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インビザライン治療中に痛みが起こる場面とは?原因と対処法を解説!

2023年10月21日
歯科医師がマウスピースケースにマウスピースを保管している

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

インビザライン治療は、ほかの治療法と比較すると痛みが起こりにくいといわれています。

しかし、インビザライン治療では歯を動かすため、痛みが起こるのではないかと不安に思われている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、インビザライン治療と痛みの関係性について解説します。痛みが起きたときの対処法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

インビザライン治療中に痛みはあるの?

ピンクの背景の前で歯ブラシを持っている女性

インビザラインはほかの矯正と比較すると痛みは少ないものの、まったく痛みが起こらないわけではありません。

ワイヤー矯正のように強い力で歯を動かすことはないものの、1枚のマウスピースで0.25mmほど歯を動かすため、痛みが起こる場合や違和感を覚える場合があります。また、お口の状態やマウスピース自体が原因で痛みが起こる場合もあるのです。

インビザライン治療中に痛みが起こる場面と原因について、次項に詳しく解説します。

インビザライン治療中に痛みが起こる場面

頬を手で押さえる男性

インビアライン治療中のどのような場面で痛みが起こるのでしょうか。

インビザライン治療中に痛みが起こる場面と原因は、以下のとおりです。

はじめてマウスピースを装着したとき

インビザライン治療を開始して、はじめてマウスピースを装着したときに痛みが起こります。

インビザライン治療開始時は、歯の根元が顎の骨にしっかり固定されている状態です。歯の根元が顎の骨にしっかり固定されている状態でマウスピースを装着すると、歯を動かそうとする力によって痛みが起こります。

また、マウスピース装着時に締め付けられるように感じる方もいるでしょう。はじめてマウスピースを装着したときに起こる痛みは、3日~1週間ほどで消失します。

マウスピースの装着時間が守れていないとき

マウスピースを装着しないと、歯は元の位置に戻ろうとします。マウスピースを装着しない時間が長く、歯が元の位置に戻ろうとしているときにマウスピースを装着すると痛みが起こるのです。

マウスピースを装着していない時間が長ければ長いほど、歯は元の位置に戻ろうとするため、強い痛みが起こるでしょう。

マウスピースの適切な装着時間は1日20〜22時間以上です。マウスピースの装着時間を守らないと痛みが起こるだけではなく、治療期間が延長になることもあります。

インビザライン治療中の痛みを起こさないことはもちろん、歯が元の位置に戻ることを防ぎ、計画どおりに治療を終わらせるためにも、マウスピースの装着時間は必ず守りましょう。

新しいマウスピースに交換したとき

新しいマウスピースに交換したときにも痛みが起こります。

新しいマウスピースに交換すると、歯を次の目標の位置まで動かすための力が加わるためです。痛みが強い場合には、1つ前のマウスピースで歯を動かしきれていない可能性があるでしょう。歯を動かすときには痛みが伴いますが、3日〜1週間ほどで消失します。

マウスピースが合っていないとき

マウスピースが自分の歯並びに合っていないときにも痛みが起こります。

インビザラインのマウスピースは、アライン・テクノロジー社独自の3次元治療計画ソフトウェアを使って作成されるため、検査で測定した値からの誤差は少ないです。

つまり、マウスピースそのものが原因ではなく、インビザラインの治療過程がうまくいっていないことでマウスピースが合わなくなり、痛みが起こると考えられます。

例えば、マウスピースの装着時間を守れておらず、十分に歯を動かせていない状態で、次のマウスピースを装着すると、マウスピースを作成したときに推測した歯並びとマウスピースが合わないため痛みが起こるのです。

治療で必要な処置をしたとき

インビザライン治療はマウスピースを装着するだけではなく、ほかにもさまざまな処置を行います。インビザライン治療を進めるうえで必要な処置をしたときに痛みが起こる場合もあるのです。

例えば、アタッチメントを使って歯にかかる力を調整すると、調整後に痛みが起こる場合があります。また、IPRという歯と歯の間を削る処置後にマウスピースを装着すると痛みが起こる場合や、食事やうがいをするときにしみる場合もあるでしょう。

マウスピースにゆがみや亀裂があるとき

マウスピースにゆがみや亀裂があると、歯茎の粘膜を傷つけるため、痛みが起こります。

マウスピースのゆがみや亀裂は素人が見ただけではわかりません。痛みが起こってはじめてゆがみや亀裂に気づくケースもあります。また、マウスピースにゆがみや亀裂があるにもかかわらずマウスピースの装着を続けると、歯茎を深く傷つけ、そのあとの治療が難航する場合もあるのです。

お口の中に異変がある場合には、マウスピース自体に問題があることを疑い、歯科医院を受診しましょう。

虫歯になったとき

虫歯になると、インビザライン治療に関係なく痛みが起こるでしょう。インビザライン治療中に虫歯になった場合は、虫歯を完治させてからインビザライン治療を再開するケースもあります。

インビザライン治療中は、口内が乾燥しやすく、唾液が少なくなるため虫歯になりやすいです。インビザライン治療中の虫歯を予防するためにも、お口のケアはもちろん、マウスピースのお手入れもしっかり行いましょう。

インビザライン治療中に痛みが起きたときの対処法

水色の背景の前に置かれた薬

では、インビザラインの治療中に痛みが起きたときには、どのように対処したらよいのでしょうか。

インビザラインの治療中に痛みが起きたときの対処法は、以下のとおりです。

痛み止めを服用する

我慢できない痛みが続き、日常生活にも支障が出ている場合には、痛み止めを服用しましょう。

痛み止めを服用することで、痛みを軽減できます。痛み止めは市販のものでもよいですが、歯科医師に相談して処方もしてもらうほうがよいでしょう。

硬いものを食べない

インビザライン治療中に痛みが起こっているときには硬いものを食べないようにしましょう。

硬いものを食べると歯の根元に強い力が加わります。その刺激でさらに痛みが強くなる可能性があるのです。痛みが治まるまでは、やわらかいものを食べましょう。

1つ前のマウスピースに戻す

新しいマウスピースに交換したときに痛みが起こる場合は、1つ前のマウスピースに戻して様子をみましょう。

新しいマウスピースに交換したときに痛みが起こる場合は、1つ前のマウスピースで目標の位置までしっかりと歯を動かせていない可能性があります。十分に歯を動かせていない状態で新しいマウスピースに交換すると、歯にさらに強い力が加わるため、痛みが起こるのです。

痛みによって日常生活に支障が出ている場合には、1つ前のマウスピースに戻して、しばらく様子をみてから新しいマウスピースに交換しましょう。

歯科医師に相談する

インビザライン治療中に強い痛みが続く場合は、歯科医師に相談しましょう。装着しているマウスピースがお口の状態に合っていない場合には、マウスピースを削るなど必要な処置をしてもらえるでしょう。

まとめ

女性歯科医師と歯科医院で治療を受ける女性

インビザライン治療は、ほかの矯正方法と比べて痛みが起こりにくい治療法ですが、まったく痛みが起きないわけではありません。インビザライン治療中に痛みが起きた場合は、原因を特定し対処することで治療を継続できます。

インビザライン治療中に起きる痛みの原因は、お口の状態によるものや、マウスピース自体に原因があるものなどさまざまです。痛みが起きた場合は、食事を気をつけることや、痛み止めを服用することで痛みを軽減できます。痛みが続く場合には我慢せずに歯科医師に相談しましょう。

インビザライン治療中に起こる痛みとうまく付き合いながら前向きに治療を行うことで、きれいな歯並びを手に入れられます。

インビザライン治療中の痛みにお悩みの方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

妊婦さんでもインビザライン治療は受けられる?注意点も解説!

2023年7月20日
妊娠して膨らんだお腹を支える女性

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

妊婦さんでもインビザライン治療は受けられます。

ただし、妊娠中は虫歯や妊娠性歯肉炎などになりやすいため、口腔ケアやインビザラインのお手入れを丁寧に行う必要があるでしょう。

今回は、妊婦さんがインビザライン治療を受ける際の注意点などを解説します。

妊婦さんでもインビザライン治療は受けられる?

椅子に座ってお腹をさすりながら考え込む妊婦

インビザラインはマウスピース型の矯正装置で、装着や調整時に母体や胎児に大きな負担をかけるような処置はありません。そのため、妊婦さんでもインビザライン治療は受けられます。また、インビザライン矯正はワイヤー矯正に比べて痛みやストレスが少なく、必要なときには装置を簡単に取り外すことが可能です。

矯正治療中は経過観察のため、定期的に歯科医院に通院する必要があります。インビザラインはワイヤー矯正と比べて、通院頻度が少ないことが特徴です。

インビザラインは矯正治療の初期段階で、すべてのマウスピースを作成します。自宅で治療スケジュールに従ってマウスピースを交換するため、頻繁な通院が不要なのです。ワイヤー矯正の場合、通院の頻度は1か月に1回程度であるのに対し、インビザラインの通院は2か月に1回程度です。妊娠期間中の心身への負担が大幅に軽減されるでしょう。

インビザライン治療は、口腔内や装置のお手入れが簡単です。

妊娠中の女性は、つわりの影響やホルモンバランスの変化により、虫歯や歯周病のリスクが高まります。特に、つわりで歯磨きが難しくなる方や、水を飲むことすら難しくなる方も珍しくありません。口腔内が乾燥すると、口内が不衛生になりやすいです。

しかし、インビザラインのマウスピースは取り外しが可能で、ふだんどおりに歯磨きを行うことができます。マウスピースも洗浄可能なため、口内を清潔に保つことができるでしょう。妊娠性歯肉炎など、妊婦さん特有の疾患の予防にもつながります。

妊婦さんがインビザライン治療を受ける場合に注意すること

キラキラの背景で机の上に置かれrた!マーク

妊婦さんはホルモンバランスが乱れ、妊娠性歯肉炎になりやすいです。また、つわりなどの影響で、ふだんどおりに歯磨きができなくなることもあり、感染症にかかりやすいといえるでしょう。

妊婦さんがインビザライン治療を受ける場合に注意することをご説明します。

口腔ケアを念入りに行う

妊娠中にインビザライン治療を受ける場合、口腔ケアを念入りに行う必要があります。

「妊娠中に虫歯が増えた」という体験談を耳にすることは少なくありません。つわりがひどい場合や食べづわりで頻繁に間食をすることが原因で、歯磨きが十分に行えないことや、食べ物が長時間口内にとどまります。口の中が酸性の状態が続き、虫歯が進行するのです。

虫歯は、一度進行すると治療が難しく時間がかかるうえ、痛みが伴うことも多いです。妊娠中という特殊な期間であることを考慮すると、心身への負担が大きくなることでしょう。

虫歯の治療には麻酔を使用する場合もあり、麻酔が胎児に影響を及ぼす可能性もあります。さらに、母体が虫歯になると、出産後の赤ちゃんへ虫歯菌が移るリスクが高まるため注意が必要です。

妊娠中は、女性ホルモンのバランスの変化や歯磨きが難しいなどの理由から、歯茎が炎症を起こしやすいです。妊娠性歯肉炎のリスクも高まります。

妊娠性歯肉炎では、歯茎が赤く腫れる、出血するなどの症状があらわれます。初期段階であれば、丁寧なブラッシングによって改善可能ですが、放置すると歯周病に進行する可能性もあるため、早めに対応することが重要です。

妊婦さんは感染症になりやすいことを考慮すると、妊娠中のインビザライン治療では口腔ケアが非常に重要といえるでしょう。念入りな歯磨きやデンタルフロスの使用、正しいブラッシング方法の確認など、基本的な口腔ケアをしっかりと行うことが必要です。口内環境を良好に保つための飲食や、歯科医師の定期的なチェックも重要といえます。

健康な口内環境は自身の健康だけでなく、赤ちゃんの健康にも影響するため、しっかりとケアすることが大切です。

吐き気が強い場合はマウスピースの装着を中断する

妊娠中は、ホルモンバランスの変動によってつわりが発生する方が多いです。一部の女性においては非常に強い吐き気や嘔吐を伴うことがあり、日常生活を送ることさえ困難な状態になります。

つわりがひどい状態では、マウスピースを装着することが吐き気を誘発する可能性があるでしょう。吐き気が強いときにマウスピースを装着していると、嘔吐の際に歯やマウスピースにダメージを与えるおそれがあります。嘔吐物に含まれる胃酸が歯に触れることで、エナメル質が溶ける可能性があり、虫歯につながるかもしれません。マウスピースも胃酸の影響で変形する可能性があります。

つわりによる吐き気が強い場合は、無理せずマウスピースの装着を一時的に中断しましょう。マウスピースの装着を中断する際は、必ず担当の歯科医師に症状を伝え、適切なアドバイスを受けてください。

インビザライン治療は自己管理が大切ですが、妊娠中においては体調を優先しながら柔軟に対応することが重要です。

妊娠中のインビザライン治療に関する疑問

妊娠して膨らんだお腹に?が書かれたメモを貼る

妊娠中は、赤ちゃんへの影響も考慮しなければならないため、麻酔やレントゲン撮影を行ってもよいのか疑問に思う方も多いでしょう。妊娠中のインビザライン治療に関する疑問を解説します。

麻酔はできる?

妊娠中の麻酔は、時期によっては可能です。

妊娠中に麻酔を行う際は、妊娠5~8か月の間が最適とされています。妊娠初期では、胎児への影響を考慮し、行わないほうがよいでしょう。妊娠後期では、早産のリスクを避けるために麻酔は行わない場合が多いです。

インビザライン治療中に抜歯や虫歯治療が必要になった場合、処置を行うタイミングは慎重に考えなければなりません。妊娠中にインビザライン治療を行う際は、産婦人科医と歯科医の連携のもとで進めることが望ましいです。

レントゲンは撮っても大丈夫?

インビザライン治療を始める前の検査・診断では、歯や顎の骨の状態を調べるためにレントゲン撮影を行います。レントゲンの撮影は矯正治療全般に共通するプロセスであり、インビザライン治療に限ったことではありません。

妊娠中のレントゲン撮影は、基本的に問題ないとされています。歯科医院で行うレントゲン撮影による放射線被曝量は極めて少なく、赤ちゃんに影響を及ぼすことはまずありません。また、レントゲン撮影時には、防護エプロンを着用します。防護エプロンにはX線を遮断し、被曝から母体と胎児を守る機能があります。

全口腔のレントゲンを撮影するのは、治療開始時に2枚程度です。治療途中で、必要に応じて小さなレントゲンを数枚撮影することもありますが、これらも同様に赤ちゃんに影響を与えるものではありません。

しかし、妊婦さんは心身ともにデリケートな状態であり、理論的には安全だと理解していても不安を感じる方もいるでしょう。不安を感じる場合は、無理をせず産後にインビザライン治療を開始するとよいでしょう。

妊娠中に大切なのは、心身の負担を最小限に抑えることです。治療への意欲と安心感を保つためにも、自分自身の感情を尊重することが重要です。

服薬できる?

インビザライン治療では、服薬の必要は基本的にはありません。

しかし、抜歯や虫歯治療が必要になった場合は、薬を服用しなければいけないことがあります。また、稀に矯正治療に伴う痛みを和らげるために痛み止めが処方されることもあります。

薬を必要とする状況が生じた場合には、妊娠していることを必ず歯科医師に伝えてください。妊娠中でも安心して服用できる薬を選択してもらえます。

ただし、妊娠初期は胎児へ影響を及ぼす可能性があるため、薬の服用は避けたほうがよいとされています。

インビザライン治療がストレスに感じる場合は

インビザラインを持って掲げる女性の手

妊娠期間は、体調の変化が激しく、精神的にも不安定になる時期です。つわりや貧血などに悩まされることも多く、インビザライン矯正治療がストレスになることもあります。ストレスを感じる場合は、無理をせず治療を一時中断することも検討しましょう。

ただし、治療の中断は自己判断で行わないでください。必ず担当の歯科医師に相談しましょう。

歯科医師とのコミュニケーションを通じて、残っているマウスピースの管理方法や今後の治療の流れなど、適切な計画を立てることが重要です。インビザライン矯正は高額な費用がかかる治療なので、しっかりと中断する際の方針を決定しましょう。

まとめ

インビザラインを持って笑う女性

妊婦さんでもインビザライン治療は受けられますが、妊娠中は虫歯や妊娠性歯肉炎などの感染症にかかりやすいため、口腔ケアを入念に行う必要があります。また、インビザライン治療では事前にレントゲン撮影での検査が必要ですが、基本的に赤ちゃんへの影響はないとされています。麻酔や薬は、時期を考慮すれば使用可能です。

妊娠中は身体的にも精神的にも不安定になりやすい時期なので、可能であれば出産を終えてからインビザライン治療を始めるとよいでしょう。妊娠中は、ご自身の心身の健康を最優先することが最も大切です。

インビザライン治療を受けている妊婦さんで矯正によるストレスを感じている場合は、矯正を中断することを検討してもよいでしょう。インビザライン治療の継続が難しいと思った場合は、歯科医師に相談して今後の対応や治療方針を決めましょう。

妊娠中のインビザラインについてお悩みがある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

インビザラインで使用する「チューイー」とは?使用のタイミングや使用方法について詳しく解説!

2023年2月15日
オレンジの背景に歯とたくさんのガムが置かれている

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

インビザラインの治療で使うチューイーとは、アライナーを歯に密着させるための補助具のことです。マウスピースが浮いていると治療が計画通りにすすまない可能性があるため、チューイーの使用は非常に重要といえます。

今回は、チューイーを使うタイミングや使用方法について詳しく解説します。

インビザラインで使用する「チューイー」とは?

インビザラインを脱着する人

チューイーとは、インビザラインの治療で用いるアライナーというマウスピースを装着するための補助具のことです。シリコン製で弾力があり、形はロール状になっています。使用しやすいようにチューイーに棒が付いているものや、ガムのような感覚で噛めるフレーバー付きのものもあり、種類は豊富です。

チューイーが治療費として含まれている場合はアライナーと一緒に渡されますが、治療費に含まれていない場合は別途自分で購入する必要があります。矯正歯科で購入できますが、インターネットでも販売されています。値段は1袋5本入りで500円程度です。

インビザラインは、歯にマウスピースがフィットしているかで治療効果が変わります。マウスピースが浮いてしまうと、歯に十分な力がかからず思い通りに動かせません。うまくはまっていないと、痛みが出ることもあります。インビザラインを計画通りにすすめ、治療の精度を上げるには、チューイーの使用が欠かせません。

チューイーを使用するメリット

カラフルな背景にMERITと書かれたブロックが置かれている

チューイーを使用するメリットは、以下のとおりです。

  • 治療の精度が上がる
  • 血行促進が期待できる

それぞれ詳しく解説します。

治療の精度が上がる

チューイーを噛むことにより、歯にマウスピースを最大限にフィットさせることができるため、効率的に歯を動かすことが可能になります。

マウスピースが浮いていると、歯に十分な圧力がかからず、治療の進行度が悪くなります。マウスピースを新しいものに取り替えた直後は20分以上噛む必要があるため、チューイーの使用を面倒に思うかもしれません。また、装着方法に慣れてくると手指だけで済ませたくなるでしょう。

しかし、治療の精度を上げるにはチューイーの使用が重要です。自分の感覚では歯にぴったりと張り付いているように感じていても、実際はマウスピースが浮いている場合があります。特に、歯の重なりが大きい症例やアタッチメントを使用している場合は、歯とマウスピースの間に隙間ができやすい傾向にあります。

チューイーは治療効果をよくする役割があるため、積極的に使用しましょう。

血行促進が期待できる

チューイーを噛むことで、歯の周辺組織の血行がよくなります。

歯科矯正は、顎の骨や歯茎の代謝に合わせて歯を動かしていくため、組織の代謝がいいと歯が動きやすくなります。噛む動作は顎の骨を刺激し、歯の周辺組織の血流をよくします。血行促進は代謝アップにつながるため、チューイーの使用により治療がスムーズにすすみやすくなるでしょう。

チューイーを使用するタイミング

砂時計とカレンダー

チューイーを使用するタイミングは、マウスピースを装着するときです。

新しいマウスピースに取り替えてすぐの頃は、歯列がマウスピースに馴染んでいないため隙間ができやすいです。インビザラインは治療段階に応じて1〜2週間ごとにマウスピースを新しいものに交換しますが、交換した直後のマウスピースには歯を動かすためのスペースが作られているので、手指だけでの装着には限界があります。また、アタッチメントが付いたアライナーは馴染みにくい性質があるため、マウスピースをはめる際はチューイーを使いましょう。

チューイーの使用方法

オレンジのシャツを着た女性が右上を見て口を指差している

チューイーは、前歯から奥歯にかけて順番に噛んでいくと、効果を最大限に引き出すことができます。以下に、詳しい手順を紹介します。

①マウスピースを両手の指ではめる

マウスピースの装着は「前歯→奥歯」が鉄則です。両手の親指と人差し指を使って、丁寧にはめていきます。指でマウスピースを押し込むように、歯に馴染ませていきましょう。

②前歯でチューイーを噛む

チューイーを噛むときも、前歯から奥歯にかけて噛んでいきます。噛みきるように、上下の前歯を使ってチューイーを噛んでください。

③奥歯に向かって横にずらしていく

前歯の部分が馴染んできたら、隣の歯にチューイーをずらしていきます。

アタッチメントを取り付けている場合や歯の重なりが大きい方は、歯とマウスピースの間に隙間ができやすいため、しっかり噛みこむようにしましょう。

④奥歯でチューイーを噛む

奥歯で噛むときはチューイーを2つ使用して、左右バランスよく噛みましょう。ガムを噛むようにチューイーを噛むと、歯にマウスピースが張り付くようにフィットします。

⑤歯にフィットしているか鏡で確認する

最後に、マウスピースが歯にぴったりと張り付いているか鏡でチェックしましょう。フィットしているように思えても、鏡で見ると浮いている場合があります。隙間が見られるようなら、もうしばらくチューイーを噛んでください。

チューイーを使用したにもかかわらず、マウスピースが大きく浮いている場合は、アライナーが歯列に合っていない可能性が考えられます。チューイーを使っても歯とマウスピースの隙間が埋まらない場合は、1つ前のマウスピースに戻して、医師に相談しましょう。

チューイーを使用するときの注意点

頬を手のひらで押さえて微笑んでいる長髪の女性

チューイーは、使用方法を誤るとかえってインビザラインの治療に支障をきたす恐れがあります。チューイーを使用するにあたっての注意点も把握しておきましょう。

左右バランスよく噛む

チューイーは、左右バランスよく噛まなければマウスピースの装着が乱れることがあるので、全体的にまんべんなく均等に噛むことが重要です。

インビザラインの治療では、マウスピースが奥歯にぴったりとはまっているほど治療の完成度がよくなります。奥歯の調和が弱いとスムーズに歯が動かない場合があるため、奥歯は念入りに噛むようにして、マウスピースを歯にしっかりと馴染ませましょう。

両方の歯で同時に1本のチューイーを噛むことが難しければ、2本使用しても構いません。

使用時間に注意する

チューイーの使用時間は、マウスピースを交換してからの経過日数によって異なります。

新しいマウスピースに取り替えてから数日間は特に浮きやすいため、就寝前などに20〜30分ほど噛むとぴったり歯にフィットさせることができます。数日経つと歯列がマウスピースに馴染んでくるため、使用時間を2〜3分程度に短縮してよいでしょう。

チューイーを噛む時間が長いと顎関節や筋肉を傷める可能性があるため、長時間の使用は避けましょう。

痛みや違和感が強い場合は医師に相談する

チューイーの使用によって歯が押される感覚があるかもしれませんが、歯の圧迫感はマウスピースがぴったりとはまっている証拠です。特に、新しいマウスピースを装着して初めのころは、歯列の馴染みが浅いため痛みを感じやすいでしょう。

歯の痛みが強い場合や不安な場合は、医師に相談するといいでしょう。

手入れをする

チューイーは一回ごとに捨てるわけではありません。使用後は水洗いして清潔に保ちましょう。

マウスピースと同様に、濡れたまま密閉して保管すると雑菌が繁殖する可能性があります。洗浄後は乾燥させることが大切です。また、マウスピースの専用ケースと一緒にチューイーを保管することで、装着時に忘れずに使用できるでしょう。

定期的に交換する

チューイーの弾力性が低下したり、うまく噛みこめなくなったりしたら、新しいものに交換しましょう。また、チューイーが裂けたり破損した際は使用を続けず、新しいものに交換してください。

チューイーは、平均的に10日ほどで弾力性がなくなってくるといわれています。アライナーの交換時期も1〜2週間なので、マウスピースを取り替えると同時にチューイーも新しいものに変えるといいでしょう。

チューイーを紛失してしまったときの代用品

青い背景に白いブロックと赤いブロックが置かれている

代用品は、チューイーほどの効果は得られず、マウスピースを傷つける危険性があります。代用品の使用は、すぐにチューイーを用意できない場合など緊急時のみにしましょう。

また、チューイーや代用品を使わず、アライナーをそのまま噛んで馴染ませようとすると破損につながるのでやめましょう。アライナーは非常に硬く、マウスピースが傷つくリスクが高いです。マウスピースは手指もしくはチューイーを使って装着しましょう。

タオル

厚みのあるタオルをチューイーの代わりに噛むことで、マウスピースを歯に馴染ませることができます。薄手のタオルしかない場合は、厚みが出るよう丸めて噛むといいでしょう。

ティッシュペーパーまたはキッチンペーパー

弾力性がないため大きな効果は得られませんが、ティッシュペーパーやキッチンペーパーもチューイーの代用品になりえます。厚みが出るように何枚か重ねてから折りたたむのがおすすめです。

ただし、ティッシュペーパーやキッチンペーパーは水分を吸収するとへたってしまうので、長時間の使用は厳しいでしょう。

ガーゼやティッシュペーパーを巻いた割り箸

割り箸は上記の代用品よりも噛み応えがあるため、より深く噛みこむことができるでしょう。

しかし、割り箸の素材によってはマウスピースが傷つく可能性があります。必ずガーゼやティッシュペーパーなどを巻きつけてから使用してください。

まとめ

インビザラインを脱着する笑顔の女性

チューイーの使用を面倒に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、インビザライン治療をスムーズにすすめるためには、使い方に注意しながらチューイーを継続的に使うことが大切です。チューイーは、マウスピースを歯にしっかりと馴染ませることができるため、インビザラインの治療精度が上がります。アライナーの保管ケースと一緒に管理することで、チューイーの使用を習慣化させることができるでしょう。

インビザラインやチューイーについてお悩みがある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

 

 

インビザラインの交換日数はどれくらい?交換後に起こりえるトラブルと対処法も解説!

2023年2月8日
青い服を着た髪の長い女性が顔を覆っている

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

インビザラインの交換日数は1〜2週間が一般的ですが、歯の状態や装着方法によって交換日数が変動することがあります。交換日数を延ばさないためには、指示通りにマウスピースを装着することが大切です。

この記事では、インビザラインの治療中に起こりうるトラブルや治療を計画通りにすすめるためのポイントについて解説します。

インビザライン治療の流れ

歯科医の治療器具

インビザライン治療を行う場合、開発元であるアメリカの会社を通してシミュレーション動画やマウスピースを作成する必要があり、すぐに治療を開始することはできません。

まず、インビザライン治療の流れについてご紹介します。

カウンセリング・問診

簡単に歯並びの状態を確認して、虫歯や歯周病などがないかチェックします。

虫歯や歯周病がある場合は、インビザラインを始める前に完治させなければなりません。インビザライン治療にあたって、抜歯や歯を削る必要があるかも確認します。治療中の痛みや治療費など不安や疑問がある場合はここで解決しておきましょう。おおよその治療方法や治療期間が決まります。

精密検査、シミュレーション

治療計画をたてるために、レントゲン撮影や口腔内の写真撮影などの精密検査をおこないます。スティック型のカメラで口腔内をスキャンするため、歯を型取る必要はありません。

撮影データは、アメリカにあるアライン・テクノロジー社に送られます。クリンチェックと呼ばれる3Dソフトを使用して、インビザラインのシミュレーション動画が作成されます。シミュレーション動画は治療結果も予測してくれるため、矯正後のイメージを確認することが可能です。治療に必要なマウスピースの枚数を割り出し、治療計画が決められます。

アライナー作成

シミュレーション動画では歯根部分の動きが再現されないため、矯正歯科の医師が治療計画を微調整して、アライン・テクノロジー社に提出します。

修正されたシミュレーション動画を参考に、アライナー(マウスピース)が作成されます。治療に必要なすべてのアライナーがアメリカから矯正歯科に一括で送られます。届くまでの期間は1か月〜1か月半ほどです。

治療開始

アライナーが届いたら、インビザライン開始です。

開始時にアライナーをまとめて渡すところもあれば、交換形式で渡すところもあり、矯正歯科によって対応は異なります。アライナーの装着方法を確認し、マウスピースの取り扱いや治療中の注意点などの説明を受けます。

インビザラインの交換日数

歯の模型の中に人間の模型がある

インビザライン治療の際、1つのアライナーで0.25㎜ほど歯を動かすことができます。1〜2週間で交換すると、歯の移動量は1か月1mm程度になるでしょう。

交換日数は、歯並びや年齢によって変わりますが、だいたい2週間で交換することが多いです。シミュレーション動画を参考にして治療をすすめていきますが、最終判断は担当医師が行います。「インビザラインの治療開始時は2週間くらいでアライナーを交換していたけれど、矯正の終盤ごろには動かす距離が短くなるため、交換日数が5日になった」というケースもあります。インビザラインの交換日数は歯列の状態に影響されるため、交換日数が長くなったり短くなったりと不規則になることもあるでしょう。

交換日数を決める3つの要素

レントゲン写真を見てテーブル越しに話す人

インビザラインの交換日数は、歯の動かし方や組織の代謝が影響します。交換日数を決める要素は、3つあります。ここでは、交換日数を決める要素とそれぞれの日数が長くなる場合と短くなる場合について、詳しく解説します。

歯並び

インビザラインの交換日数は、歯をどのように動かし、どの程度を動かすかで決まります。

歯科矯正は「傾斜移動」と「歯体移動」の2つの動きがあります。傾斜移動とは、出っ歯など斜めになっている歯をまっすぐにする動作です。歯根を移動させる必要がないため、交換日数は短くなる傾向があります。歯体移動とは、歯根を動かし歯を平行に移動させる方法です。歯がガタガタしている叢生(そうせい)・すきっ歯などは、歯を平行に動かす必要があるため、交換日数は長くなります。

マウスピース矯正は平行移動が苦手なため、ほかの矯正方法に比べて治療期間が長くなるでしょう。抜歯が必要であったり、歯の動かす距離が長かったりすると、インビザラインの交換日数は長くなる傾向にあります。

年齢

歯科矯正は、歯槽骨の吸収と再生のサイクル(リモデリング)に合わせて歯を動かします。代謝のスピードに合わせずに無理に力を加えると歯根や骨にダメージを与える場合があるので、歯は慎重に動かさなければなりません。

年齢を重ねると歯茎や骨の代謝が悪くなるため、歯を動かすのに時間がかかり、インビザラインの交換日数が長くなる場合が多いでしょう。新陳代謝がいい場合は歯槽骨のリモデリングも早く、インビザラインの交換日数が短くなる傾向があります。

アライナーの装着時間

アライナーの装着時間は、1日20〜22時間以上です。

しかし、指定された装着時間を満たしていない場合、交換日数が延びることがあります。アライナーの装着は、長ければ長いほど歯を動かす量が増えるため、交換日数は短くなります。交換日数を短くしたいのであれば、できる限りアライナーを長く装着しましょう。旅行などのイベントで装着時間が短くなる場合は、交換日数を一時的に長くすることをおすすめします。

治療開始から1か月程度は交換日数を長くして様子をみる場合があります。一日の平均装着時間を記録し、可能であれば交換日数を短くしていくという方法です。通院の際に装着状況を聞かれるため、正直に報告するようにしましょう。

インビザラインの交換後のトラブルと対処法

青い背景の前でインビザラインと矯正器具をはめた歯の模型を持っている

インビザラインを交換したあとに、マウスピースが合わなかったり痛みが生じたりなどのトラブルが起きる場合があります。トラブルの対処法も合わせてご紹介します。

マウスピースが入らない

マウスピースが入らない場合は、シミュレーションどおりに歯が動かなかったことが考えられます。

アライナーは、治療前のシミュレーション動画によって一括で作成されますが、計画通りに歯が動かなかったことにより、予定していたマウスピースが入らなくなることがあります。マウスピースが入らなくなった場合は再評価を行い(リファインメント)、アライナーを追加作成します。作成に1か月以上かかるため、治療期間が延びることは避けられません。

ほかに考えられる原因としては、マウスピースが不良品という場合です。不安を感じたら、すぐに医師に伝えましょう。

マウスピースが浮く

マウスピースが大きく浮く場合は、治療が順調にすすんでいない可能性が考えられます。

アライナーは、歯を動かす分のスペースはありますが、基本的に歯に密着している状態です。前歯はわずかに浮くことがあるので「奥歯が浮いていないか」が重要です。マウスピースが浮く場合は計画通りに歯が動いていない可能性があるため、直ちに医師に報告しましょう。

口の粘膜が痛い

マウスピースの端が鋭くなっていると、歯茎などの粘膜に触れることで痛みを感じることがあります。

矯正歯科にマウスピースを持参すれば滑らかになるよう調整してくれるので、痛みを感じるときは我慢せず医師に相談してください。ハサミややすりなどを使用してご自身で削ろうとすると、マウスピースが破損する危険性があるので絶対にやめましょう。

歯が痛い

インビザラインは圧力をかけて歯を動かすため、新しいマウスピースに交換した際に歯に痛みが生じることがあります。

歯の痛みは通常3日ほどで落ち着きます。痛みが強い場合や長引く場合は、マウスピースが合っていないなどの問題があるため、医師に報告しましょう。

インビザライン治療を計画通りにすすめるためのポイント

インビザライン治療を計画的にすすめるためには「指示を守ること」が重要です。指示が守れない場合は、治療が長引くだけでなく、インビザラインを中断しなければいけない場合もあります。

装着時間を守る

アライナーの装着時間は1日20〜22時間以上です。食事と歯磨き以外は、必ず装着しましょう。

装着時間が短いと治療が計画通りにすすまなくなり、後戻りするリスクもあります。後戻りした場合、インビザラインを作り直さなければいけない可能性もあり、治療期間が延びてしまいます。装着時間は長い分には問題ありませんが、短くならないように注意しましょう。

破損や紛失に注意する

マウスピースを破損・紛失してしまった場合は、作り直す必要があります。手元に届くまで1つ前のアライナーを使用しますが、この期間に後戻りする可能性もあり、治療が計画通りにすすみません。

外出中はティッシュなどに包んでしまうと誤って捨ててしまったり、そのままポケットやバッグなどに入れることで変形したりする恐れがあります。マウスピースは保管ケースに入れて、置き場所を決めておきましょう。

自己判断でマウスピースを交換しない

歯を早く移動させたいからといって、自己判断で交換日数を早めたり、数回分飛ばして装着したりするのは絶対にやめましょう。歯根や顎の骨に過度な負荷がかかり、損傷する恐れがあります。また、歯茎に負担がかかり、歯茎が下がってしまう可能性もあります。歯の周辺組織に問題が起きた場合、治療計画が大幅に乱れることになるでしょう。

また、インビザラインでは歯を移動させるスペースを作るために、やすりで歯と歯の間を少し削る「IPR(ストリッピング)」を行うことがあります。交換日数をご自身で調整すると、適切な時期にIPRができなくなり、治療精度が落ちてしまいます。新しいマウスピースを装着したときに痛みがなく「交換日数を早められるのでは」と疑問に思った場合は、自己判断せずに必ず医師に相談しましょう。

食事と歯磨きのときはマウスピースを外す

アライナーを装着した状態で硬い物を食べると、破損の危険性があります。また、歯垢が歯とマウスピースの間に溜まると、虫歯や歯周病のリスクが上がります。食事のときはマウスピースを外し、歯磨きをしてから装着しましょう。このときに、インビザラインも流水で洗い流すと衛生的です。汚れが気になるときは歯ブラシでやさしく磨きましょう。

ただし、マウスピースを傷つける原因になるので歯磨き粉の使用は厳禁です。

また、インビザラインの治療中は、水以外の飲み物は摂取しないよう注意しましょう。ジュースやコーヒーなどはマウスピースに着色してしまうので、インビザラインが目立ってしまいます。

管理を怠り、インビザライン中に虫歯などになった場合は、矯正を中断しなければなりません。虫歯治療により詰め物や被せ物を装着してしまったら、マウスピースが合わなくなる可能性があります。治療を計画通りにすすめるためには、マウスピースの管理を徹底しましょう。

チューイーを使用する

チューイーとは、マウスピースを歯にしっかりと密着させるために使用する器具です。素材はシリコンでできており、形はロール状になっています。

マウスピースは歯にフィットするようにできていますが、歯を移動させるためにわずかな隙間が作られています。特に、交換してすぐのときは、手指だけでは装着が難しい場合もあるでしょう。装着時にチューイーを使用することで、マウスピースが浮くことなく、密着させることができます。

装着がゆるいと治療が計画通りにすすまない可能性があるため、装着時にはチューイーを使用しましょう。方法は前歯から奥歯にかけて全体の歯で噛んでいきます。ガムを噛むように噛んでも構いません。

使用しなくなったマウスピースはどうする?

ピンクの服を着た女性がペンを持ち悩んでいる

以前に使用していたマウスピースを捨ててしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

インビザラインの治療中にトラブルが発生したときに、以前に使用していたマウスピースを使うことがあります。マウスピースが入らないなどの問題が起きた場合は、来院まで1つ前のマウスピースを装着して過ごすことも多いです。万が一、マウスピースの作り直しが必要になったときも、一つ前のマウスピースを装着して期間をつなぎます。このように、使用しなくなったマウスピースを使う機会がまったくないとは言い切れません。捨てずに保管しておくことをおすすめします。

前のマウスピースを誤って使用しないように、使用中のマウスピースとケースを分けたり保管場所を変えたりするといいでしょう。

まとめ

資料を見ている3人の男女の歯科医師

インビザラインの交換日数は1〜2週間です。

ただし、歯の状態や装着方法によって交換日数が変動することがあります。インビザラインの交換日数を早めて矯正期間を短くしたい場合は、インビザラインの装着時間や管理方法を守り、チューイーを使用することが重要です。

インビザラインのトラブルでお困りの方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

 

 

インビザラインとワイヤー矯正どちらがいいの?それぞれの違いについて詳しく解説!

2022年12月7日
白いシャツを着た女性がどちらがいいか悩んでいる

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

現在、歯列矯正で多く行われている方法はインビザラインとワイヤー矯正ですが、どちらの治療方法が良いか悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、それぞれの治療方法の違いやメリットとデメリットなどについて解説していきます。

インビザラインとは?

口元にマウスピースを近づけている女性

特徴

インビザラインは、アメリカで25年前に開発され、2022年6月時点で1300万人を超える治療実績があります。

アライナーというマウスピースを利用して歯を移動させる矯正治療で、マウスピースを10日〜2週間毎に交換して歯を移動させていきます。

メリット

インビザラインには、以下の3つのメリットがあります。

取り外しが可能である

インビザラインはマウスピースを使用します。

ワイヤー矯正の装置は固定式のため取り外しができませんが、インビザラインでは食事や歯磨きのときなどにマウスピースを取り外すことが可能です。歯のケアがしやすいことで、矯正治療中の虫歯や歯周病の心配も少なくなります。

目立ちにくい

インビザラインで使用するマウスピースは透明なので、周囲の方に矯正をしているということが気づかれにくく、目立ちやすいワイヤー矯正に抵抗がある方には適した治療方法です。

痛みや違和感が少ない

1枚のマウスピースでの歯の移動量は、わずか0.25mmです。そのため、矯正治療に伴う痛みは少なく、マウスピース装着中の違和感もほとんどありません。

デメリット

インビザラインには、以下の3つのデメリットがあります。

症例に制限がある

インビザラインは大きく歯を動かすことは得意ではないため、対応できる症例が限られてしまいます。

比較的軽度な歯列不正の治療には向いていますが、顎に大きなズレのある方や抜歯が必要な場合はインビザラインのみの使用では治療が難しいこともあります。

装着時間を守る必要がある

インビザラインは、1日20〜22時間以上使用することで効果を発揮します。

基本的には食事と歯磨き以外の時間は装着する必要があるので、日常生活の中で使用時間を守れない場合は治療計画通りに歯が移動せず、思うような結果が得られません。

マウスピースの自己管理が必須である

インビザラインのマウスピースは、使用していると歯と同じように汚れが付着します。

歯にぴったりと密着する装置のため、きちんとお手入れをしないで使用すると虫歯や歯周病の原因になってしまいます。毎日歯ブラシでマウスピースの内面を磨いたり、必要に応じて洗浄剤などを使用する必要があります。

ワイヤー矯正とは?

ワイヤー矯正の模型に治療器具を当てている

特徴

ワイヤー矯正は歴史が長く、最も一般的な歯列矯正の方法です。

歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を付けて、そこにワイヤーを通して力をかけることで徐々に歯を移動させていきます。

メリット

ワイヤー矯正には、以下の3つのメリットがあります。

多くの症例に対応できる

ワイヤー矯正では、基本的にすべての歯列不正の治療が可能です。インビザラインでは治療が難しいような症例も対応でき、出っ歯や受け口などがある場合も治療後は口元の印象を変えることが可能です。

細かい調整が可能である

インビザラインはあらかじめ作成されたマウスピースの歯並びに合わせて歯を移動させていきます。

一方、ワイヤー矯正では、ある程度歯並びが改善されたあとに一部だけもう少し動かすなどの細かい調整が可能です。

目立ちにくい装置も選択できる

ワイヤー矯正は、基本的には歯の表側に付ける装置のため目立つ印象がありますが、装置の種類は金属のみならず、セラミックのブラケットや白いワイヤーが選択できたり、歯の裏側に装置を付ける舌側矯正という方法もあります。

デメリット

ワイヤー矯正には、以下の3つのデメリットがあります。

装置が目立ちやすい

メリットでお伝えしたように、ワイヤー矯正は目立ちにくい装置を選択できますが、インビザラインに比べるとどうしても目立ちやすいです。

食事や歯磨きがしにくい

ワイヤー矯正の装置は固定式のため、食べ物が詰まりやすく歯磨きもしにくいため、汚れが溜まったままにしていると虫歯や歯周病の原因になります。歯磨きは時間をかけて行うことが大切です。

痛みが出やすい

インビザラインに比べて、ワイヤー矯正は歯の移動量が大きいため、痛みが出やすいです。痛みがずっと続くわけではありませんが、ワイヤーを交換したり、調整した日から2〜3日は痛みが出やすいといわれています。

また、歯が移動することでワイヤーが奥に伸びて粘膜に刺さってしまうこともあります。

インビザラインとワイヤー矯正の違い

歯科医がレントゲンと歯の模型を使って説明している

インビザラインとワイヤー矯正の違いを分かりやすく一覧でご紹介します。

<インビザラインとワイヤー矯正の比較>

インビザライン ワイヤー矯正
費用 約800,000〜1,000,000円 約700,000〜1,300,000円
治療期間 約2年〜2年半 約2年半〜4年
見た目 目立ちにくい 目立ちやすい
痛み 出にくい 出やすい
歯磨き しやすい しにくい
適応 比較的軽度な歯列不正 すべての歯列不正

表に示した費用や期間はあくまでも全顎治療を行なった際の平均のため、個々のお口の状態や医院によっても違いはあります。

インビザラインとワイヤー矯正のどちらでも部分矯正で治療できる場合もあり、その場合はもう少し治療期間が短くなり、費用も安くなります。ワイヤー矯正の場合は、金属ではなく歯の色に近いセラミックのブラケットを選択したり、舌側矯正の場合は費用が高くなる傾向があります。

インビザラインとワイヤー矯正どちらがいいの?

ピンクのニットを着た女性がマウスピースとワイヤー矯正が付いた歯の模型を持っている

インビザラインに向いている方

インビザラインは、軽度の歯列不正など適している症例は限られてしまいますが、目立ちにくい装置で且つ歯のケアもしやすい方法で矯正を行いたいという方に向いています。インビザラインで治療の大きなメリットは、装置が目立ちにくく取り外しができることでしょう。

また、インビザラインはワイヤー矯正に比べて、比較的短い期間で治療が終了することが多いです。簡単な矯正方法ではありますが、マウスピースを1日20〜22時間以上使用しなければ、きちんとした治療結果は得られません。日常生活の中できちんと装着時間を守ってマウスピースを使用できるかは、インビザライン治療をするうえで重要なポイントです。

ワイヤー矯正に向いている方

ワイヤー矯正は、治療中の見た目は気にならず、時間がかかっても細かい部分も含めてきちんと歯並びを治したいという方に向いています。単に見た目を治すだけでなく、上下の歯を全体的に噛ませることもできるので、食事がしやすくなるなど機能的なメリットも大きいです。

しかし、インビザラインに比べると、調整を行ったあとは痛みが出やすく、固定式の装置に食べ物が詰まりやすいため歯磨きにも時間を要します。治療を始めてから後悔しないように、ワイヤー矯正のデメリットも理解し、納得したうえで治療を開始しましょう。

まとめ

白いシャツを着た人の前に歯の模型がある

今回はインビザラインとワイヤー矯正の治療方法の違いと、それぞれの治療はどのような方に向いているのかを解説しました。

歯列矯正を行ううえで何を重要視するかは人それぞれです。どちらもそれぞれにメリットとデメリット、適した症例があります。どちらの治療が適しているかわからない場合は、両方の治療方法を取り扱っている歯科医院でカウンセリングを受け、歯科医師からアドバイスを受けることをおすすめします。

この記事でインビザラインとワイヤー矯正の違いを理解していただき、治療につながるイメージをもっていただけたら幸いです。インビザラインを検討している方や疑問がある方は、島根県の歯医者「かずあきデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。ご自身に合った方法で矯正治療をスタートしましょう。

インビザラインの部分矯正とは?メリットや治療できる歯並びについてわかりやすく解説!

2022年11月30日
インビザラインを着脱しようとしている女性

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

全体的には悪い歯並びではないけれど、前歯の部分だけ治したいといった場合は、部分矯正を行います。その際にインビザラインを使った治療法があることをご存知でしょうか?全顎的な矯正治療に比べると、使用するマウスピースの量は半分ほどになるので、費用を抑えてさらに短期間で行うことができる患者さんにとって負担の少ない治療法といえます。

インビザラインの部分矯正の種類

歯の模型

インビザラインを使った部分矯正は2種類あります。どのプランが適しているのかは歯並びの状態によって変わってきますので、歯科医師と相談のうえ検討しましょう。それぞれの特徴を全顎的な治療と比較してご紹介します。

<インビザラインの全顎矯正と部分矯正の比較>

製品名 治療範囲 マウスピースの数 治療期間
インビザライン 全顎 約30〜80枚 約2〜3年
インビザライン・ライト 部分 最大14枚 約半年〜1年
インビザライン・GO 部分 最大20枚 約半年〜1年

インビザライン・ライト

インビザライン・ライトは、軽度の歯列不正や矯正治療終了後の後戻りに適した部分矯正です。前歯のみならず、奥歯も含めた歯の移動が可能です。使用するマウスピースは最大でも14枚なので、費用を抑えた治療が可能です。

ただし、症例が限られていることや途中での治療計画の変更が難しいことがデメリットです。

インビザライン・GO

インビザライン・GOは、前歯のみの歯の移動が可能な部分矯正です。奥歯の歯の移動は対象ではないため、奥歯はきちんと噛んでいても前歯の歯並びだけ治したい、という方に向いている治療法です。

インビザラインの部分矯正のメリット

メリット

インビザラインの部分矯正のメリットについて、解説します。

費用が抑えられる

インビザラインで全額的な治療を行う場合だと、使用するマウスピースの量はおよそ30〜80枚ですが、部分矯正の場合だと最大でも14〜20枚と少ない量のマウスピースを使用します。そのため、かかる費用も全額的な治療よりも抑えることができます。

治療期間が短い

インビザラインは、1枚のマウスピースにつきおよそ10日〜2週間ほど使用します。その後、きちんと歯が移動していれば次のステップのマウスピースに交換していきます。 月に2枚ずつ使用するとしても、使用するマウスピースは最大で20枚のため、1年以内には治療が終了することになります。

痛みが少ない

部分矯正の場合は使用するマウスピースの枚数が少ないため、歯を移動させる量も少なくなり、痛みも少なくなります。全顎的な歯の移動を行う場合でも、インビザラインは痛みが少ないのが特徴ではありますが、部分矯正ではさらに痛みが少なく、快適に治療が行うことができます。

インビザラインの部分矯正で治療できる歯並び

OKのジェスチャーをする女性

インビザラインを使用して治療できる歯並びは「軽度の歯列不正」が共通事項です。具体的な4つの症例をご紹介します。

軽度の叢生

叢生とは、歯並びがガタガタで、歯と歯が重なって生えてしまっている状態をいいます。顎の大きさに対して歯が収まりきれていないことが原因で、通常はIPRと呼ばれる歯と歯の間を削ってわずかに隙間を作る処置を行い、その隙間を利用して歯を移動させていきます。

軽度のすきっ歯

すきっ歯のような空隙が歯と歯の間にあるような場合は、すきっ歯以外の問題がなければ部分矯正での治療が可能です。すきっ歯と併発することが多い問題としては、歯と歯の間の顎の中に埋まったままの歯があったり、舌で歯を押す癖があるような場合です。このような問題がなく、すきっ歯のみを治す場合は部分矯正の適応です。

軽度の出っ歯

上下の顎のズレが大きいことが原因である出っ歯は部分矯正で治療することは難しいですが、抜歯が必要のない軽度の出っ歯であればIPRを行うことで、歯を後方へわずかに下げることができます。

軽度の歯のねじれ

前歯のみに軽度の歯のねじれがある場合も、IPRを行うことで部分矯正の適応になります。

ただし、奥歯にねじれがあるような症例は適応外です。

インビザラインの部分矯正で治療できない歯並び

医者

次に、インビザラインで部分矯正できない歯並びについて解説します。具体的な症例は、以下の3つです。

重度の叢生

重度の叢生がある場合は、IPRを行なっても歯を移動させるためのスペースが確保できないことがあります。その場合は抜歯が必要となり、歯を移動させる量も多くなるため、部分矯正での治療はできません。

重度の出っ歯

重度の出っ歯の場合は、抜歯が必要になることが多いです。軽度の出っ歯であればIPRを行うことで改善が見られることがありますが、重度の出っ歯で大きく口元を下げるためには、ワイヤーを使った矯正治療やインビザラインの全顎矯正のほうが適しています。

噛み合わせに問題がある場合

上下の歯がきちんと噛んでいないような噛み合わせに問題があるような歯並びは、部分矯正の適応外です。噛み合わせをきちんと治すためには上下顎の歯並びのバランスが大切で、部分的な治療のみでは対応しきれないことがあります。

インビザラインの部分矯正にかかる費用

電卓とノート

インビザラインの部分矯正にかかる費用は医院ごとに異なりますが、相場は約30〜50万円といわれています。そのほかにも、通院時に調整料など別途料金が発生することが一般的です。

<インビザラインの部分矯正にかかる費用の一覧>

項目 料金
相談・カウンセリング 無料
精密検査・診断 30,000円〜50,000円
矯正料金 300,000円〜500,000円
調整料 5,000円〜10,000円
保定装置 30,000円〜50,000円

初回の相談やカウンセリングは無料で行っている医院がほとんどですが、精密検査などは料金がかかります。新しいマウスピースを受け取るタイミングでおよそ1〜2か月ごとに通院が必要となり、調整料はその都度支払うことになります。さらに、インビザラインでの治療が終わった後は、後戻り防止のための保定装置を作成していきます。

上記料金はあくまで一例なので、詳しい料金は相談時に担当医へ確認しましょう。

治療費の支払いが難しい場合

インビザラインの部分矯正は、全顎矯正ほどではないものの、大きな金額の支払いが必要になってきます。今すぐの支払いが難しいという場合に活用したい2つの制度をご紹介します。

デンタルローン

デンタルローンとは、歯科治療費専用のローン商品です。審査は必要となりますが、一般的なカードローンに比べると低い金利設定になっているため、返済計画が立てやすいことがメリットです。

ただし、すべての歯科医院が取り扱っているわけではないため、通院予定の医院でデンタルローンが使えるかどうかは事前に確認が必要です。

医療費控除

医療費控除とは、1年間でかかった医療費が10万円を超える場合に、確定申告の際に所得税の一部が還付される制度です。歯列矯正治療費も医療費控除の対象となりますので、必ず申告するようにしましょう。

インビザラインの部分矯正にかかる期間

歯科医で説明を受けている

インビザラインの部分矯正は、全顎矯正に比べて短い期間で終了するのが特徴です。

冒頭でもお伝えしたように、使用するマウスピースの枚数はインビザライン・ライトで最大14枚、インビザライン・GOで20枚となっています。1枚のマウスピースを10日から2週間使用するので、終了するまでにかかる期間は半年から1年程度となります。なるべく短期間で治療を終わらせたいという方に向いている治療法です。

ただし、最後のマウスピースまで使用した段階でもう少し歯を動かしたいという場合は、2年以内であれば再度型取りや専用の機械でスキャンすることで追加のマウスピースを1度のみ作成することができます。その場合は、当初予定していた期間より長くかかってしまいますので注意が必要です。

まとめ

歯と治療器具

今回は、インビザラインを使用した部分矯正についてご紹介しました。

部分矯正で考えていても、症例によっては全顎矯正を行わないと思うような治療結果を得られないこともありますので、事前のカウンセリングで疑問点の残らないようにしましょう。軽度の歯列不正でも、治療することで口元の印象は大きく変わります。

今回の記事の内容を参考に、部分矯正の治療を検討してみてください。インビザラインを検討している方や疑問がある方は、島根県の歯医者「かずあきデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。