Tag Archives: 治療計画

インビザラインの治療は延長することがある?その原因とは?

2023年8月21日

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

インビザラインはマウスピースを使用するため、手軽に始められると人気の矯正治療です。

しかし、患者様自身でマウスピースを管理する必要があるため、治療のすすめ方次第では治療期間が当初の予定よりも延長してしまうことがあります。

治療期間が延長してしまうと、その分余計な費用がかかってしまうだけでなく、治療がうまくすすまない原因にもなってしまいます。そのため、インビザライン治療を成功させるためには、治療期間が延長する原因を理解しておくとよいでしょう。

今回は、インビザラインの治療期間が延長してしまう原因と対処法について解説しています。

インビザラインの治療は延長することがある?

期間が延びることに悩む女性

インビザラインは、治療前の精密検査にくわえ「クリンチェック」という独自のシステムを使用することによって、治療前にどのくらい治療期間がかかるのかシミュレーションで確認できます。

しかし、実際インビザライン矯正を始めてみると、当初予定していた治療期間よりも延長してしまうことがあります。原因は、顎の骨がしっかりしていて思ったよりも歯の動きが悪いことや、マウスピースの装着方法が間違っていることなど、さまざまです。

マウスピースの装着方法が間違っていることが原因である場合、予定していた方向とは違う方向に歯が動いてしまうかもしれません。この場合、マウスピースの作り直しや治療計画の変更が必要になり、治療期間が延長するだけでなく、その分費用がかかってしまうことにもつながります。

治療期間が延長するということは、当初予定していたスケジュールの変更が必要になり、余計な費用がかかることもあるため注意が必要です。

インビザラインの治療期間

時計とカレンダー

インビザラインの治療期間は、お口の状態によって異なりますが平均して2~3年です。

しかし、インビザラインは歯の乱れが軽度の場合に適した治療法といわれているため、症状によっては1年半程度で終わることもあるでしょう。

インビザラインの治療期間が2~3年と聞くと長いと思われるかもしれませんが、従来のワイヤー矯正も1~3年程度かかるといわれているため、インビザラインの治療期間が特別長いわけではありません。

矯正期間と保定期間

インビザラインを含めた矯正治療の期間とは、歯を動かす矯正期間と歯の後戻りを防ぐ保定期間の2つを足したものです。

歯を動かした矯正期間のあとの歯は不安定なため、何もしなければ治療前の位置に戻ろうとしてしまいます。そのため、保定期間を設け、リテーナーをつけて歯の後戻りを防がなければいけません。

保定期間の目安

保定期間の目安は、歯を動かすのにかかった期間と同じくらいの期間が必要といわれています。

歯を動かす矯正期間が大体1~1年半程度かかった場合、保定期間も1年半ほどは必要です。このことから、矯正期間1年半とすれば保定期間も1年半程度はかかるため、矯正治療全体として合計3年ほどかかるという計算になります。

ただし、インビザラインを含めた矯正治療にかかる期間については、もともとの歯並びやお口の状態によって異なります。実際にかかる治療期間については歯科医師の判断が必要なので、ここで紹介した治療期間についてはあくまでも目安程度に参考にしてください。

インビザラインの治療期間について詳しく知りたい場合は、お気軽に当院までご相談ください。

インビザラインの治療が延長してしまう原因

クエスチョンマークと女性

ここでは、インビザラインの治療が当初予定していた治療期間よりも延長してしまう原因を5つ解説します。

①マウスピースの装着時間が守れていないケース

インビザライン矯正は、定められたマウスピースの装着時間を守れていなければ、予定通りの位置に歯が動かず、治療期間が延長してしまいます。

インビザライン矯正は患者様の好きなタイミングでマウスピースを取り外せるのがメリットですが、装着時間が短くなるのがデメリットです。そのため、食事や歯磨き以外の時間はなるべくマウスピースをつけ、1日20〜22時間よりも短くならないようにしましょう。

②マウスピースの装着方法が間違っているケース

インビザライン治療は、歯とマウスピースが密着することで矯正力がかかり、歯が予定している位置に動きます。そのため、マウスピースがしっかり歯の形におさまっていないと、治療がうまくすすまず治療期間が延長してしまう原因になります。

マウスピースが浮いたりズレたりすることで、思った方向とは違う方向に歯が動く原因にもなるため注意が必要です。

③リファインメントが必要なケース

インビザライン矯正は、クリンチェックによって治療スケジュールを立てるものの、実際の歯の動き方には個人差があります。そのため、歯の動き方によっては、噛み合わせや歯並びをよりよくするためにマウスピースの追加が必要です。

このことを「リファインメント」といいますが、治療期間が延長してしまう原因といえます。

リファインメントの回数には個人差があり、予定通り治療がすすみリファインメントが必要ない場合もあれば、数回行う場合もあります。リファインメントが必要ということは治療期間が延長することではありますが、より美しい歯並び、よりよい噛み合わせになるためには必要な過程といえるでしょう。

④虫歯によって歯の形が変わったケース

インビザラインは患者様のタイミングで取り外しできるため、ワイヤー矯正に比べて虫歯のリスクは低いといわれています。

しかし、いくら虫歯になるリスクが低いとはいえ、毎日のケアが不十分なことや食後に歯磨きせずにマウスピースをつけてしまうことで虫歯になる可能性が高くなります。

小さな虫歯の場合、治療しても削って詰める程度の簡単な処置で済みますが、大きな虫歯の場合、被せ物をするなどで、治療当初と歯の形が変わってしまうかもしれません。マウスピースを作ったときと歯の形が大きく違うと、せっかく作ったマウスピースが入らなくなり、マウスピースの作り直しが必要になってしまいます。インビザライン治療は型取りをしてからマウスピースができ上がるまでに、1か月程度の時間を要します。

このように、インビザライン矯正中に虫歯治療によって歯の形が変わってしまうと、治療期間が延長してしまうだけでなく、その分マウスピースの作り直しの費用がかかってしまうため注意が必要です。

⑤マウスピースが変形・破損・紛失するケース

マウスピースが変形・破損・紛失してしまった場合、作り直しが必要です。

曲がってしまったマウスピースを無理やりはめようとしたり、破損したマウスピースをつけたりすることは、間違った方向に歯が動く原因です。マウスピースの変形や破損が見られた場合は使用せず、1つ前の古いマウスピースをつけることで対処し、なるべく早く歯科を受診しましょう。

また、外食などでマウスピースを外す際、ケースに入れていないと変形や破損だけでなく紛失しやすくなります。

マウスピースが変形・破損・紛失してしまい作り直しが必要になると、治療期間の延長に伴い、その分費用がかかってしまいます。そのため、マウスピースを外した際は、必ずケースに入れて保管することが大切です。

インビザラインの治療を計画通りに終わらせるためには

5つのポイントスター

上記で説明した通り、治療期間が延長してしまうと、その分余計な費用がかかってしまいます。

ここでは、インビザラインの治療を計画通りに終わらせるために、気をつけたい5つのポイントを紹介します。

①マウスピースを20~22時間以上つける

インビザラインの治療を延長させないためには、マウスピースの装着時間が20時間よりも短くならないようにすることが大切です。

極端にマウスピース装着時間が短い日が続くことや、マウスピースを1日つけ忘れてしまうことで、予定通りに歯が動かずリファインメントが必要になるかもしれません。また、装着時間が足りていないことで歯が後戻りしてしまい、マウスピースの作り直しが必要になることもあるのです。

インビザラインの治療を延長させないためには、まずはしっかりマウスピースの装着時間を守れているか見直してみましょう。

②マウスピースを正しくつける

インビザライン治療は、歯とマウスピースが密着していることで矯正力がかかり、予定している位置に歯が動きます。そのため、インビザライン矯正は装着時間を守ることとマウスピースを正しく装着していることが大切です。

マウスピースをしっかりはめようと噛みながらつけてしまうと、マウスピースの変形や破損の原因になります。そのため、マウスピースをつけるときは、マウスピースを手で押し込んだあと、チューイーと呼ばれるシリコン製の棒を使用して歯とマウスピースにすき間が空かないよう正しく装着しましょう。

③マウスピースの管理を徹底する

マウスピースの変形・破損・紛失は、マウスピースの作り直しが必要になることで治療期間が延長してしまうことにつながります。そのため、マウスピースを外すときは、必ずケースに入れて保管することを徹底しましょう。

④毎日丁寧に歯磨きする

インビザライン矯正中に虫歯や歯周病が見つかると、優先的に処置が必要になり、治療期間が延長してしまうことにつながります。そのため、毎日の歯磨きでできるだけ磨き残しをなくし、虫歯や歯周病にならないようにすることが大切です。

特に、虫歯の治療によって歯の形が大きく変わってしまうと、マウスピースが入らないことでマウスピースの作り直しが必要になり、その分、治療期間が延長してしまいます。

インビザライン矯正中は歯ブラシだけでなく、虫歯になりやすい歯と歯の間にはフロスや歯間ブラシ、歯の重なったところや細かい部分にはタフトブラシなどの補助用具を使用するのがおすすめです。

⑤定期的に歯科医師のチェックを受ける

インビザライン矯正は、患者様自身でマウスピースを管理してすすめる治療ではあるものの、1~2か月に1回程度は歯科医師による治療のすすみ具合のチェックを受ける必要があります。予定通りに歯が動いているか、マウスピースの装着方法に問題はないか、マウスピースの調整が必要かなどを確認します。

マウスピースの不具合や歯の動き具合にトラブルがあっても、通院していなければ気付かず、治療がうまくすすまない原因になるかもしれません。定期的に歯科医師に経過を診察してもらうことで、予定通りに治療がすすめられるのです。

仕事などでどうしても予約日に通院できないこともあるかもしれませんが、なるべく定期的に歯科医院を訪れるようにしましょう。

まとめ

笑顔の女性歯科医

インビザラインの治療期間の目安は、2~3年程度といわれています。

しかし、マウスピースの装着時間が20時間よりも短かいことや、マウスピースの装着方法が間違っていることが原因で、この期間よりも延長してしまうことがあるため注意が必要です。

インビザラインの治療が延長してしまうと、予定通りの位置に歯が動かず、リファインメントやマウスピースの作り直しが必要です。インビザライン矯正では新たにマウスピースを作成するのに、1か月程度はかかるため、その分期間も費用もかかってしまいます。

インビザラインの治療期間を延長させないためには、まずはマウスピースの装着時間が20〜22時間よりも短くなっていないか、正しく装着できているかなど、マウスピースの装着方法を見直してみましょう。

インビザラインについてお悩みがある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

口を開くと見える八重歯

インビザラインで八重歯は治せる?治療法や注意点を詳しく解説!

2023年8月7日

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

「八重歯がコンプレックスだから矯正で治したい」「八重歯はインビザラインで治せる?」このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。多くの場合、八重歯はインビザラインで治療が可能です。

今回は、インビザラインで八重歯を治す具体的な治療法や注意点について解説します。八重歯を放置するリスクについても解説しているので、今回の記事を参考にインビザライン矯正を検討してください。

八重歯とは

レントゲン写真で説明する女医

八重歯とは、ガタガタした歯並びである叢生(そうせい)の一種です。犬歯(前歯から3番目の尖った歯)が正常の歯列に収まらず、前に出てしまうことや重なるように生えている状態です。

犬歯はほかの歯と比べて尖っていて長いため、八重歯は口を開けたときに目立ち、全体的にデコボコとした印象を与えてしまいます。

日本では「愛嬌がある」と好意的にとらえられる八重歯ですが、海外では「バンパイアティース」ともいわれ、あまりよい印象を与えません。八重歯は、歯の機能や衛生状態にも悪影響を与えるため、矯正治療を希望される方が増加しています。

八重歯になる原因

クエスチョンマークと男性

八重歯になる原因は、以下の2つです。

・あごが小さい

・乳歯が早く抜けた

一つずつ解説していきます。

あごが小さい

八重歯の原因の一として、あごが小さいことがあげられます。あごが小さいと、歯が並ぶスペースがなくなり、歯列から押し出される歯が生じます。さらに、犬歯はほかの永久歯に比べ、生えてくる時期が遅いため、歯列からはみ出しやすいのです。

また、食生活の変化により硬いものを食べる機会が減ったため、現代人のあごの発達が乏しくなっています。

しかし、歯自体の大きさは変わらないため、歯があごに並び切らず、デコボコとした歯並びになってしまうのです。

乳歯が早く抜けた

虫歯などにより乳歯が早く抜けると、八重歯の原因になる場合があります。

早期に乳歯が抜けてしまうと、歯と歯の間のスペースが生じる期間が長くなってしまいます。歯は、スペースがある方向に動く習性があるため、永久歯が生える頃にはスペースがなくなってしまい、収まりきらなかった犬歯が歯列から押し出され、八重歯となってしまうのです。

八重歯を放置するリスク

頭を抱える女性

八重歯を放置するリスクは、以下の4つです。

・虫歯や歯周病になりやすい

・噛み合わせが悪くなる

・口の中が傷つきやすい

・口臭の原因になる

一つずつ解説していきます。

虫歯や歯周病になりやすい

八重歯は、虫歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。ほかの歯と重なって生えている場合は、食べ物が詰まりやすく、歯磨きが行き届かないためです。

また、八重歯が唇に引っかかると、口が閉じづらくなる場合があります。口の中が乾燥すると、唾液の自浄作用や殺菌作用が働かなくなるため、虫歯のリスクが高まってしまうのです。

噛み合わせが悪くなる

八重歯があると、噛み合わせが悪くなるリスクがあります。

物を噛んだときは、歯全体で噛む力を吸収し、分散しています。

しかし、八重歯があることで噛んだときのバランスが崩れるため、噛み合わせが悪くなってしまうのです。特に奥歯に大きな負担がかかるため、顎関節にも影響し「顎関節症」を発症する可能性もあります。

口の中が傷つきやすい

八重歯は、口の中の粘膜や唇を傷つける場合があります。八重歯に下唇が当たると、粘膜が刺激され、口内炎ができることがあります。

また、転倒時に八重歯が口の中に刺さり、口の中が切れるリスクもあるのです。

口臭の原因になる

八重歯が妨げとなり、口が閉じにくく感じる場合があります。

口呼吸になり、口の中が乾燥してしまうと、唾液が不足し乾燥してしまいます。唾液には自浄作用や殺菌作用があるため、乾燥した口の中は虫歯や歯周病のリスクが高まり、口臭の原因になるリスクがあるのです。

インビザラインで八重歯は治せる?

インビザラインを両手で持つ女性

八重歯は多くの場合、インビザラインでの治療が可能です。

しかし、出っ歯や受け口の症状が重く骨格に問題がある場合や、多くの抜歯が必要な重度の叢生(ガタガタ歯並び)では、インビザラインでの治療が難しくなります。また、歯周病の症状が進行している方や、インプラント治療をした方も、適応外となる場合があります。

適応外となった方は、ワイヤー矯正などのほかの矯正方法が採用されるため、矯正治療自体を諦める必要はありません。歯科医院のカウンセリングを受けるなどして、歯科医師に相談してください。

インビザラインでの八重歯の治療法

顎の模型と治療器具を持つ女医

インビザラインでの八重歯の治療法には、以下の4つがあります。

・抜歯をする

・歯列弓(歯列のアーチ)を広げる

・歯と歯の間を削る

・奥歯を後方に移動する

一つずつ解説していきます。

抜歯をする

八重歯を正常の歯列に戻すために、抜歯をしてスペースを確保する方法です。

八重歯が大きく歯列から外れていたり、重なりの度合いが強かったりする場合は、抜歯をして八重歯が移動するためのスペースを確保することが多いでしょう。

しかし、抜歯をすることで、歯列弓(歯並びのアーチ)が小さくなり、舌根が後ろに下がります。そのため、いびきをかきやすくなったり、睡眠時無呼吸症候群を発症しやすくなったりするリスクがあります。

歯列弓(歯列のアーチ)を広げる

歯列を全体的に外側(頬側)に広げて治療する方法もあります。

歯列弓の拡大により、押し出された八重歯を移動するスペースを確保します。成長期のこどもの場合は、歯列弓の拡大はさほど難しくありません。

しかし、大人の場合は拡大できる範囲に限りがあります。そのため、八重歯を移動するのに十分なスペースの確保ができない場合は適応外です。また、歯列弓の拡大により下の歯との噛み合わせが崩れてしまう場合も、インビザライン矯正の適応外となります。

歯と歯の間を削る

 歯の側面を削る「ディスキング」と呼ばれる治療法もあります。

ディスキングとは、歯の側面を最大0.25mmずつ削り、八重歯を移動するスペースを確保する方法です。すべての歯をディスキングすると、歯一本程度のスペースを確保できます。削るのは健康上の支障のない量ですが、処置中に知覚過敏のような症状が出る場合があります。

奥歯を後方に移動する

奥歯を後方に移動することを「遠心移動」といいます。

八重歯が移動するスペースを確保するために、奥歯を遠心移動して八重歯が移動するスペースを確保します。インビザラインは、ワイヤー矯正に比べ、遠心移動が得意といわれています。

ただし、親知らずが生えていると遠心移動ができないため、事前に抜歯する必要があるでしょう。

インビザラインで八重歯を治療するときの注意点

強く注意する眼鏡の女性

インビザラインで八重歯を治療するときには、以下の2つの注意点があります。

・適応できない症例がある

・自己管理が必要である

一つずつ解説していきます。

適応できない症例がある

インビザラインは、適応が難しい症例があります。歯並びに重度の問題がある場合、歯周病が進行している場合、インプラント治療をした場合は適応外となることがあります。

適応外の症例は、ワイヤー矯正での治療や、インビザラインとワイヤー矯正を併用した治療をします。

自己管理が必要である

インビザラインは、取り外し可能なマウスピースのため、こまめな自己管理が不可欠です。

インビザラインは、1日20〜22時間の装着を前提として治療計画がたてられています。そのため、装着時間を守らないと治療が遅れてしまうのです。また、1〜2週間ごとのマウスピースの交換も、忘れずに自分で行う必要があります。さらに、マウスピースは取り外しのたびに洗浄をする必要があり、こまめな自己管理が欠かせません。

自己管理を怠ると治療が進まないばかりでなく、虫歯や歯周病になるリスクも高まります。こまめな自己管理の必要性を理解し、自分のライフスタイルなどと照らしあわせ、自己管理が可能か検討してみましょう。

まとめ

親指を立てて笑顔の歯科医たち

今回は、八重歯のインビザライン治療について解説しました。

八重歯とは、叢生の一種で、犬歯が正常の歯列から押し出されてしまった状態です。八重歯の原因は、あごが小さく正常の歯列から押し出されることや、乳歯が早く抜けることです。

八重歯を放置すると、虫歯や歯周病のリスクが上がるなどのリスクがあります。

しかし、八重歯は多くの場合、インビザラインでの治療が可能です。八重歯のインビザライン治療では、八重歯が移動するスペースを確保し、歯並びを整えていきます。インビザラインでは、一部適応にならない症例があるため、注意しましょう。

インビザラインが適応外となった場合でも、ワイヤー矯正での治療が可能なため、矯正治療を諦める必要はありません。まずは、歯科医院のカウンセリングで相談してみましょう。

八重歯についてお悩みがある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

インビザラインを装着する女性

歯ぎしり・食いしばり癖によるインビザラインへの影響と対策!

2023年7月27日

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯ぎしり・食いしばりは、上下の歯を強く押し当てるものであり、人によっては歯の表面が削れることもある行為です。インビザラインは薄いプラスチックでできており、強い衝撃が苦手なため、インビザラインが割れてしまうおそれがあります。そのため、歯ぎしりや食いしばり癖のある方は気を付けなければなりません。

今回は、歯ぎしり・食いしばり癖のある人がインビザラインを行う場合、具体的にどのような影響があるかを解説します。

歯ぎしり・食いしばりとは?

歯を強く噛みしめる女性

歯ぎしりとは、睡眠中や日常生活の最中に無意識に歯を強くこすりあわせる行為のことを指します。ストレスや睡眠障害などが原因で引き起こされ、長期的に続くと歯がすり減ることや歯周病が悪化することなどにつながるでしょう。

一方、食いしばりとは、精神的な緊張やストレスを和らげるため、または困難な状況に直面したときに感情を抑制するために、意識的または無意識的に歯を噛みしめる行為を指します。こちらも長期的に続くと、顎関節症や頭痛などを引き起こす可能性があります。

どちらもストレスや過度な緊張が原因となることが多いため、リラクゼーションやストレスの管理が有効な対策です。また、異常な歯ぎしり・食いしばりが続く場合は、歯科医師に相談することをおすすめします。

歯ぎしり・食いしばり癖の原因

歯の模型を手に持つ男性医師

歯ぎしり・食いしばり癖の原因には、何があるのでしょうか。よく見られるケースについて、それぞれ解説します。

ストレス

歯ぎしり・食いしばり癖の主な原因の1つは、ストレスです。

常に高いストレスレベルにさらされていると、無意識のうちに歯を強く食いしばる人や歯ぎしりをする人がいます。これは、ストレスが神経系に影響を与えることから、体がストレスの影響による緊張を緩和しようとするためです。

集中している状態

歯ぎしり・食いしばりの癖は、しばしばストレスや集中している状態に起因します。

精神的なプレッシャーは、無意識のうちに顎の筋肉を緊張させ、歯を強く噛みしめる行為などにつながる可能性があるでしょう。また、特定の作業や問題に集中して取り組むときや、スポーツなどの高度な運動タスクを実行するときも同様です。顎を閉じることが精神的な集中とリンクしているため、歯が強く圧迫されるのです。

歯並びや噛み合わせの悪さ

正常な噛み合わせは、上下の歯が適切に接触することで組織を保護し、食物を効率よく咀嚼します。

しかし、歯並びや噛み合わせが悪いと噛む力が均等に分散せず、一部の歯に過剰な負荷がかかることがあります。特に、噛み合わせの悪い状態を改善しないと、歯ぎしり・食いしばりの癖につながることがあるでしょう。

眠りが浅い

歯ぎしり・食いしばりの癖は、睡眠障害が原因の一つとされています。睡眠の質が悪く、睡眠中に歯ぎしりをするケースがあるでしょう。

通常、深い眠りに入ると筋肉はリラックスしますが、眠りが浅い場合や睡眠障害がある人は筋肉が十分にリラックスせず、歯ぎしりを起こすことが多いのです。

歯ぎしり・食いしばり癖があってもインビザライン治療は受けられる?

インビザラインを手に持ち考え込む男性

歯ぎしり・食いしばりの癖がある患者さまでも、インビザラインの治療を受けることは可能です。

ただし、症状が強い場合は、インビザラインのアライナー(装置)にダメージを与える可能性がありますので、必ず歯科医に相談し、詳細な診断を受けましょう。

また、歯ぎしり・食いしばりの癖がある方がインビザラインを使用する場合、通常以上にアライナーの交換頻度が高まる可能性があります。治療期間や費用が変動する可能性もあるため、具体的な治療計画は歯科医と十分に話し合うことが大切です。

歯ぎしり・食いしばり癖によるインビザラインへの影響

指をかんで不安そうな女性

歯ぎしり・食いしばりの癖があると、インビザラインにどのような影響が出るのでしょうか。治療前に知っておくことで、円滑に治療を進めることにつなげましょう。

インビザラインの変形や割れるリスク

歯ぎしり・食いしばりが強いと、インビザラインはその圧力により変形や破損のリスクが高まります。インビザラインは、患者さまそれぞれの歯の形状に合わせて作られるため、その形状を保つことが重要です。

しかし、強い力がかかると、予定されていた形状を保てず効果が落ちる可能性があるでしょう。また、歯ぎしり・食いしばりによる力が強すぎる場合、インビザライン自体が割れることもあります。

これらの問題を避けるため、治療開始前に歯ぎしり・食いしばり癖があることを歯科医に確実に伝えましょう。

矯正治療の遅れ

歯ぎしりや食いしばりの習慣は、インビザラインに悪影響を与える可能性があります。これらの癖は、矯正治療を遅らせる原因となることもあるでしょう。

歯ぎしりによる圧力は、矯正治療の進行を妨げ、アライナーの適合性を損なう可能性があります。さらに、食いしばりにより、アライナーが破損するおそれれもあるでしょう。

これらの問題を避けるためには、睡眠中の歯ぎしりを防ぐマウスガードを使用することや、ストレス管理の手法を導入することが推奨されます。

顎関節への負荷

インビザラインはクリアなアライナーで歯列を整える治療法であり、歯ぎしり・食いしばり癖があると影響を受ける可能性があります。

通常、これらの癖は、無意識のうちに強い力で歯を食いしばることで、アライナーに過度なストレスを加えることとなるでしょう。その結果、アライナーに亀裂や破損の可能性があります。また、強い力が顎関節に加わると、インビザライン治療の進行が遅れることや、顎関節症の原因となる可能性も出てくるでしょう。

これらの癖がある場合、治療自体に取り組む前に、まずこれらの癖を改善する治療が必要です。歯ぎしり・食いしばり癖の改善後であれば、インビザラインによる治療を安全に、そして確実に進めることができます。

矯正治療の定期的な経過観察が必要

歯ぎしり・食いしばり癖は、インビザラインで利用する歯科装置に悪影響を及ぼす可能性があります。

適切な位置に調整された歯の移動、インビザライン自体の傷みや破壊のおそれがあるでしょう。そのため、矯正治療を受けている間は、定期的に歯科医師の監督のもとで治療の経過を観察し、必要に応じて治療計画を見直すことが重要です。

矯正治療は長期にわたるものですので、生活習慣の見直しも含めて適切なケアが不可欠といえます。

歯ぎしり・食いしばり癖の対策

インビザラインを持って笑顔の女医

歯ぎしり・食いしばり癖の対策として、日常で取り組める方法がいくつかあります。意識して行うことで、改善につなげることができるでしょう。

あおむけで寝る

歯ぎしり、食いしばり癖を改善するためには、あおむけで寝ることをおすすめします。あおむけで寝ることで顎の力が自然と解放され、歯ぎしりや食いしばりを抑制することが可能です。

また、ストレス管理も重要といえるでしょう。十分な睡眠を取る、適度な運動をする、リラックスできる時間を作るなどの方法を取り入れてみてください。

頬杖をやめる

頬杖という行為は、ふだん意識せずに行っていることが多いでしょう。

まずは頬杖をつく癖に気づくことが大切です。頬杖をつくと、無意識に顔の筋肉に力が加わり、食いしばりにつながることがあります。頬杖の癖に気づいたら、無理にやめるのではなく、まずは頬杖を減らすことを目指しましょう。

噛み合わせを確認する

歯ぎしり・食いしばり癖の対策を行う際には、噛み合わせを確認しましょう。

正しい位置で噛み合わせができているか、無理な力を入れていないかなど、日常生活の中で自己チェックすることが大切です。問題があると気づいた場合には、歯科医へ相談しましょう。

飲酒量を控える

歯ぎしり・食いしばり癖の対策には、飲酒量を控えることも大切です。

アルコールには、気分のリラックスを促す機能があります。

しかし、過剰な摂取は睡眠の質を落とし、歯ぎしりや食いしばりを引き起こす可能性があるのです。飲酒を控え、規則正しい生活習慣を送り、睡眠環境を整えることで、癖の改善につなげましょう。

まとめ

歯科医院で笑顔の患者と医師

インビザラインは、薄いプラスチックを使用した器具です。強い衝撃を与えると破損してしまうので、極力強い力は避けなくてはいけません。そのため、インビザラインを利用した治療を受ける際には、歯ぎしり・食いしばり癖がないかどうかの確認が大切です。

歯ぎしり・食いしばりの原因は、ストレスや噛み合わせなど、さまざまです。インビザラインで矯正することにより噛み合わせは改善されますが「矯正中にいかに歯ぎしり・食いしばりをせず、インビザラインを傷めずに矯正を続けられるか」が大切です。

歯ぎしり・食いしばり癖によるインビザラインへの影響についてお悩みがある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

オレンジ色の背景にマウスピースを持つ手

インビザラインで歯が動いている気がしない?原因と対処法を徹底解説

2023年5月28日

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

インビザラインは、マウスピースを装着することで徐々に歯を動かし、歯列を矯正する方法です。

しかし「インビザラインの効果を感じられない……」「効果を感じられないけどどうしたらいいかわからない」などのお悩みを持つ方がいます。

今回は、インビザラインの仕組みや、効果を感じられない場合の理由、対処法などを詳しく解説します。インビザラインの効果についてお悩みや疑問をおもちの方は、ぜひ参考にしてください。

インビザラインの仕組み

マウスピースをはめる女性

なぜマウスピースを装着するだけで歯並びが変わるのか疑問に思う方もいるでしょう。まずは、インビザラインの概要と仕組みについて解説します。

インビザラインとは

インビザラインでは、マウスピース型の矯正装置を装着することで歯列矯正を行います。審美性が優れていること、日常生活の制限が少ないことから近年注目されている歯科矯正のひとつです。

インビザラインの仕組み

インビザラインで歯列矯正ができる原理は、ワイヤー矯正と変わりません。歯を支えている歯槽骨や歯根膜に力を加えることで、歯と歯の間にスペースを作り出していきます。歯根膜がもつ、ある程度の厚みを保とうとする性質を利用して徐々に歯を理想の場所へ動かすのです。

インビザラインでは、iTeroとよばれる3Dスキャナーで口腔内を撮影し、歯並びや噛み合わせなどの情報を得ることができます。得た情報をもとに矯正後の歯並びをシミュレーションし、一人ひとりに合わせたマウスピースを作製することが可能です。

ワイヤー矯正では、U字に装着したワイヤーがもとに戻ろうとする力を利用して矯正を行います。そのため、歯の状態を定期的に確認しながらワイヤーの締め方を微調整する必要があるのです。

一方、インビザラインでは数十個のマウスピースを定期的に交換することで歯列矯正を行います。数十個のマウスピースは、もとの歯列に対して少しずらして作製されており、ずれによって一定の圧力がかかることで歯が動いていくのです。

マウスピースは約10日~2週間で次のものに交換します。1枚のマウスピースで動かせるのは約0.25mmで、少しずつ歯を動かしていくため痛みや不快感が少ないとされているのです。

効果が感じられない理由

顎に手を当てて悩む女性

インビザライン治療をしていても、効果が感じられないと不安に思う方がいます。効果が感じられない理由を解説します。

歯が少しずつ動くため効果を感じにくい

1枚のマウスピースでは約0.25mmしか歯が動きません。インビザラインでは少しずつ歯を動かすため、治療開始から半年ほどは効果を感じられない方が多いです。

しかし、マウスピースを交換するたびに歯列が整うことを実感できるでしょう。治療期間は約2〜3年といわれていますが、終わりが近づくと理想の歯並びに近づきます。

マウスピースの装着時間を守っていない

インビザラインでは、マウスピースは1日20〜22時間装着することが推奨されています。常に一定の圧力をかけることが重要なため、食事や歯磨きのとき以外は装着することが基本です。

マウスピースの装着時間を守れていないと、歯列矯正が予定どおりに進まず効果を感じにくくなります。

適切な時期にマウスピースを交換していない

マウスピースは約10日~2週間使用したあと、次のマウスピースに交換します。患者さまに合わせてスケジュールが立てられているため、スケジュールどおりに交換していくことが重要です。

交換時期が守られていないと、歯列矯正がスムーズに進まず効果を感じにくくなるでしょう。

マウスピースの装着方法が誤っている

装着方法が誤っており、マウスピースが歯にフィットしていないと、治療効果が出にくくなります。

指導されたとおりにマウスピースを装着することが大切です。

マウスピースが破損している

破損したマウスピースを装着すると、本来よりも密着性が低下し矯正力に影響を及ぼします。

密着しないと一定の圧力が歯にかからない、理想の力の向きと違う方向へ圧力がかかるなどの問題が起きるのです。そのため、マウスピースが破損した場合は、早めに歯科医師に相談しましょう。

治療計画が適していない

インビザラインでは、クリンチェックとよばれるソフトを使用して治療計画を立てます。大まかな治療計画をコンピュータが作成し、作成された治療計画を歯科医師が確認して修正を行います。

修正が行われない場合や、歯科医師が行った修正が不適切な場合は、治療効果を感じにくいです。コンピュータを使用するためどの歯科医院でも同じ効果を得られると思う方もいるかもしれませんが、歯科医師の腕によって矯正の進み方や仕上がりに差が出るといえるでしょう。

虫歯や歯周病がある

矯正治療を始める前に、虫歯や歯周病は治療する必要があります。矯正治療の途中で虫歯や歯周病になった場合、虫歯の治療を優先することによって矯正治療が遅れる可能性があります。

治療が遅れると、効果を感じるまでに時間がかかるでしょう。

効果が感じられない場合の対処法と注意点

注意マークが書かれた黒板を掲げる女性

インビザラインの効果を感じにくいとされる原因を説明しました。次に、効果が感じられない場合の対処法と注意点を説明します。

しっかり調べて歯科医院を選択する

受診する歯科医院はしっかりと選びましょう。

先述したように、インビザラインでは、同じソフトを使用していても歯科医師の腕によって効果が左右されることがあります。受診前にホームページを確認する、電話で問い合わせをするなど、インビザラインを得意とする歯科医院を探すことが大切です。

マウスピースの装着時間と交換時期を守る

マウスピースの装着時間や交換時期を守らないと、治療計画から逸脱して効果を感じにくくなります。そのため、歯科医院で指示された内容をしっかりと守る必要があります。1日20〜22時間マウスピースを装着するよう徹底することや、マウスピースの交換時期を忘れないようカレンダーに記入するなど、工夫して矯正治療に取り組みましょう。

インビザラインではマウスピースの交換ごとに受診する必要はなく、来院回数が少ないため、自分でしっかりとマウスピースを管理することが重要です。

破損・紛失した際はすぐに連絡する

装着しているマウスピースを破損・紛失した場合は、早めに歯科医院へ連絡しましょう。

破損したマウスピースをそのまま装着すると、口腔内を傷つけることや、間違った方向へ圧力をかけることにつながるため避けましょう。早めに歯科医院に相談することで、治療の遅れを防ぐことができます。

口腔ケアを徹底する

矯正治療の途中で虫歯や歯周病になると、矯正を中断して治療を行うことになるでしょう。

治療によっては歯の形が変わってマウスピースが合わなくなり、治療を遅らせる原因となります。マウスピースを清潔に保てるよう飲食の際は外す、歯磨きの際に歯間ブラシやフロスを使用するなど、虫歯予防に努めることが大切です。

装着時にチューイーを使用する

マウスピースがしっかりとフィットしていないと、治療効果が発揮されません。

マウスピース装着時にチューイーとよばれる棒状の道具を使用することで、マウスピースの浮きを防ぐことができます。チューイーをガムのように10分程度正しく噛むだけで、マウスピースが歯にフィットします。

まとめ

マウスピースを両手で持って前に出す女性

今回は、インビザラインで効果が感じにくくなる原因や対処法について解説しました。

来院回数が少なく自己管理が重要な治療ですが、適切に治療を続けていくことで理想の歯並びを手に入れることができます。インビザラインでは治療後の歯並びも画像で確認することができるため、それをモチベーションに日々の治療に励みましょう。

この記事を参考に、インビザラインの仕組みを理解し、効果が実感できるまでに時間がかかることを知っておきましょう。

インビザラインについてお悩みがある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

マウスピースを口に装着する女性

インビザラインが割れた!紛失した!よくあるトラブルと対処法

2023年4月26日

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

インビザラインが割れたり紛失したりするトラブルが発生した場合は、すぐに歯科医院へ連絡しましょう。治療を中断している期間が長くなると、治療期間が延びるだけでなく、納得のいく結果を得られない場合があります。

今回は、インビザライン治療中によくあるトラブルと対処法について解説します。

インビザライン治療中によくあるトラブル

顎に指先を当てて悩む女性

インビザラインは、従来の矯正治療に比べて快適であるとされています。

しかし、ほかの矯正方法と同様、治療中にトラブルが発生することもあります。よくあるトラブルは、以下のとおりです。

・インビザラインが割れる

・アタッチメントが取れる

・インビザラインが合わない

・インビザラインを紛失した

インビザラインの治療開始前に行うシミュレーションはあくまでも予測なので、歯が思いどおりに動かないことがあります。不測の事態による場合もありますが、使用方法の誤りによって起きるトラブルも多くあります。

インビザラインの作り直しには時間や費用がかかるため、トラブルはなるべく避けたいものです。インビザラインによるトラブルを減らすには、装着時間を守るなど、適切に管理することが重要です。

トラブル①インビザラインが割れる

緑の背景に歯ブラシとマウスピースと歯磨き粉

インビザラインは、厚さ約0.5mmと非常に薄いプラスチック製のマウスピースです。使用方法の誤りや事故によって、インビザラインが割れることがあります。

インビザラインが割れる原因

インビザラインは、非常に薄い素材で作られているマウスピースのため、強い衝撃が加わると割れる場合があります。

歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、インビザラインが割れるリスクが高いです。

歯ぎしりや食いしばりは主に睡眠中に行われ、歯にかかる圧力は250~300㎏ほどといわれています。マウスピースに強い力が加わると、インビザラインが割れてしまう可能性があります。

インビザラインを装着したままの食事

インビザラインを外さずに食事をすると、噛んだ衝撃でインビザラインが割れることがあります。特に、固い食べ物には注意が必要です。

しかし、インビザラインを外さずに食事をすることは基本的にNGなので、割れる原因としては低いといえるでしょう。

誤った保管方法

インビザラインは、取り外したあとに専用の保管ケースに入れることが推奨されています。

しかし、手間がかかることから、ケースに入れずにそのまま机などに置いてしまうこともあるでしょう。インビザラインを置いていることを忘れて、上から物を置いたり落としてしまったりすると、インビザラインが割れることがあります。

また、外出時はケースではなくティッシュやタオルに包む方もいますが、その状態で服のポケットやバッグに入れてしまうと、インビザラインが割れるリスクが高くなります。

インビザラインを無理に外す

インビザラインの取り外しには、適切な方法があります。外すときに無理な方向に引っ張ってしまうと、インビザラインが割れる場合があります。

インビザラインは、奥歯の内側に指を引っかけて浮かせてから、前歯に向かって外しましょう。

インビザラインが割れた際の対処法

インビザラインが割れたら、まずは歯科医院に連絡しましょう。まだ装着できるからといってインビザラインを割れた状態でつけていると、計画どおりに歯が動かず、治療の精度が落ちてしまいます。

ただし、診察時に医師が問題ないと判断すれば、使用を継続する場合もあります。また、医師の指示により、ひとつ前のマウスピースや次のマウスピースを装着する場合もあるでしょう。装着可能な状態かどうかは自己判断せず、医師の指示に従ってください。

インビザラインが割れた際の注意点

インビザラインが割れたからといって、自分で修理してはいけません。インビザラインは非常に繊細に作られています。自分で修理しても治療に支障をきたすだけなので、自己判断はやめましょう。

また、次回の通院時までに何も装着せずに過ごすのもよくありません。インビザラインで動かした歯が戻ってしまう可能性があるからです。

インビザラインが割れた場合は長時間放置せず、すぐに医師に相談しましょう。

トラブル②アタッチメントが取れる

マウスピースを手に持った女性

矯正力を高めるために、歯にアタッチメントを装着する場合があります。アタッチメントは、インビザラインと違って自分で取り外すことができないので、食事や歯磨きのときも装着したまま過ごします。

アタッチメントが取れる原因

強い衝撃が加わったり、接着力が弱くなったりすると、アタッチメントが取れることがあります。以下、アタッチメントが取れる原因について解説します。

インビザライン着脱時の衝撃

アタッチメントは、自分で取り外すことはできません。インビザラインをつけたり外したりするときに、引っかかって取れてしまう場合があります。

アタッチメント周囲の汚れ

アタッチメント周囲は段差が生まれるため、磨きづらく汚れが溜まりやすいです。汚れが蓄積されると、接着部分が劣化し、アタッチメントが取れることがあります。

固い食べ物を噛んだときの負荷

アタッチメントは自分で取り外しができないので、食事のときもつけたままです。固い食べ物を噛んだ衝撃でアタッチメントが取れることがあります。

不適切な装着

アタッチメントの装着が不十分であった場合にも、取れてしまう場合があります。

アタッチメントが取れた際の対処法

アタッチメントが取れたら、すぐに歯科医院に連絡しましょう。取れた状態が長く続くと、治療計画の乱れにつながります。

また、アタッチメントは非常に小さく、歯と似た色をしているので、取れても気づかない場合があります。インビザラインの取り外しは鏡で確認しながら行うようにすると、対応の遅れを防止できるでしょう。

アタッチメントが取れた際の注意点

アタッチメントは自分で取り外しができないので、食事や歯磨きによる影響を受けやすいです。

アタッチメントの装着中は、インビザラインの取り外しは特に丁寧に行い、アタッチメント周囲は入念に磨くようにしましょう。また、固い食べ物を食べる場合は、アタッチメントを装着している部分を避けて噛むと、取れるリスクを軽減できます。

トラブル③インビザラインが合わない

右頬に手を当てて痛がる女性

インビザラインが浮いてしまって歯の形に合わない場合があります。インビザラインが合わない場合、装着方法の見直しや作り直しが必要になることがあります。

インビザラインが合わない原因

基本的に、歯が予定どおりに動かなかった場合に起こることが多いトラブルです。以下、インビザラインが合わない原因について詳しく解説します。

計画どおりに歯が動かなかった

計画どおりに歯が動かなかった場合、新しいマウスピースを装着したときに合わないことがあります。考えられる原因は、主に装着時間が短いことです。

推奨されているインビザラインの装着時間は、1日20〜22時間以上です。装着時間が守られていないと、歯が動くスピードが遅れ、骨のサイクルとずれてしまうため、歯が計画どおりに動きません。インビザラインは事前にシミュレーションを行って治療計画を立てますが、稀に使用方法を守っているにもかかわらず、複雑な歯並びなど症例によってはシミュレーションどおりに歯が動かないことがあります。

チューイーを使用していない

インビザラインを装着するときは、チューイーの使用が推奨されています。手指だけでも装着できますが、チューイーを使用すると、さらにマウスピースを歯に密着させることができます。

特に、マウスピースを交換してから数日間は、並びがマウスピースに沿わず、浮きやすい傾向があります。チューイーを使用しないと、インビザラインが合わなくなったと感じることがあるでしょう。

インビザラインが不良品だった

インビザラインは、シミュレーションを反映して一括でマウスピースを作成します。マウスピースが不良品だった場合、インビザラインが歯に沿わなくなります。

インビザラインが合わないときの対処法

まずは、インビザラインの装着時間を守りましょう。食事と歯磨きのとき以外は装着して、できるだけ外している時間を短くすることが大切です。

また、チューイーも積極的に使用しましょう。特に、新しいマウスピースに交換してから数日間は、チューイーを使用することで治療を計画どおりに進めることができます。

装着時間を守り、チューイーを使用しているにもかかわらず、インビザラインが合わない場合は医師に相談しましょう。治療計画の見直しや、インビザラインの再作成が必要になることがあります。

インビザラインが合わないときの注意点

歯を計画どおりに動かすためには、1日20~22時間以上の装着を徹底し、装着時にはチューイーを使用しましょう。それでも合わないと感じる場合は、はやめに担当の歯科医師に相談しましょう。

トラブル④インビザラインを紛失した

マウスピースケースの前でマウスピースを持っている

管理場所を決めていないと、インビザラインを紛失することもあるでしょう。紛失した場合は、インビザラインの作り直しが必要になることがあります。

紛失する原因

インビザラインを紛失する原因は「保管場所を決めていない」ことによるものがほとんどです。

インビザラインに限らず、保管場所を決めていない物はなくしやすいはずです。インビザラインは透明で小さいため、紛失した場合、見つけることが難しいでしょう。また、外出時は、ティッシュに包んだり袋に入れたりしたことで、誤って捨ててしまう可能性があります。ポケットやバッグの中に入れて、ほかの物を取り出すときに落としてしまうこともあるでしょう。

紛失した際の対処法

インビザラインを紛失したら、すぐに歯科医院に連絡しましょう。インビザラインの再作成には約1か月かかるため、すぐに治療再開とはいきません。なるべく治療期間を短くし、治療の精度を上げるためには、はやめに報告することが重要です。

場合によっては、再作成せずに次のマウスピースを装着することもあります。マウスピースを交換してすぐに紛失した場合は、ひとつ前のインビザラインを装着する指示が出る場合もあります。自分で装着するマウスピースを判断することは、さらに治療計画を乱すことにつながりかねないので、医師の指示に従いましょう。

紛失した際の注意点

インビザラインの紛失を防ぐには、専用のケースに入れて、保管場所を決めておきましょう。

インビザラインの修理・作り直しにかかる費用

歯のレントゲン写真が写ったパソコンの前に歯の模型

インビザラインが割れた場合は、修理や作り直しが必要になる場合があります。それぞれの費用の相場についてご紹介します。

修理にかかる費用

割れたインビザラインの修理費用は、10,000円以下の場合が多いです。契約内容によっては保証があり、修理費用が無料になる場合もあります。

作り直しにかかる費用

新しくインビザラインを作り直す場合は、10,000円以上かかることがあります。インビザラインにはいくつか種類があるため、費用が大きく変わる場合もあります。修理と同様に、契約内容によっては作り直しも費用がかからないことがあるので、確認してみてください。

まとめ

マウスピースを手に持って微笑む女性

インビザラインによるトラブルが発生した場合は、すぐに歯科医院に連絡しましょう。治療を中断している期間が長くなると、治療計画が大幅に乱れ、満足のいく治療結果が得られない場合があります。インビザラインによるトラブルを最小限に抑えるには、注意点をしっかりと理解し、適切に使用することです。

しかし、指示を守っていてもインビザラインが割れたり、アタッチメントが取れたりすることはあります。その際は焦らず歯科医院に連絡し、医師の指示に従いましょう。

インビザラインについてお悩みがある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

歯科医師から矯正の説明を聞く女性

歯の動きをシミュレーション!インビザラインのクリンチェックについて解説!

2023年3月18日

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

インビザライン矯正では、クリンチェックというシミュレーションソフトを使用します。クリンチェックを使えば、治療開始から終了後の歯並びが、どのように改善するか目で見て確認可能です。

今回は、インビザラインにおけるシミュレーションの重要性や、クリンチェックでシミュレーションできる内容を解説します。歯科医師と患者様が、シミュレーションで理想とする歯並びのイメージを共有できるので、安心して治療が始められるのはインビザラインの特徴です。シミュレーションに興味がある方やインビザラインを検討している方は、ぜひ参考にしてください。

インビザラインにおけるシミュレーションとは?

歯科の診察室

インビザライン矯正では、治療開始前にクリンチェックというシミュレーションソフトを使用します。シミュレーションすることで、治療開始から終了まで歯並びがどのように改善していくか確認できます。

一般的なワイヤー矯正では、治療終了後の歯並びがどのように変化するのか、確認できません。

その点、インビザライン治療なら、どのように変化していくのかイメージがつかみやすいので、治療の流れに納得して始められるでしょう。さらに、目で見て確認できることで、患者様が細かな要望を伝えることも可能です。

クリンチェックは、歯科医師と患者様がシミュレーションで、理想とする歯並びのイメージを共有できるのが最大のメリットといえます。

インビザラインのクリンチェックでは何をシミュレーションできる?

歯科の診察室

クリンチェックの大きな役割は、治療計画を立てることです。

ここでは、クリンチェックでシミュレーションできる内容を6つ解説します。

歯並び

治療開始前にどのような歯並びになるのかシミュレーションできることが、クリンチェックの最大のメリットです。

抜歯して治療を受けた場合と抜歯せずに治療を受けた場合の比較もシミュレーションできます。どんなふうに歯並びがきれいになるのかシミュレーションできるので、安心して治療が受けられるでしょう。

また、患者様の理想とする歯並びを目で見て確認できることで、矯正治療に対するモチベーションアップにもつながります。

噛み合わせ

インビザラインのクリンチェックによって、治療後の噛み合わせがどのように変化するのか確認できます。シミュレーションにより、噛んだときにどこに当たっているか、当たっていないか表示できます。

矯正治療によって歯並びがいくらきれいになっても、うまく噛めないようでは治療成功とはいえません。噛み合わせが悪いと歯に負担がかかるだけでなく、顎関節や頭痛、肩こりなど体に影響がでる原因になります。

矯正治療において、歯並びだけでなく噛み合わせの改善はとても重要といえるでしょう。

治療期間

インビザラインのクリンチェックによって、必要なマウスピースの枚数が確認できます。マウスピースの枚数を確認できることで、治療期間がどれくらいかかるのかの目安もわかります。

また、何枚目のマウスピースでどの程度歯が動くかなど、治療の過程もシミュレーション可能です。

IPRの要否

IPRとは、歯を並べるスペースがない場合に、歯と歯の間を削る治療のことです。

インビザラインのクリンチェックによって、どの歯をどの程度削るのか、シミュレーションで確認できます。

アタッチメントをつける位置

アタッチメントとは、マウスピースを歯にしっかりと固定し、より強い力で動かしたいときに、歯の表面につける突起物です。

インビザラインのクリンチェックによって、どの歯にどれくらいの数をつけるのか、確認できます。

顎間ゴムをかける位置

顎間ゴムとは、歯の噛み合わせを整えるための上下のマウスピースにかける矯正用のゴムです。マウスピースに顎間ゴムがかけられない場合には、歯にボタンを直接つけ、そこにゴムをかけることもあります。

インビザラインのクリンチェックによって、顎間ゴムをかける位置やボタンの位置をシミュレーションできます。

治療中にも活用されるクリンチェック!

マウスピースを装着する女性

インビザラインのクリンチェックは、シミュレーションによる治療計画の立案だけでなく、治療計画の修正も可能です。

インビザライン矯正は、取り外しできるマウスピースを使用するので、治療の進み具合は患者様によって異なります。また、顎の骨の状態や歯を動かす量によっては、治療計画通りに進まないこともあります。

矯正治療中にクリンチェックでシミュレーションすることによって、計画通りに治療がうまく進んでいるか確認可能です。計画通りに進んでいないようであれば、その都度計画を修正しなければいけません。また、歯がどのように動いているのか途中経過も確認できます。

治療中にクリンチェックを使用することで、細かい患者様からの要望を取り入れられるのもメリットの一つです。

クリンチェックの流れ

歯のレントゲン写真

インビザライン矯正のクリンチェックの流れは、以下のとおりです。

カウンセリング

まず行うのが、患者様のカウンセリングです。
患者様の歯並びに関するお悩みを聞き、治療したい箇所を確認します。そのうえで、患者様にとっての最適な治療法を歯科医師と一緒に考えていきます。

検査

インビザラインの治療を始める前に、お口の中の状態を確認します。虫歯や歯周病などがあれば、インビザライン矯正を始める前に、処置しなければいけません。

そのあと、クリンチェックに必要なレントゲン撮影・口腔内写真の撮影・マウスピース用の型取りを行います。レントゲン撮影では、虫歯や歯周病になっていないか、親知らずが生えていないかなどを確認します。

口腔内写真は、噛み合わせた状態での正面と左右、お口を開けた状態での上顎の歯列、下顎の歯列の5枚法で撮影することが一般的です。口腔内写真は、治療開始前・治療中・治療終了後に撮影します。噛み合わせや歯並びの状態、歯茎の状態、歯の移動状態などが確認できる大事な検査です。

マウスピース用の型取りは、シリコン印象(シリコンを口の中に入れて型をとる従来の方法)もありますが、一般的には光学印象(口腔内カメラでスキャンして歯型をとる方法)で行います。

詰め物の作成時など、虫歯治療でよく行う従来の方法で型をとるのが苦手な方がいらっしゃるでしょう。光学印象は、従来の型取りよりも気持ち悪さを感じることが少ないので、患者様の負担が少ないのがメリットです。また、従来の型取りよりも誤差が少なく、精密に型取りできるといわれています。

クリンチェック

検査でそろえた情報をもとに、クリンチェックを使って治療計画を立案します。治療開始前に患者様とシミュレーションを確認し、理想の歯並び、噛み合わせ、治療期間など、治療計画に納得できればマウスピースの作成にとりかかります。

マウスピース完成

マウスピースができ上がるのは、発注してから3~4週間です。

矯正治療中は、食事中以外はできるだけマウスピースを装着しなければいけません。1週間~10日ごとにマウスピースを交換し、治療をすすめていきます。装着時間を守らなければ、治療計画どおりに歯並びが改善できません。インビザライン矯正は患者様の努力が不可欠といえるでしょう。

まとめ

歯並びのきれいな女性

インビザライン矯正は、クリンチェックを使用することで、治療開始から終了後の歯並びがどう改善するかシミュレーションできます。また、シミュレーションだけでなく、治療計画の修正ができるのもメリットです。

クリンチェックを使用することで、歯科医師と患者様とが理想とする歯並びのイメージを共有できるので、安心して治療が受けられます。クリンチェックによるシミュレーションが気になる方は、インビザライン矯正を検討してみてはいかがでしょうか。

インビザライン治療についてお悩みがある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。