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インビザラインで出っ歯は治せる?治療法や期間、費用を詳しく解説!

2023年7月6日
インビザラインを両手に持って笑う女性

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

インビザラインは、マウスピース矯正に分類される歯列矯正方法の一つです。取り外し可能なマウスピースを装着して、数週間ごとにマウスピースを交換し歯を移動させます。「インビザラインで出っ歯は治せる?」「インビザラインは高い?」などの疑問をもつ方もいるでしょう。

今回は、インビザラインにおける出っ歯の治療法や治療にかかる期間、費用などを解説します。

出っ歯の原因

出っ歯の人のくち

出っ歯は、見た目にコンプレックスを与えるだけでなく、口が閉じられないことで口呼吸になるなどのリスクもあります。

口があいた状態が長く続くと、口の中が乾燥し、免疫力が低下します。唾液の分泌量が減ると細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病、インフルエンザなどの感染症になる可能性も高まるでしょう。

出っ歯は遺伝によって生じることが多いです。幼少期の口まわりの悪い癖により引き起こされる場合もあるでしょう。

出っ歯になる主な原因は、以下のとおりです。

・骨格

・舌の癖や指しゃぶり

・前歯の大きさ

それぞれ詳しく解説します。

骨格

上の顎と下の顎のバランスが悪いことで出っ歯になっている場合は、遺伝的な影響を受けていることが多いです。上の顎が成長しすぎている場合や下の顎の成長が十分でない場合、出っ歯になります。

舌の癖や指しゃぶり

出っ歯は幼少期の口まわりの悪い癖によって、後天的に引き起こされることがあります。出っ歯の原因となる幼少期の口まわりの主な癖は、以下のとおりです。

・指しゃぶりをする

・前歯を舌で押す

・爪を噛む

・下の唇をかむ

・口呼吸をする

指しゃぶりや前歯を舌で押す癖は、前歯を前方に押し出します。前方に押し出す力が長期的に加わることで、前歯が傾き、出っ歯になるのです。また、口呼吸をしていると常に口があいている状態になるため、口まわりの筋肉が衰え、出っ歯の原因になります。

上記の癖が4歳以上になっても続いている場合は、出っ歯になるリスクを高めるでしょう。

前歯の大きさ

顎の大きさに対して前歯が大きいことも、出っ歯の原因になります。

出っ歯に限らず、歯がきれいに並ぶスペースが足りないことで歯並びが乱れることが多いです。前歯が大きいことできれいに並ぶスペースが足りない場合、傾いて生えて出っ歯になることがあるでしょう。

インビザラインで治せる出っ歯・治せない出っ歯

男性患者にインビザラインを見せる女性歯科医師

インビザラインで出っ歯を治すことは可能です。

しかし、インビザラインだけでは治療をするのが難しい出っ歯の症例も存在するため注意してください。インビザラインで治せる出っ歯は、歯が傾いていることが原因の出っ歯や軽度な症例です。インビザラインで治せない出っ歯は、重度な骨格のずれが原因の出っ歯です。

以下、詳しく解説します。

インビザラインで治せる出っ歯の症例

インビザラインで治せるといわれている症例は、歯の傾きが原因の出っ歯です。例えば、上の前歯が前に傾いて生えている、下の歯が内側に傾いて生えているなどの症例があげられます。

歯が傾く原因の一つに、幼少期の指しゃぶりや舌で歯を押す癖があります。口まわりの悪い癖で傾いた出っ歯を治す方法の一つとして、インビザラインは効果的といえるでしょう。

インビザラインで治せない出っ歯の症例

インビザラインで治せないのは、骨格のずれが原因の出っ歯です。上の顎が極度に前に出ている場合や下の顎が極度に内側にある場合などがあげられます。

インビザラインは、生まれつきの骨格を変化させることはできません。顎の骨格が原因で出っ歯に見える症例は、インビザラインでは治療できないのです。顎が大きく成長したことが原因の出っ歯は、歯を移動させただけでは口元にあまり変化が見られない場合も多く、外科手術を行って顎の位置を治すケースもあるでしょう。

インビザラインで出っ歯を治す方法

緑の背景の前でスマホを持って考える女性

インビザラインでは、40〜50枚のマウスピースを使って歯列を変化させます。1枚のマウスピースで0.25mm程度歯を動かすことができ、数週間ごとに新しいマウスピースに交換することで、歯を理想の位置まで移動させます。

装着した際は多少の光沢感はありますが、マウスピースの厚みは0.5mm程度なので、ワイヤー矯正ほど目立たず、周囲に矯正していることが気づかれにくいことが特徴です。

作製されるマウスピースは1枚1枚わずかに形に違いがあります。現状の歯並びと少しずれたマウスピースを装着することで、歯に圧力がかかり、歯の位置を移動させるのです。

インビザラインで出っ歯を治す主な方法は、以下の2つです。どのような方法で出っ歯を治療するのかは、患者様の歯並びの状態や抜歯が可能な歯があるかなどを考慮して、歯科医師が判断します。

・奥歯から順番に後方へ移動させる

・永久歯を抜歯して前歯を引っ込める

それぞれ詳しく解説します。

奥歯から順番に後方へ移動させる

一番奥の歯から少しずつ歯を後方へ移動させ、前方にすき間を作って出っ歯を治す方法です。奥歯に十分なすき間があれば行えます。

十分なすき間がない場合は、歯と歯の間を少しずつ削る、抜歯をするなどでスペースを作らなければいけません。重度な出っ歯の場合は抜歯を必要とするケースが多いです。

永久歯を抜歯して前歯を引っ込める

前から4番目の永久歯を抜歯して、出っ歯を治す方法があります。

4番目の歯は、食べ物の咀嚼にあまり関与していないため、永久歯を抜歯する際の第一候補にあげられることが多いです。前歯と奥歯の中間にあるため、出っ歯を治すために歯を移動させる距離が少ないメリットがあります。

インビザラインで出っ歯を治すためにかかる期間

たくさんのピンが刺された白いカレンダー

1日でも早く、きれいな歯並びになりたいと感じる人は多いでしょう。インビザライン矯正で出っ歯を治すためにかかる期間と治療を長引かせないために気を付けたいポイントを解説します。

出っ歯の治療期間

治療にかかる期間は、もともとの歯並びによって異なります。奥歯を含む歯全体に矯正装置をつける全体矯正にするのか、前から見える目立つ部分だけを治療する部分矯正にするのかによっても、治療期間は大きく変わるでしょう。

歯を並べるための十分なスペースがない場合は、抜歯をするケースもあります。抜歯であいたスペースを埋めるために歯の移動距離が長くなるので、治療期間も長くなることが多いです。

インビザラインの一般的な治療期間は、以下のとおりです。

<治療期間の目安>

治療の種類 治療期間の目安
全体矯正 1〜3年程度
部分矯正 6か月〜1年程度

平均的な治療期間は1〜3年程度といわれています。もともとの歯並びの状態や歯の動き方には個人差があるので、あくまでも目安として参考にしてください。

治療を長引かせないためにできること

歯が動くスピードを速くすることはできませんが、治療期間を長引かせないために患者様自身でできることはあります。

・装着時間を守る

・マウスピースの紛失や破損に気をつける

・口内を清潔に保つ

インビザラインでは、1日20〜22時間マウスピースを装着することが推奨されています。外している時間が長ければ長いほど歯が計画どおりに動かず、治療期間が延びるでしょう。食事と歯磨きのとき以外は、できる限り装着してください。

マウスピースを紛失・破損した場合は、作り直す必要があります。マウスピースが完成するまでの間に歯がもとの位置に戻る場合があり、治療計画が崩れることにつながるでしょう。マウスピースを外した際は専用のケースに保管し、丁寧に扱いましょう。

インビザラインの治療中に虫歯ができると、虫歯治療を優先するためにインビザライン治療を中断する場合が多いです。虫歯治療を行う分、インビザラインの治療期間が延びることが考えられます。セルフケアを怠らず、口内を常に清潔に保ちましょう。

インビザラインで出っ歯を治すための費用

机に置かれた茶色い手帳と白い電卓

インビザラインは自由診療となるため、歯科医院ごとに費用が異なります。全体矯正か部分矯正かによっても費用に差が出るでしょう。

一般的なインビザラインの費用の相場は、以下のとおりです。

<インビザラインの費用相場>

治療の種類 費用の目安
全体矯正 800,000〜1,300,000円程度
部分矯正 400,000〜500,000円程度

全体矯正よりも部分矯正のほうが安いことがわかります。

なるべく費用を抑えたいと考えている方は、部分矯正を選択するとよいかもしれません。部分矯正で治療が可能かは、歯科医師に判断してもらう必要があります。気になる方は、一度歯科医院を受診するとよいでしょう。

まとめ

インビザラインを歯に装着する女性の口元

インビザラインには、治せる出っ歯と治せない出っ歯があります。インビザラインは歯の傾きを治すことを得意としているので、比較的軽度な症例に向いています。インビザラインで改善できる歯並びかどうかは、歯科医師に判断してもらう必要があるでしょう。インビザラインで出っ歯を治したい方は、歯科医師に相談しましょう。

出っ歯についてお悩みがある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

インビザラインで受け口(しゃくれ)は治せる?治療法についてわかりやすく解説!

2022年12月14日
顎元に手を置いている女性

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

受け口の方は見た目や発音などで悩みを抱えることが多いです。歯列矯正を行うことで受け口は改善されるので、治療をするか考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はマウスピースを使った矯正方法のひとつであるインビザラインも受け口の治療が対象になっています。

今回は、受け口の原因からインビザラインを使った治療方法まで解説していきますので、治療を始める前にぜひ参考にしてみてください。

受け口(しゃくれ)とは?

歯の模型を使って説明している医師

受け口とは、反対咬合や下顎前突とも呼ばれる不正咬合のひとつで「しゃくれ」という言葉でも馴染みがあるかと思います。下の歯が上の歯に重なっている状態が正常な噛み合わせですが、受け口の場合はその逆で、下の歯が上の歯に重なっている状態です。

受け口の方は見た目を気にされて矯正治療を検討される場合が多いですが、実際は見た目以外に機能的にもリスクになることがあり、治療したほうが日常生活がより快適になります。

受け口(しゃくれ)になる原因

白いシャツを着た人が虫眼鏡で歯の模型を見ている

主な原因は遺伝といわれていますが、家族に受け口の方がいない場合でも発症することがあります。受け口になる原因は2つのタイプに分かれていて、それぞれのタイプによって治療開始の時期や治療法が変わってきます。そのため、どちらのタイプに当てはまる症例なのかを見極めることが大切です。受け口の2つの原因と、受け口と密接な関係のある癖について解説していきます。

歯が原因のタイプ

歯が生えてきた時に、上の歯と下の歯の噛み合わせが逆になってしまったような場合がこちらのタイプで、歯槽性の受け口といいます。乳歯列の場合は、永久歯に生え変わる段階で解消されることもあるため様子を見ることがほとんどですが、すでに永久歯に生え変わっている状態で受け口の場合は矯正治療の対象です。

顎の骨が原因のタイプ

下顎の骨が通常よりも成長することが原因による場合はこちらのタイプで、骨格性の受け口といいます。家族に受け口の人がいる場合も遺伝する可能性があり、歯が原因のタイプに比べて治療が難しいことが多いです。

受け口に関連のあるお口の癖

大人でも子どもでも、歯や顎に力がかかり続けることで歯並びに影響を与えてしまうことがあります。受け口に関連のある癖をいくつかご紹介します。

口呼吸

口呼吸は舌の位置が下がって気道が狭くなります。気道を確保するために下顎を突き出すようになり、受け口の原因になるのです。

下顎を前に出す癖

無意識に下顎を前に出す癖がある方がいますが、継続すると筋肉が発達して受け口になりやすくなります。これらの癖はご自身で意識することで改善させることもできますので、心当たりのある方はなるべく癖を出さないようにしていきましょう。

受け口(しゃくれ)を放置することによるリスク

赤いRISKの文字が置かれている

受け口を放置することで起こる可能性のあるリスクは、以下の5つです。

噛む機能が悪くなる

受け口は本来の噛み合わせと逆のため、噛むときに無理な力がかかりやすいです。そのような噛み方を長く継続してしまうと奥歯ばかりが負担になり、将来的に抜歯が必要になってしまうこともあります。また、食事がしにくく、きちんと噛みきれないことが消化不良にも繋がってしまいます。

発音が悪くなる

受け口の方は、上下の歯の間に隙間があるせいで息が漏れてしまい、発音しづらいことがあります。特に歯と舌先が触れるサ行やタ行、また英語も発音しづらいです。

受け口がより目立つようになってくる

思春期の時期にあたる成長期には下顎が顕著に成長します。受け口がもともとある場合は、下顎の成長とともに受け口が目立ちやすくなってしまいます。見た目が気になるだけでなく、重度の受け口の場合は一般的な矯正治療では治療が難しく、外科処置が必要になるケースもあります。

顎関節症になる可能性がある

受け口は噛みにくいため、顎の関節に力がかかり負担になって、顎関節症になりやすいです。顎関節症になってしまうと口を大きく開けられなかったり、咀嚼時に痛みを感じる症状が出てきてしまいます。

気持ちが塞ぎがちになってしまう

口元は顔の印象を決める大事なパーツです。受け口は審美性を損ねるため、周りからどのように見られているのかを気にしたり、自信を持って笑えなかったりといったコンプレックスを抱えた状態で気持ちが塞ぎがちになりやすいです。

上記に挙げた以外にも、お口が乾燥しやすく虫歯や歯周病のリスクが高くなったり、頭の重心がずれることで姿勢が悪くなるといったリスクもあります。

インビザラインで受け口(しゃくれ)は治せるの?

薄オレンジの背景前で悩んでいる女性

インビザラインで受け口の治療は可能です。

ただし、一概に全ての受け口が治療できるわけではなく、受け口の原因が歯槽性のケースはインビザラインで治療できることがあります。骨格性の受け口の場合は、下顎の骨を切除して後方へ移動させる大掛かりな外科手術が必要になってくることもありますので、まずは歯科医師と相談し、ご自身がどのタイプの受け口なのかを把握してから治療法を検討するのが良いでしょう。

インビザラインで受け口(しゃくれ)を治す方法

黄色い背景の前に手のひらに置かれたマウスピース

インビザラインでの矯正治療は歯列全体に力をかけることを得意としています。下顎に歯を移動させることのできるスペースがある場合は、マウスピースを使用することで前に出ている歯列を後退させ、受け口を改善することができます。軽度の受け口の場合は抜歯をせずに歯を動かすことができますが、下顎に十分なスペースがない場合は抜歯が必要になることもあります。

インビザラインでの矯正で歯の動く距離は1枚のマウスピースでわずか0.25mmで、10日〜2週間ごとにマウスピースを交換していき、徐々に歯を移動させていくのです。抜歯をした場合は移動距離が増えるため、インビザラインのみの治療だと時間がかかりすぎてしまうこともあります。そのため、ワイヤー矯正と組み合わせた治療を行うこともあります。

インビザラインで受け口を治療するメリット

インビザラインは、治療を開始する前に型取りやお口の中を専用のスキャナーでスキャンして、どのように治療が進んでいくのかをシミュレーションすることができます。治療後のイメージが湧きにくい場合も事前にシミュレーションを見ることができるので、インビザラインでの受け口の治療に不安を感じている方も安心です。

また、インビザラインの治療は1日の中で20〜22時間の装着義務がありますが、マウスピースを使用するだけというシンプルな方法のため、患者さんのストレス軽減にもつながります。マウスピースは透明で、矯正していることが周りの人に気付かれにくく、取り外しが可能なため、ワイヤー矯正に比べると歯磨きがしやすいこともポイントです。

インビザラインで受け口を治療するデメリット

インビザラインは、使用時間を守らないときちんと歯が移動してくれません。そのため、1日20〜22時間の装着を守らなければいけないことや、マウスピースのお手入れを毎日する必要があることがデメリットと感じる方もいらっしゃるでしょう。

また、全ての受け口の方がインビザラインで治療できるわけではなく、軽度の受け口の方のみが適応のため、インビザラインでの治療を望んでもできないこともあります。

まとめ

両頬に指を当てている笑顔の女性

受け口は歯槽性のものと骨格性のものがあり、それぞれ原因と治療法が異なります。受け口は噛み合わせに関しても見た目に関しても気にされる方が多く、それぞれの状態によって治療方針も変わってきます。インビザラインで治療できる受け口の症例は限られてしまいますが、今回の記事の内容で受け口についてより深く理解し、治療を始める際の参考にしてみてください。

インビザラインを検討している方や疑問がある方は、島根県の歯医者「かずあきデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。