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インビザライン治療の通院頻度はどれくらい?通院時に行うことも解説

2023年9月18日
インビザラインをはめようとしている女性

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯列矯正を始めると「どのぐらいのペースで通院が必要なのだろうか」「毎回歯科クリニックではどのようなことを行うのだろうか」と、疑問に思う方も多いでしょう。通院の頻度によっては、なかなか矯正治療に挑戦しにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、歯列矯正の種類の中でも、比較的通院頻度が高くないとされている治療方法のひとつである「インビザライン」についてご紹介します。インビザライン矯正の通院の頻度や通院が難しいときの対応方法などについて解説します。

インビザラインとは

マウスピースを手に持っている

まず、インビザラインの特徴や費用などを解説します。

インビザラインの特徴

インビザラインとは、マウスピース矯正のひとつです。マウスピース型の矯正装置はさまざまなメーカーから販売されており、アメリカのアライン・テクノロジー社によって発売されたものを「インビザライン」とよびます。

インビザラインは取り外し可能なマウスピースを使った矯正方法で、1日20~22時間以上の装着が求められ、2週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら歯を動かしていきます。

一般的なマウスピース矯正との違い

インビザラインはほかのマウスピース矯正と異なり、デジタル技術を使用し、治療を進めます。デジタル技術を用いることで、一度型取りしたデータから、治療中に歯が動く様子や治療完了までの歯並びのイメージを見ることが可能です。また、最初に1回型取りするだけで、全てのマウスピースを作製できるため、何度も型取りする必要がありません。

デジタル技術を用いないほかのマウスピース矯正では、歯の将来的な動きや治療が完了したときの歯並びのイメージを予測することはできません。さらに、1つのマウスピースを使って歯を動かしたら、その度に次のマウスピースの型取りが必要です。

このように、インビザラインでは、型取りの負担を減らすことや歯列矯正によってどのように歯並びが変化するのかイメージできるといった嬉しいメリットが期待できるのです。

インビザラインの費用と治療期間について

インビザライン矯正にかかる費用は、部分矯正では30~40万円程度、全体矯正では70~100万円程度が一般的です。

治療期間については、もとの歯並びの状態などによって個人差がありますが、一般的に半年〜2年程度が多いといわれています。

インビザライン治療の通院頻度はどれくらい?

クエスチョンマーク

次に、インビザライン治療の通院頻度について、ほかの治療方法と通院頻度を比較しながら解説します。

インビザラインの一般的な通院頻度は2か月に一回程度

インビザライン矯正を始めてすぐの頃は、しっかりマウスピースが装着できているかなどをチェックするために、1か月に一回などの比較的短いスパンで来院する必要があります。

トラブルなどがなく、問題なく治療を進めていけそうであれば、その後は2〜3か月に1回程度の通院頻度となるでしょう。

また、保定期間中は、リテーナーとよばれる保定装置を使って過ごします。保定期間は、インビザライン矯正に関わらず、ワイヤー矯正やほかのマウスピース矯正にも存在します。インビザラインの場合、保定期間中の通院頻度は少し長めの3〜6か月に1回のペースが一般的です。

ほかの矯正方法との通院頻度比較

インビザラインは、ほかの矯正方法と比べると通院頻度はそこまで高くありません。矯正方法別の一般的な通院頻度は、以下のとおりです。

<矯正方法別 一般的な通院頻度について>

種類 インビザライン矯正 ワイヤー矯正 マウスピース矯正
通院頻度 2か月に一回 1か月に一回 2か月に一回

 

インビザラインを含むマウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べ通院頻度が高くないことがわかります。理由は、マウスピースを使った矯正方法はご自身でマウスピースを交換できることから、ワイヤー矯正のように歯科クリニックへ来院して矯正装置を調整する必要がないためです。

インビザラインのようなマウスピースを使った矯正方法は、歯科クリニックが遠方にあり1回の通院に負担がかかる方・仕事が忙しくて通院が難しく矯正治療に不安がある方に向いている矯正方法といえるでしょう。

インビザライン治療で通院時に行うこととは?

歯科医師が患者の歯を調べている

では一体、インビザライン治療の通院時はどのようなことを行うのでしょうか。具体的な内容を確認しておきましょう。

インビザライン治療の通院時に行うことは、以下のとおりです。

・進行度のチェック

・虫歯などのトラブルがないかのチェック

以下、それぞれ解説します。

治療の進行度のチェック

まず、治療の進行度を確認します。

ご自身で取り外し可能なマウスピースを使った矯正方法の場合、装着時間が短い場合や正しい付け方ができていない場合、シミュレーションどおりに歯が動かないことがあるのです。

誤った方法で矯正治療を続けても、治療期間が延びてしまうほか、理想の歯列にならないおそれもあります。患者さまが決められた装着時間をしっかり守り、正しい方法でマウスピースを装着できているかどうか、歯の状態をみて確認します。

虫歯などのトラブルがないかのチェック

インビザラインはマウスピースを取り外しできます。そのため、ワイヤー矯正のように、食べ物がワイヤーにはさまる・歯磨きがしにくいといったトラブルが発生することは少ないです。

しかし、マウスピースをつけていることでマウスピースが歯を覆ってしまい、ふだん細菌を洗い流す作用のある唾液に晒されにくくなるため、矯正を始めたことで虫歯になりやすくなる可能性があるのです。そのため、通院時には虫歯や歯周病のトラブルがないかどうかもチェックします。

虫歯や歯周病は放っておくとどんどん進行します。2か月に1回程度通院していれば、虫歯や歯周病などのトラブルの早期発見につなげることができるでしょう。

また、通院時には、マウスピースが必要以上に歯茎や舌に触れてしまい、口内炎や炎症などを起こしていないかなども確認します。

インビザライン治療で通院が難しいときはどうする?

歯科医師と患者が会話している

次は、インビザライン治療で通院が難しいときの対応方法について解説します。

インビザライン治療中に通院できなくなった場合に起こりうるトラブルは、以下のとおりです。

・虫歯などのトラブルに気づくのが遅くなる

・治療計画が崩れてしまうことがある

3か月以上通院できない状態が続くと虫歯や歯周病などの発見が遅れ、その間に症状が進行してしまう可能性があります。

矯正治療中に虫歯や歯周病などになると、その治療を優先するため一時的に矯正治療を中断するケースが多いです。結果的に、想定していたよりもインビザラインの治療期間が延びてしまうこともあるのです。

インビザライン治療で通院が難しいときに行うべきことは、以下のとおりです。

・歯科クリニックに相談する

・インビザライン治療を勝手にやめない

以下、それぞれ解説します。

歯科クリニックに相談する

通院が難しくなったときは、まず歯科クリニックへご相談ください。例えば、引越しなどで今まで通っていた歯科クリニックに通えなくなった場合などは、引越し先の地域で転院できる場合があります。

ただし、対応してもらえるかどうかは歯科クリニックによって異なります。

予約日になんらかの都合で通院できないケースなどもあるでしょう。そのときは、日時を変更して再度予約をとりましょう。何か月も通院しない状態を放置することはさけてください。

また、怪我や病気などで通えなくなった場合は治療を中断したほうがよいケースもあるため、歯科医師へご相談ください。

インビザライン治療を勝手にやめない

インビザラインで歯を動かしている最中に自己判断で矯正を中断するのは、口内や身体へのリスクが生じるおそれがあります。例えば、抜歯して大きく歯を動かす必要のあるケースで治療を勝手に中断してしまった場合、お口に大きなすき間がある状態で、咀嚼がうまくできない、発音しにくいなどの影響がでる可能性があるでしょう。

ほかにも、矯正治療では、歯を動かす段階で一時的に噛み合わせが悪くなる場合があります。噛み合わせが悪い状態で治療をやめることで口元が歪み、肩こりや頭痛を引き起こす可能性があるでしょう。

このように、自己判断で治療を途中でやめてしまうと、歯並びを綺麗にする目的で行っていたのにも関わらず、歯並びが乱れてしまったり口元に不具合が生じたりすることが考えられます。万が一、通院が難しく治療を中断したい場合は、必ず歯科医師へご相談ください。

治療期間を長引かせないためにできること

ドミノが倒れるのを手で防いでいる

インビザライン矯正を含む歯列矯正では、ご自身で歯が動くスピードを早めることはできませんが、治療を長引かせないためにできることはあります。治療を長引かせないためにできることは、以下のとおりです。

・装着時間を守る

・マウスピースの紛失・破損に気をつける

・歯磨きをおこたらない

インビザライン矯正は、マウスピースの取り外しがご自身でできる矯正方法です。そのため、決められた装着時間を守らなければ、しっかり歯が動かず治療期間が延びてしまいます。つけ忘れを防ぐために、食事と歯磨きが終わったらすぐにマウスピースを装着する習慣を身につけましょう。

治療期間が延びてしまう原因に、マウスピースの紛失・故障などがあげられます。マウスピースの紛失や故障は、マウスピースの作り直しが必要なケースがあります。

しかし、すぐに新しいマウスピースを手元に届けることはできず、数週間は必要です。その間に矯正治療がストップされると、その分治療期間が延びる可能性があるため、マウスピースは専用ケースに保管し、正しい方法で持ち歩くように工夫しましょう。

また、虫歯や歯周病になると、治療を優先させることがほとんどです。一旦、矯正治療を中断しなければいけないため、歯磨きなどのセルフケアを徹底し、口内を清潔に保ちましょう。

まとめ

笑顔でインビザラインをもっている女性

今回は、インビザライン矯正中に通院できなくなった場合の対処法なども解説しました。

インビザライン矯正の通院頻度は2か月に1回程度とされています。装置の調整が必要なワイヤー矯正に比べ、通院頻度は高くありません。インビザライン矯正は、クリニックが遠方にある方・仕事が忙しくて通院が不安という方でも挑戦しやすい矯正方法といえます。

しかし、自己判断で治療を中断すると、通院期間が延びるなどのトラブルが起きる可能性があります。通院が難しくなった場合、必ず歯科医師に相談しましょう。

インビザライン治療についてお悩みがある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

インビザラインで開咬(オープンバイト)は治せる?費用も解説!

2023年6月25日
インビザラインを持って親指を立てる女性

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

インビザラインで開咬(オープンバイト)は治せます。インビザラインは、歯を歯茎に押す動きや歯を傾斜させる動きが得意です。そのため、奥歯の高さを低くし、前歯を後方に移動させることで開咬を治せる確率が高まります。

今回は、インビザラインで開咬を治す方法や費用について解説します。

開咬(オープンバイト)とは

オープンバイトの男性

開咬(オープンバイト)とは、奥歯は噛んでいても上下の前歯がお互いに接触せず、隙間ができる噛み合わせ異常のことです。噛む、話す、笑うといった基本的な口元の動きに影響を及ぼす可能性があります。

開咬の原因は、顔の骨の成長パターン、遺伝、または子ども時代の習慣などさまざまです。特に、子どものころの習慣は顎や歯の成長を妨げ、適切な噛み合わせができなくなることがあります。

開咬を改善するためには、歯科矯正や顎の手術などが必要です。

開咬の原因

疑問をもつナース

開咬の原因は、遺伝による先天的な原因と、子どものころの癖や習慣による後天的な原因が挙げられます。

遺伝によるもの

開咬は、遺伝的要因によって発生する場合があります。生まれつき、顎の骨の形状が正常な噛み合わせと異なる形態になっている場合、開咬になる可能性があるのです。

一般的に、開咬は骨格の問題と関連しています。下顎角(エラの角度)が大きく開いている場合、あるいは後方に回転している場合、または上顎が通常よりも上方に位置している場合は、開咬を引き起こしやすいです。

さらに、成長過程での問題も開咬の発生に関係しています。たとえば、幼少期の成長過程で下顎骨の成長する方向が適切でなかったり下顎骨の成長が不十分だったりすると、開咬を引き起こす可能性があります。

指しゃぶり

長期にわたる指しゃぶりは、開咬の発生リスクを増大させることがあります。指しゃぶりにより指が上顎の歯の裏側に押し当てられ、持続的な圧力が加わるためです。この圧力は歯並びに影響を及ぼし、開咬を引き起こす可能性があります。

3〜4歳までの指しゃぶりは、一般的に幼児期の自然な行為とされ、ほとんどのケースでは問題にはなりません。

しかし、この行為を放置し続けると、指を吸う力により上顎の歯列が前方や上方に押し出される可能性があります。指しゃぶりによる歯列への圧力は、上顎と下顎の噛み合わせにズレを生じさせ、結果として開咬につながることがあります。

口呼吸

鼻炎、扁桃肥大、咽頭扁桃(アデノイド)肥大など、鼻呼吸が困難になる状況が続き、持続的に口呼吸になっている場合、開咬のリスクを高める可能性があります。口呼吸は、舌の位置が下がり(低位舌)、舌先が下の前歯に頻繁に接触する状態になります。

舌の先端は、上の前歯に接触している状態が正常です。舌が下顎に落ちている場合、食べ物を飲み込む際、舌が下の前歯を押しやすくなります。この前歯を押す圧力が歯並びに影響を及ぼし、開咬の発生リスクを増大させるのです。

口呼吸になっている場合は、鼻呼吸を意識する必要があります。鼻炎などで鼻呼吸ができない場合は、早めに治療を受けることが大切です。

舌の癖

舌の癖によって開咬になる場合もあります。たとえば、日常的に舌で前歯を押し出す癖や上下の歯の間に舌を挟む癖が挙げられるでしょう。

これらの舌の癖が原因で生じる圧力が、長時間にわたり歯にかかると、歯が前方に倒れやすくなります。前歯が前方に倒れると上下の前歯に隙間ができやすく、開咬になる可能性があります。

舌の癖は、早期に改善しなければ、開咬だけでなく出っ歯やすきっ歯など、さまざまな歯列異常や噛み合わせ異常を引き起こすため注意が必要です。

開咬を放置してしまうと

絶望し頭を抱える女性

開咬を放置すると機能面で問題が発生し、口内だけでなく、胃腸など全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。

虫歯や歯周病になりやすい

開咬は口を閉じることができないため、口内の乾燥を引き起こします。口内の乾燥は、細菌が増殖しやすくなるため、虫歯や歯周病になるリスクが高まるのです。

口内が乾燥する原因には、唾液量の減少が関係しています。唾液の分泌は、口内の健康を保つために非常に重要です。唾液は口内を清潔に保ち、細菌の繁殖を防ぐ役割があるため、唾液の量が減少するとさまざまな問題を引き起こします。乾燥によって細菌が増えると、虫歯や歯周病だけでなく、口臭を引き起こす可能性も高まります。

発音に影響する

開咬は放置すると、滑舌や発音に影響を及ぼす可能性があります。開咬では上下の前歯が接触しないため隙間が生じるのです。話すときに隙間から息が漏れることがあり、はっきりと発音できなくなることがあります。

さらに、上下の歯の隙間が大きいと、舌が前方へ滑り出しやすい状態になります。結果、舌足らずな話し方を引き起こすことがあり、コミュニケーションに支障をきたすこともあるでしょう。

顎関節症になりやすい

開咬が放置されると、顎関節症のリスクが高まる可能性があります。開咬は、一部の歯だけで食べ物を噛んでしまうため不適切な噛み合わせが生じ、顎関節に過度な負担をかけるからです。

顎関節症は顎の関節部分の異常を指し、これによってさまざまな問題が引き起こされます。たとえば、口を大きく開けるのが困難になったり、噛むときに痛みを感じたり、顎から異音がするなどです。また、体調不良やストレスなどの不定愁訴も引き起こすことがあります。これらは日常生活に大きな影響を及ぼし、生活の質を著しく下げる可能性があります。

歯の寿命が短くなる

開咬を放置することで、歯の寿命を縮めるリスクが高まる場合があります。開咬の場合、前歯が接触しないため、食事の際は特定の歯のみで噛むことになります。通常、全体の歯に圧力が分散されるのに対して、開咬は特定の歯に異常な負担がかかるからです。

一部の歯に集中して負担がかかるため、ほかの歯と比べて割れたり欠けたりすることが多くなるなど、消耗が早くなります。結果、早期に歯を失う原因にもなるでしょう。

胃腸に負担がかかりやすい

開咬などの噛み合わせの異常は、胃腸の健康にも影響を及ぼす可能性があります。開咬により前歯がきちんと噛み合わないため、食べ物を適切に噛み砕くことが困難になります。十分にすりつぶさないまま飲み込むことで、食べ物の大きな塊が直接胃や腸に送られることになり、消化の過程で過度な負担をかけることになるのです。

食物の消化や吸収に時間がかかるようになり、胃や腸が長時間にわたって働き続けることになり、胃腸障害を引き起こす可能性が高まります。

インビザラインで開咬は治せる?

インビザラインを装着する女性

インビザラインで開咬は治せます。

インビザラインが効果的な理由の一つに「圧下」という技術を使用できることが挙げられます。

「圧下」は、歯を歯茎側に沈ませる動きのことで、ワイヤー矯正では困難な矯正方法です。インビザラインは、常に噛み合わせの面を覆うマウスピースを使用します。このマウスピースの厚みにより、歯に圧力をかけて「圧下」を実現するのです。

さらに、インビザラインは前歯を後方に移動させる動きにも優れています。開咬では前歯が開いている状態ですが、インビザラインを使うことにより、前歯をスムーズに舌側に引き込むことが可能になります。

インビザラインによる開咬の治療法

モニターを使って患者に説明する医師

インビザラインによる開咬の治療法は、前歯を後方に傾斜させる方法と、奥歯の高さを低くする「圧下」の2種類の動きを利用して矯正する方法があります。

インビザラインは、開咬の治療において前歯の位置を調整することで効果を発揮します。

開咬の患者さまは、前歯が前方へ倒れてしまっているケースが多く見られます。そのため、治療の主な目標は前歯を内側に傾斜させることです。この動きを通じて前歯の位置が改善され、噛み合わせが改善されるのです。これにより、噛み合っていなかった前歯が噛み合うようになり、開咬の症状を改善することが可能です。

また、圧下で奥歯の高さを低くすることで、前歯の接触を実現します。

しかし、圧下は顎関節に過度な負荷をかけ、顎関節症のリスクを高める可能性があります。顎関節症の発症を避けるためには、前歯の位置調整が重要です。

インビザラインで開咬を治すためにかかる費用

お金と聴診器と電卓

インビザライン治療は自費診療のため、費用は歯科医院によって異なります。一般的にインビザラインで開咬を治す場合、治療費は70〜100万円程度が相場です。

しかし、患者さんの口腔内の状態によっては、さらに治療費用が増えることがあります。

たとえば、舌の癖などがある場合、インビザラインの治療と並行して筋機能療法も必要になることがあります。筋機能療法は、舌や口唇などの筋肉の動きを改善することで、悪い噛み合わせを修正する治療法です。筋機能療法が必要な場合、治療期間は長くなり、それに伴って費用も増加する可能性があります。

舌の癖を治さなければ、矯正して改善した噛み合わせが時間とともに元に戻ってしまう可能性が高いでしょう。そのため、全体的な治療費は、患者さんの口腔内の状態や必要な治療方法によって変わります。

まとめ

親指を立て合う患者と医師たち

インビザラインで開咬は治せます。インビザラインは、歯を歯茎に押し込む動きや歯を傾斜させる動きが可能です。開咬の場合、奥歯の高さを低くし、上の前歯を後方に動かすことで、上下前歯の隙間を改善します。

しかし、重度の開咬の場合、インビザラインだけでは矯正が難しいこともあり、ワイヤー矯正との併用が必要です。また、骨格に問題がある場合は矯正装置だけでは改善が困難なため、外科手術が必要になる可能性があります。

開咬(オープンバイト)についてお悩みがある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

インビザラインのアタッチメントはいつまで付ける?タイミングと装着期間を解説

2023年4月5日
マウスピースを入れようとしている女性

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯列矯正において、近年ではマウスピースを用いた方法が主流となりつつありますが、マウスピース矯正にはさまざまなブランドがあり、その中でもインビザラインは多くの臨床実績をもちます。

今回は、インビザライン矯正におけるアタッチメント装着の役割や装着期間について詳しく解説します。

インビザラインのアタッチメントとは

マウスピースを手に持っている

インビザラインは、自身の口内データに基づいて透明のマウスピースが製作され、ほぼ一日中装着することで歯並びを改善できます。ワイヤー矯正との違いは、マウスピースが透明なので装着していても目立ちにくい、場面に応じて外すこともできる、通院回数が少なくて済むなどのメリットがあります。

インビザラインは、大きく分けて以下の3つの種類があります。

・さまざまな歯並びに対応する「インビザライン」

・前歯のみ矯正可能な「インビザラインGo」

・6歳から始められるこども用矯正「インビザラインファースト」

矯正治療の期間中に、アタッチメントとよばれるプラスチック器具を歯に装着することがあります。アタッチメントの装着は、主に矯正治療を早く終わらせるために行われます。

そもそもマウスピース矯正では、全体の歯にある程度均等に力が加わるため、大きく動かしたい歯へ重点的に力をかけることが難しいとされているのです。そのため、矯正治療の期間は長くなりがちですが、特に力をかけたい歯にアタッチメントを装着すれば、マウスピースとの密着性が高まり、その歯を大きく移動させることができます。

なお、アタッチメントは、歯に近い色味で小さく、目立ちにくい設計がされています。アタッチメントにおいても、マウスピース矯正のメリットをなくさない仕様といえるでしょう。

インビザラインのアタッチメントの種類

マウスピースを手に持っている

インビザラインのアタッチメントには、どのような種類があるのでしょうか。

インビザラインのアタッチメントには、大きく分けて通常アタッチメントと最適アタッチメントの2種類があります。

通常アタッチメントは、医師が必要性に応じて、位置、数、形を決めて装着するものです。

最適アタッチメントは、専用のソフトウェアを用いた治療シミュレーションによって計画され、ご自身に適したアタッチメントを装着します。最適アタッチメントには複数の種類があります。以下にまとめてみました。

<最適アタッチメントの種類>

オープンバイト用最適アタッチメント 上の前歯4本に適用されるアタッチメントです。オープンバイト=開口であり、奥歯を噛み合わせた際に前歯が閉じずに、すき間ができる状態を改善する効果があります。
ディープバイト用最適アタッチメント 下の前歯4本に適用されるアタッチメントです。ディープバイト=過蓋咬合(かがいこうごう)といい、噛み合わせが深い不正咬合状態を改善する効果があります。
ルートコントロール用最適アタッチメント 歯のすき間があるところなどに適用されるアタッチメントです。ルート=根であり、歯根を動かすために設置されます。
回転用最適アタッチメント ねじれている犬歯や小臼歯などに適用されるアタッチメントです。歯を回転させて、正しい向きに揃えます。
アンカレッジ用最適アタッチメント 第一小臼歯(犬歯の隣の奥歯)に適用されるアタッチメントです。顎が小さく歯を動かすスペースがない場合、抜歯してスペースを作ります。できたスペースへ歯を動かす際に効果があります。

上記のように、最適アタッチメントは5種類あります。ソフトウェアによるシミュレーション後、医師の確認が済めば、アタッチメントが製作されて装着されます。

インビザラインのアタッチメントを付けるタイミング

時計を持ちポイントを指さしている男性

矯正治療前の歯並びによって、使われるアタッチメントも異なることがお分かりいただけたかと思います。では、インビザラインのアタッチメントはどのタイミングで装着されるのでしょうか。

具体的なタイミングは歯科医院によって異なりますが、だいたいマウスピース矯正開始1か月後から装着することが多いでしょう。矯正開始から期間があく理由は、マウスピースの装着感に慣れてもらうためです。

アタッチメントの装着を開始したら、歯の動きに合わせて通院時に脱着が繰り返されます。

インビザラインのアタッチメントはいつまで付けるのか

WHEN(いつ)をあらわす看板

矯正治療開始1か月後あたりからアタッチメントが装着されることが多いといわれていますが、外れるタイミングはいつなのでしょうか。

インビザラインのアタッチメントは、治療の進み具合によって装着する場所や数は変わりますが、基本的に矯正治療が完了するまで装着されます。ご自身で外すことはできないため、治療中は歯に装着されている状態です。

インビザラインはアタッチメントなしでは治療できない?

不思議そうに首をかしげる女性

インビザラインによるマウスピース矯正において、アタッチメント装着なしでの治療は不可能ではありません。

多くのケースでアタッチメントを装着している理由は、歯の移動をコントロールして、治療期間を短縮させるためにあります。

アタッチメントを装着しない場合、歯が期待どおりの動きをしない可能性が増えますが、どうしてもアタッチメントの装着を望まないのであれば、治療前に医師に相談して、治療計画に反映してもらいましょう。

アタッチメントに関するよくある質問

FAQのイメージ図

インビザラインによる矯正治療におけるアタッチメント装着について説明しました。

ここからは、アタッチメントに関するよくある質問を、4つご紹介します。

アタッチメントが外れてしまったら

アタッチメントが外れてしまった場合は、通っている歯科医院へ相談して、再装着してもらいましょう。アタッチメントが外れてもすぐに支障が出るわけではありませんが、時間が経ってしまうと歯が動きにくい期間も延びることになります。早めに歯科医院に相談しましょう。

アタッチメントは痛いのか

アタッチメント装着は、歯とマウスピースの密着度があがり、歯に大きな力がかかるため、痛みが増える方が多いようです。日が経つにつれて痛みに慣れますが、装着後数日は痛みが強く出ることもあるため、我慢できない場合は痛み止めを処方してもらいましょう。

アタッチメントは目立つのか

アタッチメントは、歯に近い色味のため目立ちにくいとされます。

ただし、コーヒーなどの飲料物により着色してしまうことがあるため、着色しやすい食べ物、飲み物や生活習慣について事前に把握しておきましょう。

アタッチメント装着時にホワイトニングは可能か

アタッチメント装着時にホワイトニング治療を行うことは可能です。

ただし、装着部のみ色ムラができてしまう可能性があるため、矯正治療の前後でホワイトニングすることをおすすめします。

まとめ

ポイントを指さしている女性

この記事では、インビザラインアタッチメントの概要、種類、脱着期間、よくある質問などについて説明しました。インビザラインアタッチメントには5種類あり、それぞれ特徴が異なるため、事前にご自身がつけるアタッチメントについて把握しておくことが大切です。

インビザラインのアタッチメントについてご相談がある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

インビザライン治療で変化を感じるのは何枚目?スムーズに治療をすすめるためのポイントとは

2023年3月25日
口にマウスピースをはめている

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

インビザラインをはじめとした矯正治療は、個人差はありますが一般的に2~3年ほど治療期間がかかります。はやく理想的な歯並びに近づきたい方にとっては、いつ頃から歯並びに変化を感じるのかは気になるポイントでしょう。

今回は、インビザライン治療で変化を感じるのはいつ頃なのか、スムーズに治療を進めるポイントなどを解説します。

インビザライン治療で歯が動く仕組み

入れ歯にマウスピースをはめている

インビザラインは、透明の薄いマウスピースを装着して、歯を理想的な位置に動かす矯正治療法です。以下のような仕組みで歯を動かしています。

・歯根膜(しこんまく)の性質を利用している

・歯とマウスピースのズレによって矯正力をかける

・アタッチメントや顎間(がっかん)ゴムで細かい動きを調整する

以下、それぞれ解説します。

歯根膜の性質を利用している

インビザラインなどのマウスピース矯正とワイヤー矯正は、歯根膜の伸縮する性質を利用して歯を動かしています。歯槽骨(しそうこつ)と歯根の間には、歯にかかる衝撃をやわらげる役割を持つ、歯根膜(しこんまく)と呼ばれる薄い膜があります。

矯正するために歯に力をかけると、押した側の歯根膜は伸び、反対側の歯根膜は押し付けられて縮みます。歯根膜には一定の厚みを維持する性質があり、歯根膜が伸びた側は骨を作って厚みを戻し、押し付けられた側は骨を溶かしてスペースを作ります。

この動きを繰り返すのが、矯正治療で歯を動かす主な仕組みです。

歯とマウスピースのズレによって矯正力をかける

インビザラインのマウスピースは、現在の歯並びよりも少しだけ理想の歯並びに近く作られており、装着するとズレを感じます。このズレを感じる方向に力がかかることを利用して歯を移動させるのが、インビザラインの仕組みです。

アタッチメントや顎間ゴムで細かい動きを調整する

治療をより効果的に進めるために、アタッチメントや顎間ゴムを補助的に使用します。

アタッチメントとは、歯と同じ色で作られたレジン製の突起物で、歯面に付着させます。アタッチメントがあることで歯とマウスピースがしっかりとフィットし、歯を動かす力が伝わりやすくなるのです。

さらには、マウスピースだけでは難しい、細かい角度や方向を調整することが可能です。顎間ゴムは、上下の歯につけたフックにゴムを掛け、弾力を利用して歯を上下や前後に動かします。顎間ゴムの使用で、より複雑な症例にも対応できるでしょう。

インビザライン治療で使用するマウスピースの枚数と交換頻度

マウスピースをもって笑顔の女性

使用するマウスピースの枚数や交換頻度は、歯並びや歯科医師の判断などによって多少異なります。

使用するマウスピースは40~50枚ほど

インビザラインで一般的な全体矯正を行うと、治療完了までに平均で40〜50枚程度のマウスピースを使用するといわれています。

ただし、部分矯正や歯が動きやすい若い年齢であれば、使用する枚数は減少する傾向です。

反対に、平均枚数では理想的な歯並びにはならず、マウスピースを追加する場合も多くあります。選択するコースによって追加料金が異なるため、あらかじめ歯科医院に確認しましょう。

交換頻度は1~2週間

インビザラインは1日20~22時間以上装着し、1~2週間ほどで新しいものに交換するのが一般的です。

ただし、年齢が若く歯が動くのがはやい場合や歯を動かす量が少ない場合は、交換日数が短くなり、それに伴い、交換頻度もふえることがあります。交換する頻度・日数は、歯並びや治療の進み具合などから歯科医師が判断します。

インビザライン治療で変化を感じるのは何枚目から?

不思議そうにしている女性

インビザライン治療で変化を感じるのは、4枚目のマウスピースを使用しているころです。マウスピース1枚あたり0.25㎜程度歯が移動するといわれており、4枚使用したころには、1㎜ほど歯並びに変化があらわれます。1㎜の変化があれば、見た目が整ったと感じる方がいてもおかしくはありません。

より大きな変化があらわれてくるのは、マウスピースを20枚ほど使用したあたりです。治療開始から半年ほど経過し、矯正効果を実感しやすくなります。

インビザライン治療で変化を感じられない原因とは?

不思議そうにしている男性

インビザラインは、マウスピースを使用するため目立ちにくく、食事や歯磨きのときに取り外せるのが魅力です。

しかし、正しい使い方をしないと十分な効果が得られず、変化を感じられません。インビザライン治療で変化を感じられない原因は以下の3つです。

・装着時間が十分ではない

・交換時期が正しくない

・治療計画が適切ではない

それぞれ解説します。

装着時間が十分ではない

マウスピースの装着時間が不足していると、十分な矯正効果が得られず、歯並びにも変化があらわれにくいです。

インビザラインでは、マウスピースを1日20~22時間以上装着するよう推奨しています。装着時間が短く、1日に何度も外していると、変化を感じられないだけではなく、歯並びが元に戻ろうとする「後戻り」が起きる恐れがあります。

交換時期が正しくない

マウスピースの交換時期が正しくないと十分な変化があらわれません。およそ1~2週間でマウスピースを新しいものへ交換しなければ、治療が計画通りに進まないので注意しましょう。

治療計画が適切ではない

インビザラインでは、歯がどのように動いて理想的な歯並びになるのか可視化できるソフトを使ってシミュレーションを行います。事前に治療過程を確認でき、安心して治療を進められるのが魅力です。

ただし、治療の過程で「計画通りに歯が動いていない」など想定外のことがあった場合は、歯科医師の判断で治療計画を変更しなければなりません。治療計画に無理があったなどの理由で、歯並びに変化が起こらないことも考えられます。

インビザライン治療をスムーズにすすめるポイント

患者が医師と相談している

以下のことを意識して、治療をスムーズに進めましょう。十分な治療効果が得られれば、治療期間を短縮することも可能です。

・歯科医師の指示に従って正しく装着する

・アタッチメントや顎間ゴムを使用する

・チューイーを使用する

・虫歯や歯周病を予防する

以下、それぞれ解説します。

歯科医師の指示に従って正しく装着する

インビザラインでは、マウスピースを1日20~22時間以上装着し、1~2週間ほどで新しいものに交換することが推奨されています。これに加えて、歯科医師がそれぞれの歯並びなどを考慮して、装着時間や交換時期を指示します。

治療を計画通り進めるため、歯科医師の指示に従って正しく装着しましょう。

アタッチメントや顎間ゴムを使用する

難しい症例であっても、アタッチメントや顎間ゴムを補助的に使用することで治療がスムーズに進むことがあります。これらの使用に関しては、歯科医師が歯並びなどに合わせて選択します。

アタッチメントが破損したまま使い続けている場合や、顎間ゴムの掛け方を間違えている場合は、効果が不十分となるため注意してください。

チューイーを使用する

チューイーとは、弾力のあるシリコンでできたロール状のチューブです。チューイーを噛むことで歯との密着感が高まり、矯正する力が確実に伝わって治療がスムーズに進みます。

虫歯や歯周病を予防する

虫歯や歯周病を予防することは、治療がスムーズに進むことにもつながります。インビザラインは、食後や就寝前にマウスピースを外して歯を磨けることから、ワイヤー矯正と比較すると虫歯や歯周病を予防しやすいといわれています。

しかし、口腔内が不衛生なまま長時間マウスピースを装着していると、虫歯や歯周病のリスクは高まります。インビザラインの治療中に、虫歯や歯周病が原因で大きく歯を削り、詰め物や被せ物の治療をすることになると、マウスピースが合わなくなってしまいます。そうなると、マウスピースの作り直しが必要となり、治療期間が長引くことがあるでしょう。

まとめ

ポイントを笑顔で指さす女性

歯並びに変化があらわれたと感じる時期には個人差があります。理想の歯並びにはやく近づけるよう、歯科医師の指示に従い、正しくインビザラインを使用しましょう。

インビザライン治療についてお悩みがある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

インビザラインと裏側矯正どちらがいいの?それぞれの違いを詳しく解説!

2023年1月18日
インビザラインとワイヤー矯正が装着された歯の模型を持っている女性

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

「装置が目立たない矯正をしたい」という方は、インビザラインか裏側矯正のどちらかで悩まれる方が多いです。どちらも矯正していることが気付かれにくいので、見た目を気にされる方にとっては嬉しい治療法です。

この記事では、インビザラインと裏側矯正の特徴をそれぞれ説明しています。治療法の選択で悩まれている方はぜひ参考にしてください。

インビザラインとは?

インビザラインを持っている

インビザラインとは、取り外しが可能なマウスピースを1日20〜22時間以上装着することで歯並びを整える、マウスピース矯正の中でも代表的な治療法です。使用するマウスピースは、最初にまとめて製作され、1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換していきます。当初は、インビザラインで治療可能な症例は限られていましたが、ここ数年で幅広い症例にも対応できるようになりました。

インビザラインのメリットは?

インビザラインのメリットは、以下の3つです。

・装置が目立ちにくく、矯正していることが気付かれにくい

・装置を取り外せるため、お口のケアをしやすい

・違和感や痛みが少ない

それぞれを詳しく解説します。

装置が目立ちにくく、矯正していることが気付かれにくい

インビザラインの装置は透明なマウスピースなので、装着していても気付かれにくいでしょう。接客業などで見た目を気にされる方や、結婚式を控えているけどすぐに治療を始めたい方などにおすすめです。

装置を取り外せるため、お口のケアをしやすい

インビザラインは装置を取り外せるため、歯磨きなどのお口のケアをしやすいです。ワイヤー矯正は歯の表面に装置を接着しているのでブラッシングが難しく、虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。その点、マウスピースはブラッシング時に装置を取り外せるため、しっかりお口のケアができます。

違和感や痛みが少ない

ワイヤー矯正はワイヤーで固定するため、調整後はしばらく締め付けられるような痛みが出ます。インビザラインは取り外しが可能なマウスピースを装着するため、締め付けられるような痛みは少ないでしょう。

しかし、まったく痛みが出ないわけではありません。歯を動かすので多少の痛みは伴います。また、ワイヤー矯正は歯の表面にたくさんの装置を接着するため、慣れるまではお口の粘膜が傷つきやすく、口内炎になってしまうこともあります。その点、マウスピースは薄いため、それほど違和感がありません。

インビザラインのデメリットは?

インビザラインにはデメリットもあります。インビザラインのデメリットは、以下の4つです。

・きちんとマウスピースを装着していないと治療が進まない

・飲食のたびにマウスピースを取り外してブラッシングをする必要がある

・紛失しやすい

・インビザラインでは治療できない症例もある

それぞれを詳しく解説します。

きちんとマウスピースを装着していないと治療が進まない

取り外しが可能な装置のため、お口のケアをしやすいメリットがありますが、きちんと装着しなければ治療が進まないというデメリットもあります。ワイヤー矯正は固定されているので、着実に歯を動かすことが可能です。インビザラインは指示された装着時間を守らずにさぼってしまうと治療が進まず、治療期間も延びてしまいます。

飲食のたびにマウスピースを取り外してブラッシングをする必要がある

インビザラインでは、マウスピースを装着したまま飲食ができません。マウスピースを装着したまま飲食をすると、破損や虫歯、歯周病の原因になります。水を飲む程度なら装着したままでも問題ありませんが、基本的には飲食をするたびにマウスピースを取り外す必要があります。再度マウスピースを装着するときも、きちんと歯磨きをしてからでないと、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

紛失しやすい

飲食のたびにマウスピースを取り外さないといけないため、外食などに出かけるとマウスピースを紛失してしまうことが非常に多いです。マウスピースを取り外したときにティッシュに包んでしまうと、ほかの人が気付かずに捨ててしまうことがあります。マウスピースを取り外したときは必ず専用の容器に入れて保管するようにしましょう。

インビザラインでは治療できない症例もある

インビザラインは、ここ数年で幅広い症例に対応できるようになりましたが、それでもインビザラインでは治療が難しいケースがあります。歯の移動量が多い場合や捻れている歯を動かす場合などは、ワイヤー矯正のほうが適しています。

裏側矯正とは?

歯の模型の歯の裏を歯鏡で確認している

裏側矯正とは、歯の裏側にブラケットと呼ばれる装置を接着するワイヤー矯正のことです。通常のワイヤー矯正よりも治療の難易度が高く、治療期間も長くなりやすいですが、装置が目立ちにくいので見た目を気にされる方におすすめです。

裏側矯正のメリットは?

裏側矯正のメリットは、装置が目立たないという点です。歯の裏側に装置を接着しているので、外出先で食べ物が装置に挟まったとしても目立たないでしょう。

裏側矯正のデメリットは?

裏側矯正のデメリットは、以下の5つです。

・違和感をおぼえやすく、舌が傷つきやすい

・治療期間が長くなりやすい

・慣れるまで話しにくい

・ブラッシングが難しい

・費用が高額

それぞれを詳しく解説します。

違和感をおぼえやすく、舌が傷つきやすい

歯の裏側に装置を接着するので、舌に装置が当たりやすくなります。慣れるまでは違和感をおぼえやすく、舌のあちこちが傷ついてしまうこともあります。特に上下とも裏側矯正を選択した場合、最初は粘膜のトラブルに悩むでしょう。装置が目立ちやすい上の歯は裏側矯正にして、装置が目立ちにくい下の歯は通常のワイヤー矯正にすると、違和感を減らせ、費用も抑えられます。

治療期間が長くなりやすい

裏側矯正は、治療の難易度が高く、通常のワイヤー矯正よりも治療期間が長くなことが多いです。すべての症例で治療期間が長くなるわけではないですが、治療前にどれくらいの治療期間がかかるか歯科医師に確認しておきましょう。

慣れるまで話しにくい

歯の裏側に装置を接着することによって舌の邪魔になり、話しにくさを感じる方も多いです。慣れれば気にならなくなりますが、最初は発音にも問題が出やすいでしょう。

ブラッシングが難しい

通常のワイヤー矯正でもブラッシングが難しいですが、裏側矯正はさらにブラッシングの難易度が上がります。適切なブラッシングができていなければ、虫歯や歯周病などのトラブルになりやすいため、歯科衛生士にブラッシング指導を受けるようにしましょう。

費用が高額

裏側矯正は、通常のワイヤー矯正よりも難易度が高い治療のため、費用も高額です。自由診療なので歯科医院によって費用は異なりますが、1,000,000〜1,500,000円ほどかかるでしょう。

インビザラインと裏側矯正の違い

インビザラインとワイヤー矯正の装置が付いた模型を持っている

インビザラインと裏側矯正の共通点は、矯正していることが周囲に気付かれにくい点です。

しかし、治療法はまったく異なります。それぞれの違いを表にまとめてみました。

〈インビザラインと裏側矯正の違い〉

インビザライン 裏側矯正
見た目 目立ちにくい 目立ちにくい
費用 相場では700,000〜1,000,000円程度 相場では1,000,000〜1,500,000円程度
治療期間 ワイヤー矯正とそれほど変わらず、治療に消極的だと治療期間が長くなることもある 通常のワイヤー矯正よりも治療期間が長くなることがある
違和感 少ない 強い
トラブル 装置を紛失しやすい 装置により舌が傷つきやすい
お口のケア 通常通りにブラッシングが行える 装置が裏側に付いているため、ブラッシングがより難しくなる

インビザラインと裏側矯正どちらがおすすめ?

4つの豆電球が並んでおり1つだけ電気が付いている

インビザラインと裏側矯正で迷われている方は「目立ちにくい矯正」を希望されている方が多いのではないでしょうか。

2つの治療法の大きな違いは、取り外しが可能か、固定式かという点です。しっかりマウスピースの装着時間を守って治療に取り組めるのであれば、費用を抑えられて痛みも少ないインビザラインを選択したほうがいいでしょう。

しかし「マウスピースを装着するのを忘れてしまいそう」という方は、治療が進まず失敗する恐れもあるため、裏側矯正を選択したほうがいいかもしれません。インビザラインは幅広い症例に対応できるようになりましたが、それでもインビザラインでは治すのが難しい症例もあります。その場合はワイヤー矯正で治療することになりますが、装置が目立つことに抵抗があるのであれば裏側矯正をおすすめします。

まとめ

治療椅子に座りインビザラインを装着しようとしている女性

インビザラインも裏側矯正も、矯正していることが気付かれにくい治療法です。インビザラインは違和感や痛みも少なく、費用を抑えられるメリットがありますが、自分で装置の管理を行い、指示されたとおりに装置を装着しなければ治療が失敗する可能性もあります。

一方で、裏側矯正は、インビザラインでは治療が難しい難症例にも対応できますが、治療の難易度が高く、費用が高額です。また、舌が傷つきやすいなどのトラブルも起こりやすいでしょう。自分自身がどれだけ治療に積極的に取り組めるのか、違和感や粘膜のトラブルに耐えられるのかを検討されたうえで治療法を選ぶことをおすすめします。

インビザラインを検討している方や疑問がある方は、島根県の歯医者「かずあきデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザラインで受け口(しゃくれ)は治せる?治療法についてわかりやすく解説!

2022年12月14日
顎元に手を置いている女性

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

受け口の方は見た目や発音などで悩みを抱えることが多いです。歯列矯正を行うことで受け口は改善されるので、治療をするか考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はマウスピースを使った矯正方法のひとつであるインビザラインも受け口の治療が対象になっています。

今回は、受け口の原因からインビザラインを使った治療方法まで解説していきますので、治療を始める前にぜひ参考にしてみてください。

受け口(しゃくれ)とは?

歯の模型を使って説明している医師

受け口とは、反対咬合や下顎前突とも呼ばれる不正咬合のひとつで「しゃくれ」という言葉でも馴染みがあるかと思います。下の歯が上の歯に重なっている状態が正常な噛み合わせですが、受け口の場合はその逆で、下の歯が上の歯に重なっている状態です。

受け口の方は見た目を気にされて矯正治療を検討される場合が多いですが、実際は見た目以外に機能的にもリスクになることがあり、治療したほうが日常生活がより快適になります。

受け口(しゃくれ)になる原因

白いシャツを着た人が虫眼鏡で歯の模型を見ている

主な原因は遺伝といわれていますが、家族に受け口の方がいない場合でも発症することがあります。受け口になる原因は2つのタイプに分かれていて、それぞれのタイプによって治療開始の時期や治療法が変わってきます。そのため、どちらのタイプに当てはまる症例なのかを見極めることが大切です。受け口の2つの原因と、受け口と密接な関係のある癖について解説していきます。

歯が原因のタイプ

歯が生えてきた時に、上の歯と下の歯の噛み合わせが逆になってしまったような場合がこちらのタイプで、歯槽性の受け口といいます。乳歯列の場合は、永久歯に生え変わる段階で解消されることもあるため様子を見ることがほとんどですが、すでに永久歯に生え変わっている状態で受け口の場合は矯正治療の対象です。

顎の骨が原因のタイプ

下顎の骨が通常よりも成長することが原因による場合はこちらのタイプで、骨格性の受け口といいます。家族に受け口の人がいる場合も遺伝する可能性があり、歯が原因のタイプに比べて治療が難しいことが多いです。

受け口に関連のあるお口の癖

大人でも子どもでも、歯や顎に力がかかり続けることで歯並びに影響を与えてしまうことがあります。受け口に関連のある癖をいくつかご紹介します。

口呼吸

口呼吸は舌の位置が下がって気道が狭くなります。気道を確保するために下顎を突き出すようになり、受け口の原因になるのです。

下顎を前に出す癖

無意識に下顎を前に出す癖がある方がいますが、継続すると筋肉が発達して受け口になりやすくなります。これらの癖はご自身で意識することで改善させることもできますので、心当たりのある方はなるべく癖を出さないようにしていきましょう。

受け口(しゃくれ)を放置することによるリスク

赤いRISKの文字が置かれている

受け口を放置することで起こる可能性のあるリスクは、以下の5つです。

噛む機能が悪くなる

受け口は本来の噛み合わせと逆のため、噛むときに無理な力がかかりやすいです。そのような噛み方を長く継続してしまうと奥歯ばかりが負担になり、将来的に抜歯が必要になってしまうこともあります。また、食事がしにくく、きちんと噛みきれないことが消化不良にも繋がってしまいます。

発音が悪くなる

受け口の方は、上下の歯の間に隙間があるせいで息が漏れてしまい、発音しづらいことがあります。特に歯と舌先が触れるサ行やタ行、また英語も発音しづらいです。

受け口がより目立つようになってくる

思春期の時期にあたる成長期には下顎が顕著に成長します。受け口がもともとある場合は、下顎の成長とともに受け口が目立ちやすくなってしまいます。見た目が気になるだけでなく、重度の受け口の場合は一般的な矯正治療では治療が難しく、外科処置が必要になるケースもあります。

顎関節症になる可能性がある

受け口は噛みにくいため、顎の関節に力がかかり負担になって、顎関節症になりやすいです。顎関節症になってしまうと口を大きく開けられなかったり、咀嚼時に痛みを感じる症状が出てきてしまいます。

気持ちが塞ぎがちになってしまう

口元は顔の印象を決める大事なパーツです。受け口は審美性を損ねるため、周りからどのように見られているのかを気にしたり、自信を持って笑えなかったりといったコンプレックスを抱えた状態で気持ちが塞ぎがちになりやすいです。

上記に挙げた以外にも、お口が乾燥しやすく虫歯や歯周病のリスクが高くなったり、頭の重心がずれることで姿勢が悪くなるといったリスクもあります。

インビザラインで受け口(しゃくれ)は治せるの?

薄オレンジの背景前で悩んでいる女性

インビザラインで受け口の治療は可能です。

ただし、一概に全ての受け口が治療できるわけではなく、受け口の原因が歯槽性のケースはインビザラインで治療できることがあります。骨格性の受け口の場合は、下顎の骨を切除して後方へ移動させる大掛かりな外科手術が必要になってくることもありますので、まずは歯科医師と相談し、ご自身がどのタイプの受け口なのかを把握してから治療法を検討するのが良いでしょう。

インビザラインで受け口(しゃくれ)を治す方法

黄色い背景の前に手のひらに置かれたマウスピース

インビザラインでの矯正治療は歯列全体に力をかけることを得意としています。下顎に歯を移動させることのできるスペースがある場合は、マウスピースを使用することで前に出ている歯列を後退させ、受け口を改善することができます。軽度の受け口の場合は抜歯をせずに歯を動かすことができますが、下顎に十分なスペースがない場合は抜歯が必要になることもあります。

インビザラインでの矯正で歯の動く距離は1枚のマウスピースでわずか0.25mmで、10日〜2週間ごとにマウスピースを交換していき、徐々に歯を移動させていくのです。抜歯をした場合は移動距離が増えるため、インビザラインのみの治療だと時間がかかりすぎてしまうこともあります。そのため、ワイヤー矯正と組み合わせた治療を行うこともあります。

インビザラインで受け口を治療するメリット

インビザラインは、治療を開始する前に型取りやお口の中を専用のスキャナーでスキャンして、どのように治療が進んでいくのかをシミュレーションすることができます。治療後のイメージが湧きにくい場合も事前にシミュレーションを見ることができるので、インビザラインでの受け口の治療に不安を感じている方も安心です。

また、インビザラインの治療は1日の中で20〜22時間の装着義務がありますが、マウスピースを使用するだけというシンプルな方法のため、患者さんのストレス軽減にもつながります。マウスピースは透明で、矯正していることが周りの人に気付かれにくく、取り外しが可能なため、ワイヤー矯正に比べると歯磨きがしやすいこともポイントです。

インビザラインで受け口を治療するデメリット

インビザラインは、使用時間を守らないときちんと歯が移動してくれません。そのため、1日20〜22時間の装着を守らなければいけないことや、マウスピースのお手入れを毎日する必要があることがデメリットと感じる方もいらっしゃるでしょう。

また、全ての受け口の方がインビザラインで治療できるわけではなく、軽度の受け口の方のみが適応のため、インビザラインでの治療を望んでもできないこともあります。

まとめ

両頬に指を当てている笑顔の女性

受け口は歯槽性のものと骨格性のものがあり、それぞれ原因と治療法が異なります。受け口は噛み合わせに関しても見た目に関しても気にされる方が多く、それぞれの状態によって治療方針も変わってきます。インビザラインで治療できる受け口の症例は限られてしまいますが、今回の記事の内容で受け口についてより深く理解し、治療を始める際の参考にしてみてください。

インビザラインを検討している方や疑問がある方は、島根県の歯医者「かずあきデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。

インビザラインとワイヤー矯正どちらがいいの?それぞれの違いについて詳しく解説!

2022年12月7日
白いシャツを着た女性がどちらがいいか悩んでいる

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

現在、歯列矯正で多く行われている方法はインビザラインとワイヤー矯正ですが、どちらの治療方法が良いか悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、それぞれの治療方法の違いやメリットとデメリットなどについて解説していきます。

インビザラインとは?

口元にマウスピースを近づけている女性

特徴

インビザラインは、アメリカで25年前に開発され、2022年6月時点で1300万人を超える治療実績があります。

アライナーというマウスピースを利用して歯を移動させる矯正治療で、マウスピースを10日〜2週間毎に交換して歯を移動させていきます。

メリット

インビザラインには、以下の3つのメリットがあります。

取り外しが可能である

インビザラインはマウスピースを使用します。

ワイヤー矯正の装置は固定式のため取り外しができませんが、インビザラインでは食事や歯磨きのときなどにマウスピースを取り外すことが可能です。歯のケアがしやすいことで、矯正治療中の虫歯や歯周病の心配も少なくなります。

目立ちにくい

インビザラインで使用するマウスピースは透明なので、周囲の方に矯正をしているということが気づかれにくく、目立ちやすいワイヤー矯正に抵抗がある方には適した治療方法です。

痛みや違和感が少ない

1枚のマウスピースでの歯の移動量は、わずか0.25mmです。そのため、矯正治療に伴う痛みは少なく、マウスピース装着中の違和感もほとんどありません。

デメリット

インビザラインには、以下の3つのデメリットがあります。

症例に制限がある

インビザラインは大きく歯を動かすことは得意ではないため、対応できる症例が限られてしまいます。

比較的軽度な歯列不正の治療には向いていますが、顎に大きなズレのある方や抜歯が必要な場合はインビザラインのみの使用では治療が難しいこともあります。

装着時間を守る必要がある

インビザラインは、1日20〜22時間以上使用することで効果を発揮します。

基本的には食事と歯磨き以外の時間は装着する必要があるので、日常生活の中で使用時間を守れない場合は治療計画通りに歯が移動せず、思うような結果が得られません。

マウスピースの自己管理が必須である

インビザラインのマウスピースは、使用していると歯と同じように汚れが付着します。

歯にぴったりと密着する装置のため、きちんとお手入れをしないで使用すると虫歯や歯周病の原因になってしまいます。毎日歯ブラシでマウスピースの内面を磨いたり、必要に応じて洗浄剤などを使用する必要があります。

ワイヤー矯正とは?

ワイヤー矯正の模型に治療器具を当てている

特徴

ワイヤー矯正は歴史が長く、最も一般的な歯列矯正の方法です。

歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を付けて、そこにワイヤーを通して力をかけることで徐々に歯を移動させていきます。

メリット

ワイヤー矯正には、以下の3つのメリットがあります。

多くの症例に対応できる

ワイヤー矯正では、基本的にすべての歯列不正の治療が可能です。インビザラインでは治療が難しいような症例も対応でき、出っ歯や受け口などがある場合も治療後は口元の印象を変えることが可能です。

細かい調整が可能である

インビザラインはあらかじめ作成されたマウスピースの歯並びに合わせて歯を移動させていきます。

一方、ワイヤー矯正では、ある程度歯並びが改善されたあとに一部だけもう少し動かすなどの細かい調整が可能です。

目立ちにくい装置も選択できる

ワイヤー矯正は、基本的には歯の表側に付ける装置のため目立つ印象がありますが、装置の種類は金属のみならず、セラミックのブラケットや白いワイヤーが選択できたり、歯の裏側に装置を付ける舌側矯正という方法もあります。

デメリット

ワイヤー矯正には、以下の3つのデメリットがあります。

装置が目立ちやすい

メリットでお伝えしたように、ワイヤー矯正は目立ちにくい装置を選択できますが、インビザラインに比べるとどうしても目立ちやすいです。

食事や歯磨きがしにくい

ワイヤー矯正の装置は固定式のため、食べ物が詰まりやすく歯磨きもしにくいため、汚れが溜まったままにしていると虫歯や歯周病の原因になります。歯磨きは時間をかけて行うことが大切です。

痛みが出やすい

インビザラインに比べて、ワイヤー矯正は歯の移動量が大きいため、痛みが出やすいです。痛みがずっと続くわけではありませんが、ワイヤーを交換したり、調整した日から2〜3日は痛みが出やすいといわれています。

また、歯が移動することでワイヤーが奥に伸びて粘膜に刺さってしまうこともあります。

インビザラインとワイヤー矯正の違い

歯科医がレントゲンと歯の模型を使って説明している

インビザラインとワイヤー矯正の違いを分かりやすく一覧でご紹介します。

<インビザラインとワイヤー矯正の比較>

インビザライン ワイヤー矯正
費用 約800,000〜1,000,000円 約700,000〜1,300,000円
治療期間 約2年〜2年半 約2年半〜4年
見た目 目立ちにくい 目立ちやすい
痛み 出にくい 出やすい
歯磨き しやすい しにくい
適応 比較的軽度な歯列不正 すべての歯列不正

表に示した費用や期間はあくまでも全顎治療を行なった際の平均のため、個々のお口の状態や医院によっても違いはあります。

インビザラインとワイヤー矯正のどちらでも部分矯正で治療できる場合もあり、その場合はもう少し治療期間が短くなり、費用も安くなります。ワイヤー矯正の場合は、金属ではなく歯の色に近いセラミックのブラケットを選択したり、舌側矯正の場合は費用が高くなる傾向があります。

インビザラインとワイヤー矯正どちらがいいの?

ピンクのニットを着た女性がマウスピースとワイヤー矯正が付いた歯の模型を持っている

インビザラインに向いている方

インビザラインは、軽度の歯列不正など適している症例は限られてしまいますが、目立ちにくい装置で且つ歯のケアもしやすい方法で矯正を行いたいという方に向いています。インビザラインで治療の大きなメリットは、装置が目立ちにくく取り外しができることでしょう。

また、インビザラインはワイヤー矯正に比べて、比較的短い期間で治療が終了することが多いです。簡単な矯正方法ではありますが、マウスピースを1日20〜22時間以上使用しなければ、きちんとした治療結果は得られません。日常生活の中できちんと装着時間を守ってマウスピースを使用できるかは、インビザライン治療をするうえで重要なポイントです。

ワイヤー矯正に向いている方

ワイヤー矯正は、治療中の見た目は気にならず、時間がかかっても細かい部分も含めてきちんと歯並びを治したいという方に向いています。単に見た目を治すだけでなく、上下の歯を全体的に噛ませることもできるので、食事がしやすくなるなど機能的なメリットも大きいです。

しかし、インビザラインに比べると、調整を行ったあとは痛みが出やすく、固定式の装置に食べ物が詰まりやすいため歯磨きにも時間を要します。治療を始めてから後悔しないように、ワイヤー矯正のデメリットも理解し、納得したうえで治療を開始しましょう。

まとめ

白いシャツを着た人の前に歯の模型がある

今回はインビザラインとワイヤー矯正の治療方法の違いと、それぞれの治療はどのような方に向いているのかを解説しました。

歯列矯正を行ううえで何を重要視するかは人それぞれです。どちらもそれぞれにメリットとデメリット、適した症例があります。どちらの治療が適しているかわからない場合は、両方の治療方法を取り扱っている歯科医院でカウンセリングを受け、歯科医師からアドバイスを受けることをおすすめします。

この記事でインビザラインとワイヤー矯正の違いを理解していただき、治療につながるイメージをもっていただけたら幸いです。インビザラインを検討している方や疑問がある方は、島根県の歯医者「かずあきデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。ご自身に合った方法で矯正治療をスタートしましょう。