの症状が現れます。

口の中だけでなく身体の一部に症状が出るケースもあるので、発見が遅くなるケースも少なくありません。金属アレルギーが心配な方や金属アレルギーの症状がある方には、金属を使用しない素材を選択しましょう。

さまざまな種類があるため、予算やご自身の口の中の環境に合わせて、歯科医師と相談したうえで選択するといいでしょう。

銀歯や金属アレルギーについてお悩みがある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

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