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歯科助手の仕事内容とは?できないことや勤務先も解説!

2024年2月24日
歯科助手

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯科助手の仕事内容に興味があり、働いてみたいと考えている方もいるのではないでしょうか。歯科助手は、歯科医師・歯科衛生士とともに歯科医院において欠かせない職業のひとつです。

歯科医院の数は増加しており、働き先の選択肢が幅広いため人気が高い仕事でもあります。

そこで本記事では、歯科助手の仕事内容や歯科衛生士との違い、歯科助手の勤務先などについて解説していきます。歯科助手の仕事内容に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

歯科助手とは?

歯科助手の女性

歯科助手は、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士の業務をサポートし、受付・電話対応などを行う職業です。

患者さまに最初に対応するケースが多いので、患者さまが歯科医院の雰囲気や印象を決める判断材料になる可能性が高いです。好印象を持たれるような、丁寧で正確な対応が求められるでしょう。

また、器具・機材の管理や、使用した器具の洗浄・滅菌なども歯科助手の仕事のひとつです。歯科助手は、歯科医院の業務全般を担うため専門的な知識も必要になります。

ただし、歯科助手は医療行為ができないため、特別な資格などは必要ありません。未経験でも希望すれば歯科助手として働くことが可能です。

歯科助手の仕事内容

仕事をする歯科助手

歯科助手の具体的な仕事内容は幅広く、歯科医院によって行う業務の幅が異なります。以下に、歯科助手の主な仕事内容をご紹介していきます。

受付・会計・電話対応

歯科医院に来院した患者さまの受付や会計は、歯科助手の主な仕事のひとつです。

来院された患者さまの診察券や保険証の確認を行い、診療が終わったら会計処理、治療があれば次回の診療予約をとっていきます。受付業務では、電話対応も業務に含まれるケースが多いでしょう。

患者さまからの予約や予約変更の電話対応はもちろん、業者からの電話にも適切に対応しなければなりません。治療内容を問い合わせる電話もあるため、基本的な治療の流れや内容はあらかじめ理解しておき、臨機応変に対応する必要があるでしょう。

事務業務

カルテの管理や器具・機材・備品の管理、保険組合に保険料を請求するレセプト業務、定期検診のハガキやメール送信など、歯科医院には多くの事務作業があります。このような事務作業も歯科助手の主な仕事のひとつです。

スタッフのシフト管理や日報の記録などを担う場合もあるでしょう。事務作業は、歯科医院によって行う範囲が異なります。気になる方は、内容を事前に確認しておくと良いでしょう。

診療介助

歯科医師・歯科衛生士が業務をスムーズに行えるようにサポートします。患者さまを診療台まで案内する、エプロンを掛ける、今日行う治療内容を伝えるなど、治療が始まるまでの一連の流れは歯科助手の仕事です。

また、治療がスムーズに行えるように使用する器具・機材を準備したり、器具や材料を受け渡したりすることも仕事のひとつになります。スムーズに診療介助を行うためには、器具・機材の名称を覚えて治療の流れを理解しておく必要があるでしょう。

口の中に直接触れる医療行為はできませんが、バキュームで唾液や水分を吸ったり、セメントや型取りの材料を練ったりすることは可能です。歯科助手は、歯科医師・歯科衛生士の業務をスムーズに行うために必要不可欠な存在です。

器具・機材の管理

使用した器具・機材を洗浄して、消毒・滅菌することも歯科助手の仕事のひとつです。歯科医院で使用する器具や機材は、患者さまごとに消毒・滅菌された清潔なものを使用する必要があります。

歯科助手は患者さまが安全な治療を受けられるように、器具・機材を消毒・滅菌して、所定の位置に片付けて管理します。また、歯科治療で使われる材料などの消耗品やハブラシなどの物販品の管理も、歯科助手が行う場合もあります。

材料や物品を切らさないように、こまめに確認して適切なタイミングで注文する必要があるでしょう。

歯科助手と歯科衛生士の違い

歯科助手と歯科衛生士の違いイメージ

歯科助手と歯科衛生士の大きな違いは、医療行為ができるかできないかでしょう。

歯科助手は、口の中に触れる医療行為はできません。歯科衛生士は医療行為を行うことが可能です。

歯科助手は公的な資格が必要なく、希望すれば誰でも仕事に就くことができます。歯科衛生士は文部科学省が指定する養成所を卒業し、国家試験に合格した者に与えられる国家資格です。

歯科衛生士の資格を取得していると、歯科医師の指示のもと医療行為を行うことができるようになります。歯科衛生士の3大業務といわれている歯科予防処置・歯科診療補助・歯科保健指導は、歯科衛生士の行う主な業務内容です。

歯科助手と歯科衛生士では行う仕事内容が異なるため、歯科医師・歯科衛生士は医療従事者、歯科助手は一般事務に分類されるケースも少なくありません。

歯科助手にはできないこと

歯科助手にはできないことイメージ

歯科助手は、上述した通り口の中に触れる医療行為はできません。歯科助手が診療室でできることは、患者さまを診療台まで誘導することや、器具や機材の準備、バキューム、セメントを練るなどの補助的な業務に限られます。

歯科助手が行うことができない医療行為に当たる仕事内容は、以下の通りです。

・歯を削る・歯を抜く
・表面麻酔・局所麻酔をする
・詰め物や被せ物を装着する
・レントゲンを撮影する
・歯型を採る
・歯石・着色の除去
・フッ素塗布
・ブラッシング指導

歯科医師の指示のもとでも、口の中に触れる行為は医療行為にあたります。また、レントゲンの撮影は口の中には触れていませんが、医師・歯科医師、もしくは医師から指示を受けた放射線技師しか撮影できません。

万が一、歯科助手が禁止行為を行った場合、歯科医師・歯科助手ともに罪に問われます。仕事内容の線引きは、しっかりと確認しておくようにしましょう。

歯科助手の勤務先

歯科医院のイメージ

歯科助手の勤務先の多くは歯科医院になります。一般歯科はもちろん、小児歯科・矯正歯科・審美歯科など、専門的な分野に特化した歯科医院にも勤務することが可能です。

昨今では、訪問歯科に特化した歯科医院も増えており、訪問先に同行する専属の歯科助手も存在します。

上述しましたが、歯科助手の仕事内容は、受付や事務作業・診療補助など多岐にわたります。どの分野の歯科医院でもかならず必要な業務内容なので、勤務先の選択肢は幅広くあるといえるでしょう。

ご自身のライフスタイルに合わせて、勤務先の選択が可能な職業といえます。

まとめ

歯科の治療器具

歯科助手の仕事内容は、受付や会計、電話対応、事務作業、診療介助、器具や機材の管理など多岐に渡ります。歯科治療の知識が必要で、治療の流れなどを理解しておくことも大切でしょう。

歯科診療がスムーズに回るように臨機応変に対応するスキルも求められます。サポートやカバーが必要な部分に、歯科助手が加わることで治療をスムーズに進められるでしょう。

また、受付や電話対応、診療介助など、患者さまや業者の方などさまざまな方とかかわる職業です。歯科助手は、歯科医院の雰囲気や印象を決めることも多いため、コミュニケーション能力の高さも必要になります。

歯科助手には、さまざまなスキルが必要な職業と言えるでしょう。事務作業だけでは物足りない、人とかかわるのが好き、やりがいのある仕事に就きたいと考えている方は、歯科助手の仕事が向いているかもしれません。

当院では、一緒に働いてくれる歯科助手を募集しております。歯科助手の仕事に興味のある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にお問い合わせください。

歯科衛生士が働く場所とは?多岐にわたるキャリアの可能性

2024年2月17日
笑顔の歯科衛生士

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯科医院や保健センター、介護施設、メーカーなど、さまざまな場所で歯科衛生士は活躍しています。お口の健康が重視される中、需要が高まっている仕事であり、求人倍率も非常に多いです。

今回は、歯科衛生士が働く場所について解説します。歯科衛生士の仕事内容や働く場所を選ぶときのポイントについても解説しますので、歯科衛生士の仕事に興味がある方や就職の選択肢を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

歯科衛生士の役割と重要性

歯磨き指導の歯科衛生士

歯科衛生士の仕事は、大きくわけて以下の3つです。

・歯科医師の治療のサポート
・虫歯や歯周病の予防処置
・歯科保健指導

それぞれ詳しく解説します。

歯科医師の治療のサポート

虫歯や歯周病などの歯科治療は基本的には歯科医師が中心となって行います。抜歯・レントゲン撮影・注射による麻酔・歯茎の切開・歯の切除・詰め物と被せ物の装着などは歯科医師のみが行えるのです。

こうした処置を絶対的歯科医行為といいますが、治療の中には相対的歯科医行為もあります。それは、歯周組織検査・歯石除去・矯正ワイヤーの交換・ホワイトニング・表面麻酔の塗布などです。こうした処置は歯科医師の監督のもとで歯科衛生士でも行えます。

歯科衛生士は、相対的歯科医行為の経験を積み、技術を身につけることができるでしょう。

虫歯や歯周病の予防処置

虫歯や歯周病の予防処置に関しては、歯科医院によっては歯科医師ではなく、歯科衛生士が役割を担うことも少なくありません。歯垢・歯石の除去や、歯の表面を磨いて歯垢の再付着を予防するお口のクリーニング、歯質を強くするためのフッ素の塗布などです。

歯科医院によっては、こうしたお口のメンテナンスは歯科衛生士を担当制にしていることもあります。いつも同じ歯科衛生士が患者さまのお口をみることで、些細な変化にも早く気づけるため、トラブルを事前に予防できるメリットがあるからです。

また、歯科衛生士に対して患者さまが深い信頼をよせ、歯科医師には言いにくいことも相談することもあります。

歯科保健指導

お口の健康を守るためには、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けるだけではなく、日頃の歯磨きも大切です。

そのため、歯科医院では虫歯や歯周病に関する知識を患者さまに広く伝え、歯間ブラシやデンタルフロスを含めたケア用品の選び方や使い方を指導しています。このブラッシング指導も歯科衛生士の役割のひとつです。

歯科保健指導は歯科医院だけでなく、学校や幼稚園、保育園、保健センターなどで行うこともあります。お口の健康は身体全体の健康寿命に関わるため、高齢化社会の日本では歯科衛生士の役割は重要です。人々の毎日の生活に密着した欠かせない仕事といえるでしょう。

歯科衛生士になるには

歯科衛生士の資格

歯科衛生士になるには、国家試験に合格しなければなりません。この資格を取得している人だけが歯科衛生士を名のり、実際に歯科衛生士として働けます。

歯科衛生士の資格を取得するには、国が定めた教育機関である専門学校・短期大学・四年制大学のいずれかで学び、必須となるカリキュラムをこなす必要があります。

どの学校であっても、必要なカリキュラムを修了するためには3年以上かけて講義や実習を受ける必要があります。できる限り早く歯科衛生士として働きたい場合は、専門学校か短期大学を選択し、国家試験に合格できれば3年で就業が可能です。

学費については、専門学校・短期大学・四年制大学ともに300万円前後が相場といわれています。それに加えて教材費や交通費などの諸経費がかかることもあります。

歯科衛生士が働く場所

歯医者の内観

歯科衛生士は、以下のような場所で働くことができます。

歯科医院・デンタルクリニック

歯科衛生士の資格を取得した方の90%以上が歯科医院・デンタルクリニックに就職します。

厚生労働省が行った令和4年12月末の調査によると、全国の歯科診療所の数は67,614施設であるため、求人倍率も非常に高いです。仕事内容や勤務地など、自分に合った条件の職場を選びやすいといえます。

参照元:厚生労働省「医療施設動態調査(令和4年12月末概数) 」

病院

歯科衛生士は病院の歯科や口腔外科でも働くことができます。病院は一般歯科よりも幅広い症例に対応しているため、一般歯科では経験できない症例も経験できます。また、病院に入院している患者さんの口腔ケアを行うこともあるでしょう。

介護施設

介護施設も歯科衛生士の働く場所のひとつです。高齢者の方の口腔機能の低下は、誤嚥性肺炎や低栄養状態につながるため、歯科衛生士による口腔ケアが重要視されています。そのため、介護施設でも歯科衛生士の需要は高まっているのです。

訪問歯科

歯科医院まで出向くことが難しい高齢者の方などの自宅や病院、福祉施設などに伺ってケアをするのが訪問歯科です。特に自分自身ではお口のケアが難しい方には家族に対してケア指導を行うこともあり、歯科衛生士の役割は重要です。

保健所・保健センター

保健所・保健センターで公務員としてお口の健康を推進する仕事に携わることもできます。赤ちゃんの歯科検診や母子を対象とした歯磨き指導などを行います。求人の件数としては多くはないため、狭き門といえるでしょう。

企業・メーカー

医療機器メーカーや生活用品のメーカーで働く歯科衛生士もいます。顧客である歯科医院や病院、ドラッグストアなどに対して自社製品の営業を行うだけではなく、口腔内のケア製品の開発、研修・セミナーの講師などを担うこともあるのです。

歯科衛生士の専門学校

歯科衛生士を育てる専門学校の講師として勤める方もいます。講義や実習、説明会、オープンキャンパスなど、さまざまな仕事があります。母校から成績優秀で人格的にも優れた方が声をかけられることも多いです。

歯科衛生士が働く場所を選ぶときのポイント

歯科衛生士が働く場所を選ぶときのポイントを紹介

歯科衛生士の就職先の選択肢は幅広いといえます。それだけに、どこで働くか迷う方も多いのではないでしょうか。

ここでは歯科衛生士が働く場所を選ぶときのポイントを解説します。

勤務条件を決める

歯科医院はたくさんあり、求人が多いですが、ワークライフバランスを考えて自分にとって譲れないものは何なのか、勤務条件を決めておきましょう。具体的には、勤務する場所・勤務時間・休日・給料などです。

勤務する場所は決めやすい条件ですが、給料についてはどのタイミングで昇給があるのか、ボーナスはどれくらい支払われるのかを確認するとよいでしょう。

休診日が休日となるかと思いますが、今後の休診日の変更についても確認しておくのもよいでしょう。

仕事内容

一口に歯科衛生士といっても仕事内容はさまざまです。歯科医院の中には、虫歯・歯周病の治療や予防を中心にしているところもあれば、矯正治療を専門としているところもあります。保健センターや保健所では歯磨き指導などが中心の仕事になるでしょう。

歯科衛生士としての今後のキャリアを考えた時、どのような仕事をしていきたいかを考えて職場を選びましょう。歯科衛生士として役に立つ資格の取得をサポートしてくれる職場もあります。

歯科医院や上司がどのような仕事を歯科衛生士に割り当てているのかも確認するとよいでしょう。

結婚、出産で退職後の働きやすさ

歯科衛生士は、出産のために一度退職しても復帰しやすいです。子育てが落ち着いてパートで復帰する方も少なくありません。出産後も引き続き働きたいという方は、産休・育休の取りやすさや出産後の働きやすさも踏まえて職場を選びましょう。

産休・育休からの復帰をサポートしてくれる歯科医院は増えています。この点も面接の際に質問するとよいでしょう。

まとめ

笑顔の歯科衛生士

今回は、歯科衛生士が働く場所や働く場所を選ぶときのポイントについて解説しました。

歯科衛生士になるためには、大学や短期大学、専門学校で学び、国家試験を受けて合格する必要があります。3年以上の講義や実習を経て資格を取得するため、ハードルは高いといえますが、口腔内の健康を守る仕事として需要は高まっています。

また、口腔ケアのプロとして、さまざまなスキルを身につけることも可能です。

歯科衛生士が働く場所は、歯科医院や病院、介護施設などさまざまです。働く場所の選択肢が多いからこそ悩むかと思いますが、まずは自分にとって譲れない条件を決めて、将来のことも考えながら就職活動を進めましょう。

当院では一緒に働いてくれる歯科衛生士を募集しています。ご興味がある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお問い合わせください。

歯科衛生士の仕事で大変なこと!やりがいをもって働き続けるためには

2024年2月10日

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯科衛生士は求人が多く、国家資格でもあることから、安定して働き続けられる職種の一つとして知られています。

お口の中の健康を通して全身の健康をサポートできるので、やりがいを感じることができる仕事です。そして、今後さらに需要が高まっていく職業だと言われています。

今回は、歯科衛生士の仕事内容や、仕事をしていく上で大変なこと、仕事の魅力などを詳しく解説していきます。歯科衛生士という職業に興味がある方は、是非参考にしてください。

歯科衛生士の仕事内容

歯磨き指導をする歯科衛生士

歯科衛生士の仕事内容は、大きく分けて次の3つです。

・予防歯科処置
・歯科診療の補助
・歯科保健指導

これらは、法律で定められている歯科衛生士の3大業務です。その他、歯科医院を運営していく上で必要なマネジメント業務が含まれる場合もあります。

それぞれの仕事内容について確認していきましょう。

予防歯科処置

予防歯科とは、虫歯や歯周病になってから治療をするのではなく、そうなる前に予防をするという考え方です。

歯を失う原因の多くは虫歯と歯周病ですが、一度罹患すると自然に治ることはありません。必ず治療しなければなりません。

虫歯と歯周病を予防すれば、自分の歯で一生食事できる可能性が高まります。また、健康で美しい口元を維持できるでしょう。

歯科衛生士は、予防歯科に関わる処置を行います。虫歯を予防するためのフッ素塗布やシーラント、歯石を除去するスケーリング、歯垢などの汚れを落とす機械的歯面清掃などを行います。

歯科衛生士は、予防的な医療技術の訓練を行った歯科予防処置の専門家なのです。

歯科診療の補助

歯科医療は、歯科医師を中心としたチームで行われています。歯科衛生士は、歯科医師の指示を受けて補助、または歯科治療の一部を担当し、歯科医師と共同で診療にあたります。

歯科医師と患者さまとのコミュニケーションに配慮し、安心して歯科診療を進められるようにサポートするのです。

歯科保健指導

虫歯や歯周病は生活習慣病です。歯みがき習慣や食事などの生活習慣が大きく関わっています。虫歯や歯周病から歯を守るためには、治療よりも予防をすること、そして患者さま自身が生活習慣を改善することが大切です。

歯科衛生士は、歯みがき指導や食事指導などを行い、生活習慣の改善をサポートしていきます。幼児期から高齢期までの各ライフステージ、また病気や障害のある人など、全ての人にその方にあったサポートを行うのです。

高齢化により、寝たきりや要介護になった方の口腔ケア、咀嚼や飲み込みなど口腔機能のための訓練も、歯科衛生士の重要な仕事です。

歯科医院のマネジメント

安全に歯科診療をしていく上で、歯科医院の管理も必要な仕事です。診療器具の滅菌など感染予防対策、医療廃棄物の処理、患者さまのカルテの管理、歯科材料の管理なども、歯科医師やスタッフと一緒に行います。

歯科衛生士の仕事で大変なこと

治療を行う歯科衛生士

歯科衛生士の仕事は、患者さまの身体を預かる仕事でもあります。安全に医療行為を進めなくてはいけないことや、歯科医師や歯科衛生士・歯科助手・歯科技工士との連携に大変さを感じることが多いでしょう。

安全に医療行為を行うこと

歯科衛生士は、歯科予防処置や歯科診療の補助などで、直接患者さまのお口の中に触れる処置を行います。患者さまは身体を預けているので、安全に診療が進められるように常に気をつけなくてはいけません。

医療ミスにつながらないように、常に気を張って仕事をするのは大変でしょう。

スタッフ間のコミュニケーション

歯科治療は、チーム医療です。歯科医師・歯科衛生士・歯科助手、時に技工士との連携も重要になります。

スタッフ間で患者さまの情報を共有し、スムーズに歯科治療が進められるように気を配る必要があります。

常に勉強が必要

歯科医療の世界は日進月歩です。新しい技術や情報について、常にアップグレードしていかなければなりません。

そのため、歯科衛生士になった後も、研修や勉強会に参加することが多いです。

歯科衛生士の魅力

歯科衛生士の魅力イメージ

歯科衛生士は、生涯有効な国家資格です。一度取得すれば、生涯にわたって専門分野で活躍することができます。

また、歯科医療を通じて人の役に立てることも、やりがいに繋がります。

人の役に立てる

お口の健康を通して患者さまの役に立てることは、歯科衛生士のやりがいの一つです。歯科予防処置・歯科診療の補助・歯科保健指導など、さまざまな場面で患者さまと密に接し、患者さまのお口の健康をサポートすることができます。

患者さまから直接「ありがとう」と感謝の言葉をかけてもらえることも多いです。人の役に立てることを実感しながら働けるのは、歯科衛生士の魅力です。

国家資格であり働く場所がたくさんある

歯科衛生士は、国家資格が必要な専門性の高い職種です。国家資格を取得するのは簡単ではありませんが、一度取得すれば生涯歯科衛生士として働くことができます。

子育てなどでブランクができてしまっても、再び歯科衛生士の仕事をすることも可能でしょう。就職先が見つからないということも起こりにくいです。

将来性がある仕事

歯科衛生士は、予防歯科の専門家です。高齢化が進み、予防歯科が今よりも重要視されることが予想される現代日本においては非常に将来性がある仕事です。

一昔前は「歯が痛くなったら歯医者に行く」「虫歯になったから歯医者に行く」という方が多くいました。

しかし、最近は虫歯や歯周病になる前に検診やクリーニングに行くなど、予防歯科が広まりつつあります。今後、歯科衛生士の需要はさらに高まっていくでしょう。

歯科衛生士としてやりがいをもって働き続けるためには

歯科衛生士のキャリアアップイメージ

歯科衛生士の仕事は大変なことも多いです。やりがいを持って働き続けるために、次のようなことを視野に入れていくと良いでしょう。

キャリアアップを目指す

歯科衛生士の国家資格は一度取得すれば生涯有効ですが、やりがいを持って働き続けるにはキャリアアップは欠かせない要素です。研究会や勉強会、セミナーに参加するなど、新しい技術や知識を習得しましょう。

自分の仕事により自信をもつことができますし、周りからの評価に繋がることもあります。

歯科衛生士の多様な働き方を知る

結婚・妊娠・出産・子育てなど、ライフスタイルの変化により、同じように働き続けるのが難しくなることもあるでしょう。歯科衛生士は、パートタイムでも働くことができる柔軟性のある仕事です。

病院や診療所だけでなく、行政機関や企業・施設なども勤務先として挙げられます。長く歯科衛生士として働き続けるために、歯科衛生士の多様な働き方を知っておくことも大切です。

働く先の歯科医院をよく知る

誰でも、仕事先が合わないということはあります。歯科医院によって雰囲気や治療方針も異なりますので、実際に働き始める前にその歯科医院についてよく知ることが大切です。

いきなり面接を受けるのではなく、どんな治療に力を入れているのか、どんなスタッフが働いているのか、働くことをイメージしながら見学してみると良いでしょう。働く上での待遇や、条件の確認もしっかりと行い、不安があるまま働き始めることは避けましょう。

まとめ

笑顔の歯科衛生士

歯科衛生士は、生涯有効な国家資格です。患者さまの役に立つことができ、日々やりがいを感じることができる仕事です。

当院では歯科衛生士を募集しています。

歯科医療チームとして、患者さまの健康を一緒にサポートしましょう。ぜひお気軽に、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにご連絡ください。

歯科衛生士のやりがい!患者の笑顔を支える仕事の魅力

2024年2月3日
2人の歯科衛生士

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯科衛生士は、国家資格を必要とする専門職です。歯科衛生士法第一条によると、歯科衛生士の目的は「歯科疾患の予防及び口腔衛生の向上を図る」とあります。人々の歯だけではなく、口腔衛生を守ることが仕事内容と言えるでしょう。

おいしく食べ、楽しく話すにはお口の健康は欠かせません。また、口腔内の健康は身体の健康にも大きく関係しています。そのため、歯科衛生士の役割に大きな注目が集まっています。

今回は、歯科衛生士の具体的な仕事内容とやりがいについて解説します。歯科医院での仕事に興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

歯科衛生士の仕事内容

歯ブラシ指導をする歯科衛生士

歯科衛生士の仕事は、大きく分けて以下の3つです。

・虫歯や歯周病の予防処置
・歯科診療の補助
・歯科保健指導

ひとつずつご説明します。

虫歯や歯周病の予防処置

歯を失う原因の9割ほどは、虫歯や歯周病といわれています。永久歯を失ってしまうと再び生えてきませんので、虫歯や歯周病にならないように予防することが大切です。

そのため、歯科医院では口腔環境を正常に保つようにケアをしています。具体的には、歯磨きだけでは取り除けない歯垢や歯石の除去、歯の表面を滑らかにするクリーニング、フッ素の塗布などが挙げられるでしょう。

他にも、歯周病の検査、歯や歯肉の状態の確認があげられます。

こうした処置は、口腔内の専門家である歯科医師と歯科衛生士のみが行えます。

歯科診療の補助

虫歯や歯周病の治療や手術の補助も、歯科衛生士の重要な役割です。歯科診療には、歯科医師のみしか行えない絶対的歯科医行為と、歯科医師の監視のもとであれば歯科衛生士も行える相対的歯科医行為があります。

絶対的歯科医行為としては、抜歯やレントゲン撮影、注射による麻酔、歯茎の切開、歯の切除、詰め物と被せ物の装着などがあげられます。

歯科衛生士が可能な相対的歯科医行為は、歯石除去、ホワイトニング、表面麻酔の塗布、矯正ワイヤーの交換、歯周組織検査などです。相対的歯科医行為の範囲が広いことがわかるでしょう。

歯科衛生士は、経験を積み重ねていくことでスキルアップできる仕事です。

歯科保健指導

予防処置や診療の補助だけではなく、歯科保健指導も歯科衛生士にとって重要な業務の一つです。具体的には、虫歯や歯周病を予防するために行うブラッシング指導が挙げられるでしょう。

ブラッシング指導では、歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやデンタルフロスの選び方や使い方もアドバイスします。さらに、食生活に関する指導や、虫歯や歯周病に関する知識を伝えて予防への動機づけもします。

歯科衛生士は勤務している歯科医院だけではなく、学校や幼稚園・保育園、保健センター、診療所などでも、このような指導を行います。

歯科衛生士のやりがい

歯ブラシを持つ歯科衛生士

歯科衛生士は、患者さまの健康を守る意義のある仕事をしており、大きなやりがいがあります。具体的に、歯科衛生士のやりがいについて解説します。

多くの人の健康に貢献できる

歯茎の切開、歯の切除、抜歯など、歯科衛生士では行えない処置もありますが、歯石除去やブラッシング指導など、特に予防に関することは歯科衛生士が活躍します。日々のケアについてアドバイスを求められることも多いでしょう。

口腔内の健康は、身体の健康にもつながります。健康寿命と歯の残存数は密接な関係があるとも言われているので、その点でも歯科衛生士の役割は大きいと言えるでしょう。

自分に合った職場で活躍できる

歯科衛生士が活躍する場はさまざまで、個人経営の歯科医院だけではなく、総合病院や市区町村、介護保険施設などがあります。仕事内容や勤務地など、自分にマッチした職場を選択可能です。

また、歯科衛生士の求人倍率は非常に高いです。2022年度の求人倍率は23.3倍でした。

日本全国、多くの施設でその技術を求められているので、プライベートに変化があっても活躍し続けられるでしょう。

専門性が高い国家資格である

歯科衛生士は、国家資格を必要とする専門職です。そのため、国が定めた教育機関である専門学校や短期大学、四年制大学のいずれかで学ばなくてはなりません。

決められたカリキュラムをこなし、国家試験に合格する必要があります。専門性の高い仕事に従事し、手に職をつけたい方から選ばれている仕事です。

結婚・出産後も続けられる

歯科衛生士は女性に人気のある職業ですが、結婚や出産で一旦離職しても再び働きやすいということが大きな理由でしょう。技術があっても働く場が限られている職種も多い中、歯科衛生士は働く場所や求人が非常に多いです。

自分のタイミングで復帰しやすく、長く続けられることは大きなメリットと言えます。

資格を取得してキャリアアップできる

歯科衛生士の仕事に関する資格は数多くあります。勉強して知識や技術を身につけることが可能です。

自分の得意分野を持って技術を磨いていけば、転職の際も有利になるでしょう。

ワークライフバランスを保てる

看護師の場合、深夜勤務が課せられることもあります。

しかし、歯科医院の場合、深夜勤務はありません。遅い場合でも、一般的には19時前後に診察時間は終了します。

プライベートも充実させやすく、無理なく働けるという点も大きなメリットといえます。

将来性のある職種

歯科衛生士は、高齢化社会の日本でますます必要とされる職種と言えます。仕事がなくなってしまうのではないかという不安がなく、安定して働ける職種のひとつです。

感謝されることが多い

患者さまの大切な歯を守る歯科衛生士は、感謝されることが多い職種です。口腔内をきれいにした時、患者さまに適したブラッシング方法を指導した時など、感謝されることが多いです。

未然にトラブルを防いだ時などは、やりがいを感じて「この仕事についてよかった」と思えるでしょう。

歯科衛生士にやりがいが必要な理由

歯の指導

歯科衛生士に限らず、仕事を選ぶ際に「その仕事はやりがいを感じられるか」を考える必要があります。やりがいがなければ、長く続けることが難しいからです。

さまざまな職種を経験することも楽しいかもしれませんが、経験を積み重ねていくことでキャリアップできるでしょう。

歯科衛生士の仕事は、患者さまの口腔内の健康を守ることです。喜んでもらえることが多い仕事と言えるでしょう。患者さまの「ありがとう」という言葉や笑顔が、モチベーションにつながります。

自分の仕事が目の前の人のためになったと実感できれば、明日も頑張ろうと前向きになれるでしょう。

一方で、患者さまやお客様の反応が直接分からない仕事も少なくありません。そうした場合、待遇がよかったとしても、毎日の仕事を楽しいと感じられなくなることもあります。

また、歯科衛生士は、前向きに学んでいけばさまざまな技術を身につけられる仕事です。キャリアップも可能でしょう。

「歯科衛生士として〇年後にはこうなっていたい」など、将来の目標をたてられることも、歯科衛生士の魅力といえます。

まとめ

歯科衛生士の女性

歯科医院で欠かせない存在である歯科衛生士は、国家資格を取得しているお口の健康のスペシャリストです。虫歯や歯周病の治療では歯科医師の補助を務めて活躍します。

予防の分野では、歯石除去やフッ素の塗布、ブラッシング指導など、ほとんどのことが可能です。ホワイトニングも歯科衛生士が担当することがあります。

歯科衛生士のやりがいは、多くの患者さまを直接ケアすることで口腔内の健康を守れることでしょう。感謝してもらえることも多いです。

「メンテナンスならこの歯科衛生士さんがいい!」と指名されることもよくあります。

また、歯科医院の数は非常に多いため、活躍の場が多いです。一度退職しても再び職につきやすいこともメリットです。

資格取得など、努力次第でキャリアアップも可能です。自分自身のライフスタイルにあった職場も、他の職業と比較してみつかりやすいでしょう。

当院でも、一緒に仕事をしてくれる歯科衛生士の方を募集しています。やりがいをもって仕事ができるようにチームとしてサポートしていきます。

ぜひ、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご連絡ください。

歯科衛生士の年収はどれくらい?初任給やお給料を上げる方法も解説!

2024年1月27日
年収について考える歯科衛生士

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯科衛生士は、歯科医師をサポートする重要な役割を担う国家資格が必要な職業です。全国の歯科医院で、多くの歯科衛生士が活躍しています。

歯科衛生士になりたいと考えている方も多いことでしょう。実際に職業にするとなると、年収や将来性なども気になるのではないでしょうか。

今回は、歯科衛生士の年収について解説します。歯科衛生士のメリットや、お給料を上げる方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

歯科衛生士の初任給はどれくらい?

初任給をもらう

歯科衛生士の初任給は、一般的に16万~18万円とされています

学歴によっても初任給は変動し、短大・専門学校卒業者の初任給の目安は18万9,000円、高校卒業者の初任給の目安は16万5,400円となっています。

歯科衛生士の年収はどれくらい?

歯科衛生士の給与を計算する

歯科衛生士の年収は、地域や経験、勤務する医療機関の規模によって大きく異なります。平均年収は382万5,000円です。

一般企業や他の産業に勤める人々の平均年収と比較すると、初任給の段階では低い傾向があります。これは、歯科衛生士の資格が比較的短期間で取得可能であることや、歯科医院の規模や経営状況などが関係しているでしょう。

歯科衛生士の年収は、経験を積むことで上昇します。また、勤務先の職場の規模に大きく左右されます。

例えば、職場の規模が10~99人の場合の平均年収は374万6,000円に対して、職場の規模が1,000人以上になると、平均年収は446万7,000円まで上昇します。

歯科衛生士の年収には地域差もあり、都市部では一般的に給与水準が高いです。地方では低い傾向にあります。

これは、都市部では生活費が高いため給与も応じて高く設定されること、地方では患者数が少ないので歯科医院の収益が限られ、それが給与に反映されることが関係していると考えられます。

都道府県別の平均年収の上位を見ると、次のようになっています。

・1位 宮城県:476万1,000円
・2位 神奈川県:474万8,000円
・3位 東京都:467万8,000円

看護師や臨床検査技師といった他の医療関係の職種と比較すると、歯科衛生士の年収はやや低い傾向にあります。これは、歯科衛生士の教育期間が短く、資格取得後すぐに就職が可能であることや、歯科医療の保険診療の点数が低めであることが影響しています。

ただし、教育期間が短いということは、比較的短期間で専門職に就くことができるということです。女性が多い職場であるため、ライフステージの変化に柔軟に対応しやすい環境が整っているなど、魅力の多い職業です。

歯科衛生士の年収の推移

年収の推移イメージ

歯科衛生士の年収は上昇傾向にあります。

過去10年の平均年収を確認すると、最も低いのは2014年の335万1,000円で、最も高いのは2021年の386万5,000円でした。低いときと高いときでは、50万円ほどの違いがあります。

新型コロナウイルスの影響で多くの職業の平均年収が低下した期間に関しても、歯科衛生士の平均年収は影響を受けませんでした。歯科衛生士の仕事は景気の影響を受けにくく、将来的にも安定していると考えられます。

歯科衛生士のお給料を上げる方法

歯科衛生士のお給料を上げる方法を説明する

歯科衛生士のお給料を上げる方法を確認しましょう。

年収が高くなりやすい歯科治療の分野を選ぶ

歯科衛生士の給料は、その人が担当する治療の種類によっても変わります。

例えば、矯正歯科や審美歯科、インプラントなどに特化した歯科医院では、各分野に特化した知識や技術が求められます。一般的な歯科医院よりも高い給与が支払われる可能性があるでしょう。

専門的な治療を行う歯科医院を選び、専門的なスキルを身につければ給料アップを期待できます。

資格を取得して業務の幅を広げる

専門性のある資格を取得することで、業務の幅が広がります。待遇が上がることも期待できるでしょう。

歯科衛生士に関連した資格としては、次のものが挙げられます。

日本歯科衛生士会の認定歯科衛生士

日本歯科衛生士会は、生活習慣病予防や摂食・嚥下リハビリテーションなどの分野ごとに認定資格を用意しています。業務経験や教育経験といった厳しい基準を達成した歯科衛生士のみが認定されるため、年単位での準備が必要です。

歯科衛生士としてキャリアを高めたい方は検討すると良いでしょう。

日本歯科審美学会の認定歯科衛生士

日本歯科審美学会は、ホワイトニングや矯正といった歯科審美のプロフェッショナルを認定しています。こうした資格を取得することで、歯科審美の分野での専門性を証明し、給料アップにつなげることができます。

日本口腔インプラント学会のインプラント専門歯科衛生士

インプラント治療は、高度な技術と知識を必要とします。インプラント専門歯科衛生士の資格を持つことで、より高度な業務を担当することが可能になるでしょう。

年収が高くなりやすい地域で就職する

歯科衛生士の給料は、就職する地域によっても変わります。全国の平均年収と比較して、平均年収が高い都道府県で就職すれば年収を上げることが可能です。

ただし、都市部は生活費や通勤のための費用も高くなる傾向があります。生活費と給料の両方を考慮して決める必要があります。

歯科衛生士として働くメリット

歯科衛生士として働くメリットイメージ

歯科衛生士はメリットがたくさんある職業です。確認しましょう。

就職しやすい

歯科衛生士は比較的就職しやすい職業です。歯科医院からの求人が多く、新卒者はもちろん結婚や出産で退職した方の再就職も容易です。

全国各地に歯科医院が存在しているため、住む地域が変わっても働き続けることができます。

生涯有効な国家資格が取得できる

歯科衛生士になるには、歯科衛生士法に基づく国家資格を取得する必要があります。指定された養成校で教育課程を修了し、国家試験に合格することで資格を取得できます。

歯科衛生士の国家資格は、一度取得すれば更新の必要はありません。一度現場を離れても資格が失効することはなく、いつでも就業することができます。

教育訓練を受けた専門性が評価され続けるため、転職時のステップアップや待遇面で有利に働きます。

働き方を選べる

歯科衛生士の就業場所は多岐にわたり、働き方を選択できるのが魅力です。最も多いのは歯科医院ですが、病院や介護保険施設、自治体の保健所などでも活躍しています。

また、矯正歯科や小児歯科、口腔外科、インプラントなど専門性の高い分野で働くことも可能です。興味のある分野を深く学びたい場合は、そうした分野に特化した職場を選ぶとよいでしょう。

残業が少なく、休日を確保しやすい

歯科診療所は予約制が多く、診療時間が比較的定時で終わりやすいのが特徴です。歯科医院にもよりますが、残業はあまりなく休日も予定通りあることがほとんどです。

有給休暇を活用すれば、長期休暇も取得可能でしょう。旅行やイベント、育児などに利用しやすい環境が整っています。

仕事とプライベートの両立をしやすいことは歯科衛生士の魅力です。

女性が働きやすい

歯科衛生士は女性比率が非常に高く、女性が働きやすい環境が整っています。育児休暇や育児のための短時間勤務制度を活用しやすいほか、妊娠中のサポートも期待できます。

結婚・出産後も働き続けられる

歯科衛生士は妊娠・出産・育児と両立しやすい職業です。求人倍率が高いため出産後の職場復帰が比較的容易で、短時間勤務から始めることもできるでしょう。

現役の歯科衛生士の多くは非常勤として働いており、仕事と家庭の両立が進んでいることがうかがえます。結婚や出産によって一時的に職場を離れる人は多いため、歯科医院側も柔軟に対応してくれるでしょう。

高齢化社会で需要が高まっている

高齢化の進展に伴い、口腔ケアへの意識が高まっています。口の健康は全身の健康に深く関わるため、それをサポートする歯科衛生士へのニーズは今後ますます増えるでしょう。

例えば、高齢者に対する訪問歯科診療への要望が高まっており、自宅での口腔ケアを担う歯科衛生士が求められています。歯科衛生士は高齢者の生活の質の維持に貢献できる、やりがいのある仕事です。

まとめ

笑顔の歯科衛生士

歯科衛生士は収入が安定しており、国家資格を有しているので社会的にも信頼されています。女性が多い職場ということもあり、結婚や出産といった女性のライフイベントに柔軟に対応してもらえるでしょう。

当院では歯科衛生士を募集しています。患者さんの健康をサポートし、感謝されることも多い、やりがいのあるお仕事です。

ぜひ島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

男性でも歯科衛生士になれる?男性歯科衛生士として働くメリットとは?

2024年1月20日
男性の歯科衛生士

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯科衛生士と聞くと女性が多いイメージがあるかもしれません。

しかし、男性で歯科衛生士として働きたいと考える方もいるでしょう。男性が歯科衛生士として働く場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

本記事では、男性でも歯科衛生士になれるのかどうかについて詳しく解説します。また、男性が歯科衛生士として働くことで得られるメリットもご紹介するため、歯科衛生士として働くことを検討している方はぜひ参考にしてください。

男性でも歯科衛生士になれる?

男性でも歯科衛生士になれるか考える人

男性の歯科衛生士に出会ったことがないため、男性は歯科衛生士になれないのではないかと思っている方がいるかもしれません。結論からお伝えすると、男性でも歯科衛生士になれます。

歯科衛生士になるためには、高等学校を卒業した後に歯科衛生士養成機関で学び、国家試験に合格する必要があります。国家資格を取得できれば、男女関係なく歯科衛生士になれるということです。

また、日本歯科衛生士会の歯科衛生士の勤務実態調査報告書を見ると、歯科衛生士として働く方の男女比は女性が99%、男性が0.4%とされています。つまり、かなり少人数ではありますが、男性の歯科衛生士もいるということです。

参照元:公益社団法人 日本歯科衛生士会「歯科衛生士の勤務実態調査報告書

男性の歯科衛生士が少ない理由

日本に初めて男性の歯科衛生士が誕生したのは、2012年とされています。それまでは男性の歯科衛生士は存在していませんでした。

男性の歯科衛生士がいなかった理由には、法律が深く関係しています。歯科衛生士の規則などが記されている歯科衛生士法は1948年6月25日に交付され、1955年に法改正が行われました。

このときの改正で、これまで書かれてはいなかった性別を限局する表記が強調されるようになったのです。

具体的には、1995年時の法改正において歯科衛生士とは「厚生労働大臣の免許を受けて、歯科医師の指導の下に、歯牙及び口腔の疾患の予防処置として次に掲げる行為を行うことを業とする女子をいう。」とされていました。

女子という表記があったために、歯科衛生士は女性が就く職業というイメージが強く根付いたと考えられます。男性が歯科衛生士になるという選択肢がそもそも浮かばなかった可能性があるのです。

2012年に男女雇用機会均等法が改正された結果、男性の歯科衛生士が日本で初めて誕生し、これを契機に歯科衛生士法も改善されました。2014年には、女子という表記は「者」に変更されています。

女性の仕事として捉えられていた看護師も、男性看護師の誕生を機にどんどん男性看護師が増えています。男性看護師が珍しい、というイメージをお持ちの方は、現在では少ないのではないでしょうか。

看護師と同様に、今後は男性歯科衛生士も少しずつ増えていくのではないかと考えられています。

男性が歯科衛生士として働くメリットとは?

男性歯科衛生士として働くメリットイメージ

男性が歯科衛生士として働くメリットは数多くあります。詳しく確認しましょう。

収入が安定する

歯科衛生士は医療職のため、突然廃業になることが少なく収入が安定している点が特徴です。また、仮に廃業になったとしても、働ける場所は豊富にあります。

令和元年10月1日時点の全国の歯科数は 179,416 施設とされています。就職先が多くあるため、長く働き続けられるでしょう。安定した収入を得続けられることは大きなメリットです。

女性にできない仕事ができる

最大のメリットは、歯科医師からのニーズが高いという点です。力仕事ができることは、男性歯科衛生士のニーズが高まる理由でしょう。

女性が多い歯科業界では、カルテや物資の搬入などの力仕事は、歯科医師が1人で行うケースが少なくありません。特に女性の場合、妊娠によって力仕事を受けられなくなることがあります。

女性には頼みづらい仕事を頼めるので、男性歯科医師たちから男性歯科衛生士が求められているのです。

男性に処置してほしい人もいる

歯科にかかる患者さまの中には「女性には悩みを話しにくい」「女性だと緊張する」「女性に汚い口の中を見せたくない」などの理由によって、男性の歯科衛生士を希望する方もいます。

男性の歯科衛生士がいれば、こういった女性が苦手な患者さまの来院動機になるでしょう。男性歯科医衛生士も、指名があるとやりがいを感じられます。

求人数が豊富で長く働ける

女性は、結婚や出産などのライフスタイルの変化によって早期に退職する人や、長期的に休業する人が少なくありません。

しかし、男性は結婚や出産などの影響を受けにくいでしょう。多くの歯科医院が長期的に働ける人材を求めているため、結婚や出産に左右されずに長期的に働ける男性歯科医衛生士の需要は高いのです。

キャリアアップが見込める

男性に限りませんが、歯科衛生士はキャリアアップできる職業です。各分野において、より専門的な知識を身につけることができれば、認定歯科衛生士になることが可能です。

仕事の幅が広がれば、より楽しく働き続けられるでしょう。

男性歯科衛生士として働くデメリットとは?

男性歯科衛生士として働くデメリットイメージ

男性が歯科衛生士として働く場合はデメリットもあります。歯科衛生士として働きたい男性は、デメリットも把握しておきましょう。

収入が低い

歯科衛生士は男女問わずに収入が低い職業といわれています。歯科衛生士の平均年収は300~400万円とされ、国家資格が必要な医療職と考えると決して高いとはいえません。

実際に、歯科衛生士の給料に満足している人は4割程度といわれています。

ただし、働ける場所が多くあり、収入は安定するため満足している人も一定数います。

処置を断られることがある

男性歯科衛生士を希望する方がいる一方で、やはり歯科衛生士=女性というイメージを持つ方が現状では多いです。女性の歯科衛生士を希望する方も少なくありません。

そのため、男性であるがゆえに処置を断られることもあるでしょう。

男性歯科衛生士の勤務先

歯科医院

男性の歯科衛生士も、女性と同じように歯科医院や病院、大学病院、診療所で働いています。もっとも男性が多く働いていると推測されているのが、歯科衛生士教育養成機関です。

ちなみに、歯科衛生士として企業や社会福祉施設、地域包括支援センターで働いている男性はあまり多くいません。もちろん働けないわけではありませんが、まだまだ女性歯科衛生士が多いです。

男性歯科衛生士が徐々に増えてきている現況を踏まえると、今後さまざまな場所で女性と同様に活躍できるようになるでしょう。

まとめ

2人の歯科衛生士

過去、法律の影響もあり、男性の歯科衛生士はいませんでした。2012年に男性の歯科衛生士が誕生したことで法改正もなされ、今では男性の歯科衛生士も増えてきています。

まだまだ人数は少ないものの、男性も就業できる職業であり、看護師のように今後は男性もどんどん増えてくると予想されています。

さまざまな理由から、男性歯科衛生士の需要が高まっています。結婚や妊娠・出産の影響を受けにくく、長く働きやすい男性は、どのような職場でも需要があるのです。

将来性を踏まえたうえで歯科業界で働きたいと考える男性は、歯科衛生士の資格取得を検討してはいかがでしょうか。なお、当院では歯科衛生士を募集しています。

院内見学も行っておりますので、気になる方は島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

歯科衛生士としてキャリアアップを目指す!役立つ資格とは?

2024年1月13日
歯科衛生士の勉強をする女子

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯科衛生士としてキャリアアップを目指すなら、さまざまな専門資格を取得する必要があるでしょう。歯科衛生士は、患者さまの口腔健康を総合的に支える仕事です。

専門性を高める資格は、患者さまや歯科医師からの信頼を得るうえで非常に大切です。例えば、日本歯科審美学会のホワイトニングコーディネーターや、日本歯周病学会の認定歯科衛生士など、特定の分野に特化した資格が挙げられるでしょう。

今回は、歯科衛生士としてキャリアアップを目指す方々に、どのような資格が役立つのか、具体的な情報をお伝えします。

歯科衛生士の魅力

日本全国イメージ

歯科衛生士は国家資格を持つ職種なので、転職・復職しやすいなどの魅力があります。歯科衛生士の魅力を詳しく確認しましょう。

働ける場所が多い

歯科衛生士の一般的な勤務先は歯科診療所ですが、病院や市区町村、介護保険施設など、さまざまな場所で需要があります。

2021年度の歯科衛生士の求人倍率が22.6倍であることからも、職種の需要の高さがわかります。個人の希望や条件に合った職場を選ぶことができるので、最適な環境で働けるでしょう。

全国に就職先がある

結婚などの理由で転居する場合、仕事を辞めざるを得ない職種は多いです。再就職先が見つからず、不安に感じる方もいるでしょう。

歯科衛生士の場合、日本全国に67,741もの歯科診療所が存在するため、どこに移住しても新しい仕事を見つけることが可能です。

ワークライフバランスがよい

一般的に、歯科衛生士は夜勤がなく19時頃に診療を終える歯科診療所が多いです。残業することはあるかもしれませんが、深夜まで勤務が長引くことはほとんどありません。

予約制を採用している診療所が多いため、安定した勤務時間で働けるでしょう。

休診日が日曜日と祝日、平日に1日設けられていることが多く、有給休暇を利用すれば連休を取ることも可能です。仕事とプライベートのバランスを重視する方にとっては、特に魅力的な職業です。

結婚・出産後も働き続けられる

歯科衛生士は復職しやすいため、特に女性に人気があります。結婚や出産などで一時的に離職することがあっても、復職支援を受けられます。

現在活躍している歯科衛生士の約半数が非常勤で働いており、家庭や育児、介護などと両立しているのです。歯科衛生士は、人生の節目節目で働き方を調整でき、長期的なキャリアを築くことが可能な職業といえます。

キャリアアップを目指せる

近年、障害者歯科、老年歯科、在宅療養などの分野において歯科治療の需要が増加しています。日本歯科衛生士会では、各専門分野に貢献できるようにさまざまな認定研修を提供しているのです。

研修を通じて、高度な知識と技能を有すると判断された歯科衛生士には、認定証が交付されます。認定歯科衛生士の資格を取得することによって、歯科衛生士としてキャリアアップできるでしょう。

ご自身が進みたい道を選んで専門性を深めることで、より広い範囲で活躍できます。

歯科衛生士になるためにはどうしたらいい?

歯科衛生士の勉強

歯科衛生士になるためには、特定の教育を受けて資格を取得しなければなりません。高等学校卒業後、歯科衛生士を養成する専門学校、短期大学、または大学に入学し、必要な知識や技術を習得します。

これまでの修業年限は2年制以上でしたが、歯科衛生士学校養成所指定規則が改正され、すべての養成機関が3年制以上に移行しました。4年制の大学での教育も行われています。

卒業後は、毎年3月初旬に実施される歯科衛生士国家試験を受験し、合格すれば歯科衛生士になれます。歯科衛生士になるためには、教育機関での学習と国家試験の合格が必要です。

歯科衛生士のキャリアアップに役立つ資格

歯科衛生士の資格

歯科衛生士のキャリアップに役立つ資格をご紹介します。

日本歯科衛生士会 認定歯科衛生士

歯科衛生士のキャリアアップに役立つ重要な資格の一つが、認定歯科衛生士です。日本歯科衛生士会によって認定された、専門的な知識と技術を持つ歯科衛生士に与えられます。

認定歯科衛生士になるためには、まず基本的な歯科衛生士の資格を取得したあと、さらに高度な研修を受ける必要があります。

日本小児歯科学会 認定歯科衛生士

日本小児歯科学会の認定歯科衛生士は、こどもたちの口腔健康を守るために重要な資格です。日本小児歯科学会は2007年から認定歯科衛生士制度を開始しました。

歯科衛生士の技術や知識を審査し、一定のレベルに達していることを認定する資格です。

日本臨床歯周病学会 認定歯科衛生士

日本臨床歯周病学会の認定歯科衛生士は、歯周病の予防と治療に特化した専門知識と技術を持つ人材を育成するための資格です。

日本臨床歯周病学会の認定を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります。

・歯周治療に3年以上携わった経験
・2年以上の学会会員歴
・3年間で2回以上の学会への参加
・教育研修単位30単位以上の取得
・歯周病患者5症例の提示と、1症例に関する口頭試問の実施

さらに、資格は5年ごとに更新しなければなりません。

日本口腔インプラント学会 インプラント専門歯科衛生士

日本口腔インプラント学会のインプラント専門歯科衛生士は、インプラント治療における専門的な知識と技術を持つ歯科衛生士です。インプラントのケアを専門的に行うことができ、患者さまのインプラントの寿命を延ばせるようになるでしょう。

資格取得には、厳しい試験を通過する必要があります。インプラント専門歯科衛生士の信頼性は非常に高いため、キャリアアップに役立つでしょう。

日本成人矯正歯科学会 認定矯正歯科衛生士

日本成人矯正歯科学会の認定矯正歯科衛生士は、矯正歯科に特化した専門知識と技術を持つ歯科衛生士を認定する資格です。日本の歯科衛生士免許を所持していること、日本成人矯正歯科学会の会員であること、矯正歯科の臨床経験が3年以上あることが条件となります。

学会への参加などを求められることもあるでしょう。

日本ヘルスケア歯科学会 認定歯科衛生士

日本ヘルスケア歯科学会の認定歯科衛生士は、ヘルスケア型の歯科診療において重要な役割を果たす資格です。チーム医療の中心的な存在となり、患者さまの口腔内の健康はもちろん、全身の健康もサポートします。

具体的には、予防歯科診療や口腔ケア指導のほか、食生活や生活習慣に関するアドバイスも行います。歯科衛生士としての専門性が高まり、患者さま一人ひとりに合わせたきめ細かなケアを提供できるようになるでしょう。

日本口腔衛生学会 認定歯科衛生士

日本口腔衛生学会の認定歯科衛生士は、口腔衛生の専門家として、地域住民や全身疾患を持つ方々の口腔健康を守るための資格です。地域歯科保健と口腔保健管理という2つの区分があります。

地域歯科保健は、地域住民の口腔健康づくりに注力する方を対象に、口腔保健管理は全身疾患を持つ方々の口腔健康をサポートする方を対象としています。

日本歯周病学会 認定歯科衛生士

日本歯周病学会認定歯科衛生士は、歯周病に的確かつ効率的な対応を行い、長期的に国民の健康管理に貢献できる優れた歯科衛生士を認定する制度です。認定歯科衛生士となるための教育や研修が充実しており、資格取得後も継続して学んでスキルを磨ける環境が整っています。

日本顎咬合学会 認定歯科衛生士

日本顎咬合学会の認定歯科衛生士は、歯科補綴をはじめとする顎咬合学分野に関する専門知識と技能を身につけ、国民の顎口腔系の健康を積極的に支えることを目的とする資格です。歯科衛生士としてのスキルがさらに高まり、患者さまの口腔健康の維持・増進に大きく貢献できます。

日本顎顔面補綴学会 認定歯科衛生士

日本顎顔面補綴学会認定歯科衛生士は、顎顔面補綴学における専門的な知識と臨床技能を身につけることを目的とした資格です。資格を持つことで、歯科衛生士としての専門性と信頼性がさらに高まるため、キャリアアップに役立ちます。

日本歯科審美学会 ホワイトニングコーディネーター

ホワイトニングコーディネーターは、日本歯科審美学会が認定する資格で、歯科衛生士のみが取得できます。ホワイトニングに関する知識をより深めることが可能です。

取得するためには、講習会を受講して試験に合格する必要があります。

キャリアアップするとお給料は増える?

給与UP

歯科衛生士がキャリアアップしても、お給料が増えるかどうかは歯科医院によって異なります。認定歯科衛生士の資格や学位を取得しても、同じ歯科医院で勤務している限り業務範囲が特別に広がるわけではないからです。

小規模で経営されている歯科医院が多く、大企業や大きな病院のように資格や学位が収入に直結することは難しいかもしれません。それでも、学び続けることはご自身の可能性を広げることにつながります。

まとめ

歯科衛生士の女性

歯科衛生士は国家資格を持つ職種であり、転居や結婚などで一度退職しても復職しやすいことが魅力です。ワークライフバランスが取りやすく、プライベートも充実させやすいでしょう。

歯科衛生士はさまざまな資格の取得が可能であり、キャリアアップを目指せます。専門性を高めることは、信頼を獲得することにもつながるでしょう。

当院では、一緒に働いてくれる歯科衛生士を募集しています。専門性を高めたい方や、歯科医療に情熱を注げる方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご連絡ください。

歯科助手から歯科衛生士を目指す!4つのメリットを解説!

2024年1月9日
歯科衛生士2人

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

働きながら、歯科助手から歯科衛生士にキャリアアップする方は多いといわれています。特に、近年は働きながらキャリアアップを目指す方が通いやすい養成機関も増えているため、歯科衛生士にキャリアアップする方は増加するでしょう。

今回は、歯科助手から歯科衛生士になるメリットや、必要なことについて解説します。歯科衛生士へのキャリアアップを検討している歯科助手の方は、ぜひ参考にしてください。

歯科助手と歯科衛生士の違い

歯科助手と歯科衛生士の違いイメージ

歯科助手と歯科衛生士には、いくつか違いがあります。歯科助手と歯科衛生士の違いを確認しましょう。

資格

歯科助手と歯科衛生士の最大の違いは、資格です。歯科衛生士は国家資格が必要な職業なので、歯科衛生士になりたい場合は、専門教育課程を修了して国家試験に合格しなければなりません。

一方、歯科助手は資格が不要な職業です。定められた学校に通う必要もなく、歯科医院で歯科助手として採用されれば歯科助手を名乗れます。

ただし、歯科助手も資格を持っているほうが有利な傾向にあるため、民間資格の取得を促されることも多いです。

業務内容

歯科衛生士は国家資格なので、医療行為ができます。歯科医師の指導のもと、次のような業務にあたれます。

・虫歯や歯周疾患など、歯や歯茎の病気の予防処置(クリーニング、フッ素塗布)
・歯科医師の診療の補助
・歯科保健指導

ほかにも、インプラントなどの手術の介助も歯科医師の指示のもとで可能です。

一方、歯科助手の業務内容は、以下のとおりです。

・治療器材の準備や片付けなど、診療の補助
・外来患者の受付・会計などの事務
・予約管理
・資材の在庫確認と発注
・診療報酬明細書の作成

歯科助手は国家資格を所有していないため、患者さまの口の中を直接触る処置は行えません。唾液の吸引を歯科助手が行う施設もありますが、歯科助手として長く勤務した方など、ほんの一部の人しか携われません。

小さい歯科医院の場合は歯科助手を雇うことが難しく、歯科衛生士が歯科助手の業務を兼任することもあります。

働ける場所

歯科助手の場合は、歯科医院でしか働けません。

しかし、歯科衛生士の場合は歯科医院以外にも、介護施設や保健所で働けます。大学病院などの規模の大きい病院でも働けるでしょう。

給料

厚生労働省が行った調査によると、35歳の平均月収は歯科助手で約180,000円です。同じ条件で歯科衛生士の月収を確認すると。約250,000円です。

歯科衛生士は国家資格を所持しており、歯科助手よりも専門的な処置を行えるため、歯科助手と比較すると給料が高い傾向にあります。

採用割合

歯科助手よりも、歯科衛生士のほうが採用されやすい傾向にあります。厚生労働省が発表しているデータを確認すると、歯科医院での求人状況は歯科衛生士が81.1%と最も多いものの、歯科助手は18.1%にとどまります。

業務内容の違いでも解説したように、歯科助手の仕事は歯科衛生士でも兼務できるものが多いです。そのため、より幅広い業務に従事できる歯科衛生士を積極的に採用するケースが多いのです。

歯科助手から歯科衛生士になる4つのメリット

歯科助手から歯科衛生士になるメリットイメージ

歯科助手と歯科衛生士にはさまざまな違いがあることがわかりました。

本項目では、歯科助手から歯科衛生士になるメリットを4つご紹介します。

働ける場所が多い

2021年度の歯科衛生士の求人倍率を確認すると、22.6倍となっています。1人の歯科衛生士に対してどのくらいの歯科医院が求人を出しているかを表す倍率です。

年度は異なるものの、2023年10月の一般職の求人倍率は1.30倍です。歯科衛生士を求めている施設がいかに多いかということがわかるでしょう。

歯科衛生士は歯科医院以外にも、大学病院や市区町村の施設でも働くことができるなど、働ける場所が多いことが特徴です。歯科衛生士は働く場所に困らず、就職活動もスムーズに進むといえるでしょう。

結婚・出産後も働きたいところで働ける

歯科衛生士の求人数は非常に多いため、結婚や出産で一度現場を離れても働き続けられます。

歯科助手は資格が不要であることに加えて採用数が少ないため、一度現場を離れると再就職は厳しいでしょう。働きたい施設を見つけても、歯科助手を募集していない可能性もあるかもしれません。

しかし、歯科衛生士ならば、上述したように働けるところが多いうえに、歯科衛生士を求める現場は非常に多いです。働きたいと思った職場で働ける可能性が高いでしょう。

歯科診療所は日本全国に67,741施設あるといわれており、結婚などによって引っ越しした場合でも、就職活動に苦労せずに働ける場合が多いです。歯科医院には歯科助手よりも歯科衛生士のほうが多く在籍しているため、急な休みなどにも柔軟に対応してもらえることもあります。

歯科衛生士は、ライフワークバランスを保ちながら働ける職業といえるでしょう。

待遇がよい

歯科衛生士は国家資格なので、歯科助手と比べると給料が高い、休暇をしっかり確保できるなど、待遇がよい傾向にあります。国家資格なので、資格手当をもらえることもあります。

また、国家資格なので待遇が急に大きく変わることはほとんどありません。歯科助手と比べて、同じ時間働いていても高い給料が見込め、よい待遇で働き続けられる点は大きなメリットです。

キャリアアップできる

日本歯科衛生士会では、各専門分野に貢献できるよう各種認定研修を行っています。特に注目が集まっているのは、認定歯科衛生士です。

認定歯科衛生士は、特定の専門分野において高度な業務実践の知識・技能を有すると認められた歯科衛生士のことです。認定歯科衛生士となることで、待遇がよくなる、さまざまな仕事を任されるようになるなど、キャリアアップにつながるでしょう。

歯科助手の場合はそもそも資格が必要ないため、キャリアアップはしにくいです。やりがいや自信につながる機会も少ないかもしれません。

歯科助手から歯科衛生士になるためには

資格の勉強をする人

歯科助手から歯科衛生士になるには、厚生労働省が指定する歯科衛生士養成機関で専門教育を受け、国家試験に合格しなければなりません。そのため、歯科助手から歯科衛生士になりたいと考えている方は、まずは歯科衛生士養成機関に入学しましょう。

近年では、働きながら歯科衛生士の資格を取得できるように、午前の部、午後の部、夜間の部など、短時間のみの通学ができる学校も充実しています。特に夜間の部は学費がほかの部と比べて安いため、昼間は歯科助手として働き、夜は歯科衛生士の養成学校に通うなど、柔軟な通学プランを実現できるでしょう。

さらに、歯科衛生士の養成学校は専門実践教育訓練給付金の対象となります。専門実践教育訓練給付金とは返還義務のない国の給付制度で、実際に支払った学費の50%(年間最大40万円)が返還される制度です。金銭的な負担を軽減しながら歯科衛生士を目指せるでしょう。

歯科衛生士養成機関にもさまざまな特色があります。国家試験対策に力を入れているところや、就職支援に力を入れているところなどがあるので、ご自身に合う養成機関を見つけましょう。

まとめ

歯ブラシと歯の模型を持つ女性の歯科衛生士

歯科衛生士は国家資格が必要な職業なので、歯科助手に比べると働ける場所が多く、給料や待遇がよく安定して働けます。そのため、結婚や出産で一時的に職場を離れる可能性が高い女性に非常に人気です。将来結婚して子育てしたいと考える方でも、長く働き続けられるでしょう。

認定歯科衛生士といったキャリアアップ資格もあります。さまざまな業務に携わりたい、専門性を高めたいという方は、歯科助手よりも歯科衛生士として働いたほうが充実した働き方ができるかもしれません。

近年、歯科助手から歯科衛生士になりたいと考え、歯科衛生士養成機関に通う方が増えています。働きながら通うことも可能なので、歯科衛生士になりたい方は国の制度を活用して出費を抑えながら、歯科衛生士の資格取得へチャレンジしてはいかがでしょうか。

現在、当院では歯科衛生士を募集しております。当院の働き方が気になる、当院で働いてみたいという方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

歯科衛生士ができることとは?歯科医師との違いも解説!

2023年12月23日
歯科衛生士

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯科医院では、歯科医師を中心に歯科衛生士・歯科助手らが協力して診療を進めています。

しかし、それぞれのできることは異なります。

歯科医師の役割や業務についてのイメージはあるものの、歯科衛生士ができることについては知らない方も多いのではないでしょうか。

今回は、歯科衛生士ができることや、歯科医師・歯科助手との違いについて解説します。歯科医院で働く歯科医師・歯科衛生士・歯科助手、それぞれのできることを知ることで、定期健診や治療なども不安なく受けられるようになるでしょう。

歯科衛生士とは?

歯ブラシを持った歯科衛生士

歯を失う原因は虫歯と歯周病といわれていますが、歯科衛生士は虫歯や歯周病を予防し、健康な歯を維持するサポートをすることが主な業務です。歯科衛生士は国家資格が必要な職業で、患者様のお口の健康を守る専門職といえます。

歯科衛生士ができることは法律で定められており、歯科診療のすべてを担えるわけではありません。具体的には、虫歯や歯周病予防のためのケアや、歯科医師の診療補助などを行います。

患者様が自分でもお口の健康を守れるように、歯磨きの仕方や生活習慣についてアドバイスすることもあるでしょう。歯科衛生士の業務は多岐にわたり、患者様のお口の健康を守ることで地域社会に貢献できる重要な仕事です。

歯科医師・歯科衛生士・歯科助手の違い

歯科医師・歯科衛生士・歯科助手の違いを考える男性

歯科医師・歯科衛生士・歯科助手、それぞれの違いを確認しましょう。

歯科医師

歯科医師とは、歯科治療を行う国家資格を有する専門職のことです。

具体的には、以下の業務を行います。

・虫歯治療
・歯周病治療
・入れ歯治療
・抜歯
・予防処置
・薬の処方
・インプラント
・矯正治療
・口腔外科

歯科医師のメインとなる業務は、虫歯や歯周病、入れ歯治療など、歯の機能を回復する治療です。歯を削る処置、抜歯、詰め物や被せ物の型取り・調整・装着などを行うだけでなく、お口の中を精密に把握するためのレントゲンやCT撮影なども行います。上述した業務は、歯科医師しかできません。

矯正治療やインプラント、顎変形症などの外科的な治療も、歯科医師の業務です。

歯科衛生士

歯科衛生士ができることは、虫歯や歯周病を予防することと、歯科医師の診療補助です。ブラッシング方法や生活習慣に関する指導など、口腔疾患を予防するための指導も行います。

歯科医師が行う虫歯治療や外科的処置などはできませんが、診療の補助は行えます。診療補助では、唾液や水、血の吸引、器具の受け渡し、滅菌、雑務などを行うのが一般的です。

予防処置として、クリーニングで歯垢や歯石を除去する、フッ素を塗布するなどの処置も、歯科衛生士ができることです。

歯科助手

歯科助手とは、歯科医師の診療補助や雑務をメインで行う国家資格が必要ない仕事を指します。民間の資格はありますが、基本的には資格は必要ないため未経験でも始められます。

歯科医師や歯科衛生士のような専門職でないため、患者様のお口の中に触れる業務は行えません。

患者様の応対や誘導、治療時の器具の受け渡し、滅菌、掃除、受付業務、カルテ管理などが歯科助手のできることです。歯科助手は、歯科医師や歯科衛生士のように専門的なことは行えませんが、歯科診療をスムーズに行うために歯科医院全体をサポートする仕事といえます。

歯科衛生士ができること

歯科衛生士の仕事イメージ

歯科衛生士ができることは、以下の5つです。

歯科予防処置

歯科予防処置とは、虫歯や歯周病にならないように予防的ケアをすることです。歯を失う主な原因は虫歯や歯周病といわれており、日頃から虫歯や歯周病を予防できれば歯を守れるでしょう。

虫歯・歯周病予防のために、歯垢や歯石の除去、歯質の強化のためにフッ素塗布などを行います。

歯科保健指導

歯科保健指導とは、患者様が虫歯や歯周病を予防できるように、お口のケア方法などを指導することです。具体的には、磨き残しを確認して磨き方を指導し、歯ブラシやフロスなどの使い方もお伝えします。生活習慣の改善に関するアドバイスも行うでしょう。

歯科診療補助

歯科診療補助とは、患者様の誘導や、唾液や水、血などの吸引、器具の受け渡しなど、歯科医師の治療をスムーズに進めるためのアシスタント業務を指します。歯科医師と患者様の間に入り、不安や緊張を抱えた患者様への声かけも行うので、歯科衛生士のコミュニケーション力も非常に大切です。

口腔機能訓練

口腔機能訓練とは、お口周りの筋力を鍛えるためのトレーニングのことです。口腔機能訓練で歯科衛生士ができることは、噛む、飲み込むなどの力を強めるためのトレーニングなどでしょう。

特に、飲み込む運動ができなくなると、高齢者の死亡原因で多い誤嚥性肺炎を引き起こしやすいといわれています。口腔機能訓練でお口周りの筋肉を鍛えることで、咀嚼・嚥下機能の向上、唾液量の増加、発音の向上などの効果を期待できます。

ホワイトニング

歯科治療だけでなく、審美歯科のホワイトニングも歯科衛生士ができることです。ホワイトニングとは、歯の表面に専用の薬剤を塗布して特殊な光を当てることで、歯を白くする施術のことです。

ホワイトニングは、歯のクリーニングで歯の表面をきれいにしたあと、行われることが多いです。歯科医師の問診や術後の確認以外は、歯科衛生士が主体で行うことが多いでしょう。

ただし、歯科医師の指導・監督のもと行わなければなりません。

歯科衛生士ができないこと

歯科衛生士ができないイメージ

歯科衛生士ができない絶対的歯科医行為と、歯科医師の監視が必要な相対的歯科医行為について解説します。

絶対的歯科医行為

絶対的歯科医行為とは、虫歯や歯周病、入れ歯などの歯の機能を回復する治療や、レントゲン撮影、外科的治療など、歯科医師にしか許されていない医療行為のことです。

・歯の切削
・神経の処置
・麻酔
・補綴物(詰め物や被せ物)の接着
・レントゲンの撮影
・歯茎の切開や抜歯などの外科的処置

歯科衛生士は、予防処置で患者様のお口の中に触れることは可能ですが、歯科治療で歯を削ることや、補綴物を接着することなどは行えません。歯の機能を回復する治療は、歯科医師しか行えないのです。

レントゲン撮影は歯科医師にしかできませんが、レントゲン撮影の説明や患者様の誘導などは、歯科衛生士でも行えます。

歯科医師の監視下にない相対的歯科医行為

相対的歯科医行為とは、歯科医師の監視・指示がなければ行えない行為です。

ただし、歯科医師の監視・指示があれば歯科衛生士も行えます。

・歯周病治療のための検査
・クリーニング
・表面麻酔の塗布
・仮歯の調整や仮着
・矯正装置の装着や交換

歯科衛生士のできることとして歯石の除去を先述しましたが、歯科医師の監視・指示があることが前提です。歯科衛生士が独断で行ってはいけません。

また、注射針を利用した麻酔は、絶対的歯科医行為であるため歯科衛生士はできません。表面麻酔は注射針を使用しないので、歯科医師の監視・指示があれば歯科衛生士でもできます。

ただし、絶対的歯科医行為と相対的歯科医行為は境界線が曖昧なため、歯科医師の裁量に任されている場面が多いです。例えば、詰め物や被せ物の調整は相対的歯科医行為とされていますが、高い知識や技術・経験が必要なため、歯科衛生士には難しい場合があるでしょう。

歯科衛生士がしてはいけないことをするとどうなる?

起訴のイメージ

歯科衛生士が定められた範囲外のことをすると、法律違反により逮捕・起訴されることがあります。忙しいからと、歯科医師の監視がないにも関わらず相対的歯科医行為をして、歯科医師・歯科衛生士が罪に問われたケースも実際にあります。

最悪の事態にならないためにも、歯科医師・歯科衛生士それぞれができることを理解し、歯科医師の指示に従うことが大切です。

歯科衛生士の仕事の魅力

歯みがき指導する歯科衛生士

歯科衛生士の仕事の魅力は、以下の3つです。

長く働きやすい

歯科衛生士は国家資格であるため、一度取得すれば長く働けます。現在、歯科医院はコンビニよりも多いといわれており、引っ越しや結婚、子育てなどで離脱しても、復職しやすいでしょう。

歯科医院は夜遅くまで営業していることが少ないため、仕事も私生活も充実させられることもメリットです。

やりがいがある

歯科衛生士の業務は、虫歯や歯周病を予防し、お口の状態をよりよくするためにアドバイスすることです。悪かった歯茎やお口の状態が、施術や歯磨き指導などで改善された場合、やりがいを感じる歯科衛生士は多いでしょう。

状態がよくなった患者様は定期的に通院してくださることが多いので、歯科衛生士と患者様が親しくなることも珍しくありません。施術によって患者様の状態が目に見えてよくなることはもちろん、感謝されやすいことも歯科衛生士のやりがいといえるでしょう。

キャリアアップを目指せる

歯科衛生士は、認定歯科衛生士という資格を取得することで、キャリアアップを図れます。認定歯科衛生士とは、高度な技術や知識を認められた歯科衛生士だけが取れる資格のことです。

キャリアアップを図ることで活躍の場を広げられるので、年齢や地域に関わらず働き続けられるでしょう。

まとめ

歯医者にある歯科治療いす

歯科医院では、歯科医師を中心に歯科衛生士・歯科助手らが協力して診療を行っています。歯科衛生士ができることは、虫歯や歯周病を予防し、健康な歯を維持するサポートを行うことです。

歯科医院では、歯科医師・歯科衛生士・歯科助手それぞれができることを全力でこなし、診療をスムーズに進めています。

当院では、一緒に働いてくださる歯科衛生士を募集しております。

医院見学も行えますので、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

歯科衛生士の将来性!健康な笑顔を支えるやりがいある職業の展望

2023年12月16日

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

近年では、予防歯科や審美歯科など、歯科医院における治療の幅と需要は拡大しています。歯科医院においては、歯科医師だけではなく歯科衛生士の存在が非常に重要です。

歯科衛生士になるには資格の取得が必要になるため、資格を取得するだけの将来性がある職業なのかどうかが気になる方は多いでしょう。

今回は、歯科衛生士の概要や現状をご紹介し、将来性があるのかどうか解説します。歯科衛生士の魅力もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

歯科衛生士とは?

歯科衛生士の仕事

歯科衛生士は、歯科医療の現場で歯科医師の補助をする仕事です。国が指定する養成機関を卒業し、国家試験に合格しなければ歯科衛生士になることはできません。そのため、誰もができる仕事ではないといえるでしょう。

歯科衛生士が行う主な仕事内容は、以下のとおりです。

歯科予防処置

歯科予防処置とは、虫歯や歯周病にならないように行う処置です。歯や歯茎に蓄積された歯垢や歯石を除去するクリーニングや、フッ化物の塗布などを行います。

診療の補助

歯科衛生士は、歯科医師が治療をスムーズに行えるように診療の補助をしなければなりません。器具の受け渡しや治療器具の消毒、歯の型を採取するための材料や薬剤の準備など、補助業務は多岐に渡ります。

患者様とコミュニケーションを取って信頼関係を築くことも、歯科衛生士の重要な業務です。

歯科保健指導

歯科保健指導は、健康な歯を維持するための大切な指導です。歯磨きの適切な方法や、生活習慣を改善するための指導などを行います。

歯科医院へ来院した患者様だけではなく、学校や介護施設などで歯科保健指導を行うこともあるでしょう。

歯科衛生士の現状

歯医者

厚生労働省の調べによると、令和2年時点、歯科衛生士は全国に約14万人いることがわかっています。平成22年には約10万人でしたが、歯科衛生士として働く人が増えているのです。

そして、歯科衛生士の9割が歯科診療所で働いていることもわかっています。歯科診療所は令和3年時点で全国に約6万8千軒あり、コンビニの店舗数よりも多いといわれています。

過去20年の推移を見ても大きな変動がないので、歯科衛生士の就職や転職先は豊富にあると考えられるでしょう。

参照元:厚生労働省「令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」

参照元:厚生労働省「令和3(2021)年医療施設(動態)調査・病院報告の概況」

歯科衛生士は将来性がある仕事?

将来を考える歯科衛生士

歯科衛生士の現状を考慮するとわかるように、歯科衛生士が活躍できる場は全国にあります。歯科医院だけでなく、学校や介護施設で業務にあたることも可能です。

そのため、将来性の高い仕事といえるでしょう。

歯科衛生士の将来性が高い理由は、以下のとおりです。

国家資格で専門性が高い

歯科衛生士の仕事は、歯科衛生士法によって仕事内容や資格について規定されています。

歯科衛生士国家資格を取得しなければ、歯科衛生士として働くことはできません。国が指定する養成機関で3年以上学び、国家試験を受けて合格することで、資格を取得できます。

歯科衛生士の現状でご説明したように、歯科診療所の数は全国に多数ありますが、歯科衛生士には誰でもなれるわけではありません。そのため、歯科衛生士の需要がなくなることはなく、今後も必要とされる職業といえます。

高齢化社会における需要が高い

日本では高齢化が非常に進んでいますが、高齢者にとって歯科診療は非常に重要です。年齢を重ねれば重ねるほど、歯や歯茎には何らかの問題が起こりやすくなるからです。

今後も高齢化は進んでいくといわれているため、歯科衛生士の需要も増すでしょう。

歯科医院の需要が高まっている

昔は、虫歯や歯周病などの問題が起こってから歯科医院を受診するのが一般的でした。そのため、すでに起こっている問題に対処するような診療が中心に行われていました。

しかし、近年では虫歯や歯周病になる前から歯科医院に通い、さまざまな口腔疾患を発生させない予防歯科が注目されています。歯科予防処置をすることで健康な歯や歯茎を維持すれば、高齢になってもご自身の歯で食事できます。予防歯科が注目されている理由は、高齢化社会が関係しているでしょう。

矯正やホワイトニングなど、歯の審美性を高める治療を受けたいと考える方も増加しており、歯科医院の治療の幅が広がっています。治療をスムーズに進めるために必要不可欠な歯科衛生士の仕事は、需要が高まり続ける将来性の高いものと考えられるでしょう。

歯科衛生士の仕事はAI化できない

技術の進化によってさまざまな仕事がAI化されており、医療現場でもAI化が進んでいます。歯科医療においては、診断の補助やカルテ入力などの事務作業には、AIが取り入れられています。

しかし、患者様とのコミュニケーションはAIでの対応が困難です。患者様と直接コミュニケーションを取ることで、詳しい症状や不安を聞き出すことができます。歯科衛生士の表情や声を感じることで、患者様は安心して治療を受けられるでしょう。

コミュニケーションはAIで対応できるものではなく、歯科衛生士だからこそできる仕事といえます。

歯科衛生士の5つの魅力

子供と話す歯科衛生士

歯科衛生士の仕事には将来性だけでなく、さまざまな魅力があります。歯科衛生士の仕事の魅力を確認しましょう。

やりがいがある

歯科衛生士の仕事の最大の魅力は、やりがいがあることです。

虫歯や歯周病の治療や予防により、患者様は健康を維持できます。歯科衛生士は、患者様の健康を直接的に守るためにさまざまな処置や指導を行っています。

人間の健康に関わる仕事だからこそ、やりがいを感じて充実した毎日を送れるでしょう。

就職に困らない

歯科衛生士の資格は、一度取得すれば更新する必要はありません。そのため、生涯「歯科衛生士」として働くことが可能です。

実際に歯科衛生士として働く50歳以上の方も多く、年齢に関係なく働けるというメリットがあります。出産や結婚、引っ越しなどで職場を離れることになっても、求人倍率の高い歯科衛生士は再就職しやすいことも魅力です。

収入が安定している

歯科衛生士は専門性が高く、資格が必要な仕事です。そして、歯科医療現場で歯科衛生士は非常に重要な役割を果たしているため、安定した収入を得やすいといえます。

歯科医療は景気にも左右されないため、安定した給与を得やすいことがメリットです。結婚や出産などで正社員からパートタイム・アルバイトなどの雇用形態に変わったとしても、専門職なので一般的なパートタイムやアルバイトよりも高い時給相場で働けます。

キャリアアップできる

歯科衛生士として経験を積めば、さまざまなキャリアアップが可能です。歯科医院内でのキャリアを積めるだけではなく、介護現場でケアマネージャーの資格を取得することもできます。

特定の専門分野で実務経験を積み、技能を習得すれば、歯科衛生士会が認定する「認定歯科衛生士」として専門分野で活躍することも可能です。

プライベートと仕事を両立させやすい

歯科衛生士の仕事は、多くの場合は週5日勤務です。急な残業や休日出勤が生じることは少ない傾向にあるため、公私をわけた生活を実現できます。

年末年始やお盆休みなどの長期休暇も取りやすく、プライベートの時間を確保しやすい労働環境といえます。

まとめ

歯科衛生士の仕事道具

歯科衛生士は、歯科医療において欠かすことができない仕事です。少子高齢化が進む日本において、歯科衛生士による予防歯科処置や、歯科保健指導は大切な仕事内容といえます。

また、患者様とコミュニケーションを取りながら、スムーズに治療を進めることも歯科衛生士の大切な務めです。AI化することができないので、歯科衛生士は需要が高まり続ける将来性のある仕事といえるでしょう。

当院では、歯科衛生士を募集しています。キャリアアップのサポートだけではなく、安心して働くことができる環境を整えています。

求人に関するお問い合わせは、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご連絡ください。

歯科衛生士になるために必要な資格とスキルを解説!

2023年12月9日
歯科衛生士の資格

こどもの頃、不安や恐怖を感じながら歯科医院に行くと、優しい笑顔の歯科衛生士さんが励ましてくれた、という経験がある方は多いのではないでしょうか。歯科医院特有のにおいや機械音が苦手で歯科医院を嫌がるこどもに、常に笑顔で接して治療内容をわかりやすく説明し、治療がスムーズに進むように働きかけている姿を見て「歯科衛生士になりたい!」と思った方もいるでしょう。

今回は、歯科衛生士になるために必要な資格とスキルについて解説します。歯科衛生士になりたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。

歯科衛生士とは?

歯科衛生士

歯科衛生士とは、患者さまの口の中の健康を管理する医療専門職です。歯科衛生士は、国家資格が必要な職業です。

歯科医師の診療補助や歯科予防、保健指導などを行い、人々の口腔内の健康を守ります。具体的には、歯周病の予防や管理、歯垢や歯石除去といった歯のクリーニング、口腔内の清潔を保つための教育などを行います。

歯科衛生士の活躍の場は歯科医院だけに留まりません。高齢者施設や自宅訪問など、活躍の場は広がっています。

歯科衛生士が向いている方の特徴

どのような患者さまに対しても平等に対応できる方は、歯科衛生士に向いているでしょう。日々さまざまな患者さまの対応をするので、ご自身と性格が合わない患者さまもいるでしょう。

しかし、歯科衛生士として働く以上、患者さまの対応を差別化することは避けなければなりません。さまざまな性格の患者さまに分け隔てなく対応できる方は、歯科衛生士に向いています。

また、コミュニケーション能力が高い方も向いています。コミュニケーションは、信頼関係の構築や治療に必要な情報収集など、さまざまな場面で必要とされるでしょう。

コミュニケーションを取らなければ、患者さまとの良好な関係は保てません。患者さまを不安にさせないため、コミュニケーション能力が高い方ほど歯科衛生士に向いているといえます。

歯科衛生士の主な仕事内容

歯科衛生士の主な仕事内容は、以下のとおりです。

歯科予防処置

名前のとおり、口腔疾患を予防するために行う処置です。主に、虫歯や歯周病を予防するための処置を指します。

具体的には、歯科医師の指示のもと、器具を用いて歯垢や歯石の除去を行います。フッ素化合物の塗布を行う場合もあるでしょう。

虫歯や歯周病になる前の段階で、予防するための処置を行います。

歯科医師の診療補助

歯科医師が治療を行う際、指示に従って補助をします。器具の準備や治療中の介助だけでなく、歯科医師と患者さまがスムーズにコミュニケーションを取れるようにサポートすることもあるでしょう。

歯科保健指導

虫歯や歯周病は、生活習慣病とされています。虫歯や歯周病の原因となる生活習慣を改善できれば、予防できるのです。

そのため、歯磨きの仕方を指導する、歯の状態に合わせて生活習慣に関するアドバイスを行うなど、さまざまな指導を行います。適切に歯磨きできるようにサポートすることや、口腔疾患の発生・悪化を防げるような生活習慣に改善することも、歯科衛生士の重要な役割です。

歯科衛生士と歯科助手の違い

歯科衛生士は国家資格を持った医療従事者ですが、歯科助手は受付や事務作業、清掃などの雑務が主な仕事内容で、特別な資格は必要ありません。民間資格は数種類ありますが、取得しないと歯科助手として働けないというわけではないのです。

国家資格が必要な職業かどうかが、最も大きな違いでしょう。

歯科助手は国家資格などが必要な職業ではないため、仕事内容も異なります。歯科助手は、歯科医療行為は行えません。

そのため、上述した歯科衛生士の仕事内容には従事できないのです。

歯科衛生士になるために必要な資格とは?

歯科衛生士の資格の勉強

歯科衛生士になるためには、歯科衛生士国家試験に合格し、国家資格を取得する必要があります。国家試験を受験するためにも条件があります。

専門学校や大学などで、必要なカリキュラムを修了しなければなりません。文部科学大臣や都道県知事が指定した歯科衛生士学校や歯科衛生士養成所を卒業していること、または卒業が見込まれることが、国家試験を受験するための条件です。

歯科衛生士の国家資格を取得し、働けるようになるまでには3〜 4年の期間を要するでしょう。歯科衛生士国家試験は、毎年3月初旬に実施されています。

歯科衛生士の国家試験の合格率

歯科衛生士国家試験の合格率は90%以上と高いです。難しい試験ではないといえるでしょう。

しかし、日々の勉強を怠っていれば、当然合格できません。合格率が高いからと油断せず、専門的な知識と技術をしっかりと学ぶことが重要です。

社会人でも歯科衛生士を目指せる?

社会人でも、歯科衛生士を目指すことは可能です。「手に職をつけたい」「安定した職業に就きたい」など理由はさまざまですが、事務職や営業職、販売員などの他職種から歯科衛生士を目指す方が増加しています。

一度社会人を経験しているからこそ、異なる視点から真剣に取り組む方も非常に多いです。夜間の課程を用意している歯科衛生士養成機関もあります。社会人だからと諦めず、歯科衛生士を目指しましょう。

歯科衛生士に必要なスキルとは?

歯科衛生士の仕事風景

歯科衛生士国家試験に合格すれば歯科衛生士になることが可能ですが、働き続けるうえで必要なスキルがあります。詳しくご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

コミュニケーション能力

患者さまの治療をスムーズに進めるために必要なスキルの一つが、コミュニケーション能力です。患者さまと円滑にコミュニケーションを取れれば、信頼関係を構築できるでしょう。よりよい治療を提供することにつながります。

知識と実践能力

歯科医療に関する知識を持ち、実践できる能力が必要とされます。知識と実践能力、どちらが欠けても歯科衛生士としては働けないでしょう。

すぐに身につくものでありませんが、経験を通して実践できる力を養ってください。

また、予防歯科に重点を置く歯科医師が増えてきているので、歯科衛生士も予防歯科に関する知識を得る必要があります。虫歯や歯周病などの口腔疾患の基本的な情報だけでなく、予防に関する知識の習得も求められるのです。

技術力

歯科衛生士は、フッ素塗布や歯のクリーニング(歯垢や歯石の除去)などを行います。患者さまの口腔内に適した処置を行うためには、高度な技術が必要になるでしょう。

レントゲン撮影の準備や、歯科器具の取り扱いなど、さまざまな場面において技術が求められます。知識などと同様にすぐに身につくものではありませんが、先輩の歯科衛生士の技術を見て学ぶ、シミュレーションをするなど、学び続けることが大切です。

向上心

歯科分野に限りませんが、医療は日々進歩しています。極端な例ですが、数年前に正しいとされていた治療法が、身体に悪影響を与える可能性があると判明する場合もあります。

そのため、歯科衛生士は常に最新の歯科医療知識を学び続ける必要があるでしょう。患者さまに適した歯科医療を提供するために、知識や技術を高める向上心が必要です。

チームワーク

歯科医療は、チームワークが重要です。歯科医師や関連する医療従事者と密なコミュニケーションや連携を図ることで、よりよい医療の提供が可能になります。

コミュニケーション能力と通ずる部分ではありますが、ほかの医療者と協力して患者さまの口腔内の健康を守ることが重要です。

適応力

歯科衛生士は、その場の状況に応じて臨機応変に対応できる能力が求められます。問題が発生した場合、どうすれば解決できるのか瞬時に判断し動ける能力を身につけましょう。

特に、患者さまの口腔内の状況は一人ひとり異なります。歯並びや噛み合わせはもちろん、口腔内のトラブルには生活習慣も影響するため、適した治療法・予防法は患者さまによって異なるでしょう。

予想外のことが起こっても、柔軟に対応できる力が重要です。

まとめ

2人の歯科衛生士

今回は、歯科衛生士になるために必要な資格とスキルについて解説しました。

歯科衛生士は国家資格が必要な職業で、人々の口腔内の健康を守るために尽力しています。専門的な知識や技術、最新の歯科医療を学び続ける向上心が必要ですが、非常にやりがいのある仕事といえるでしょう。

現在、当院では歯科衛生士を募集しています。患者さまと誠実に向きあえる方や、歯科衛生士の仕事に興味がある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にお問い合わせください。

歯科衛生士になる8つのメリットとお仕事内容について解説!

2023年12月2日
歯ブラシを持つ歯科衛生士

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯科衛生士は歯と口腔の健康づくりをサポートするスペシャリストです。「歯科医院で歯科衛生士として働いてみたい!」と考えている方もいるのではないでしょうか。

「歯科衛生士になるメリットは何?」「歯科衛生士の仕事内容は?」「歯科衛生士になるにはどんな資格が必要なの?」など疑問をおもちの方もいるでしょう。

今回は、歯科衛生士になるメリット・デメリットやお仕事内容、必要な資格についてご紹介します。歯科衛生士として働いてみたいと考えている方や、歯科衛生士の仕事内容が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

歯科衛生士になる8つのメリット

メリットについて伝える女性

歯科衛生士は歯科医師の指導のもと、虫歯や歯周疾患などの歯科疾患の予防処置・歯科医師の診療補助・歯科保健指導などを行います。歯科衛生士として働きたいと考えている方のなかには、歯科衛生士になるとどのようなメリットがあるのか気になる方もいるでしょう。ここでは歯科衛生士になるメリットをご紹介します。

歯科衛生士のなるメリットは、以下の8つです。

活躍の場が多い

歯科衛生士になると歯科医院はもちろん、さまざまな場所で働くことができます。

歯科衛生士の活躍の場は、以下のとおりです。

・歯科医院
・大学病院
・総合病院
・市町村保健センター
・介護保健福祉施設
・企業の健康管理室
・歯科関連企業
・歯科衛生士学校

厚生労働省の資料によると、歯科衛生士の就職先は歯科医院が全体の9割と最も多いです。市町村保健センターは公的機関で安定して働けるため人気があり、求人も少ないため、狭き門といえます。

歯科衛生士の活躍の場は幅広いので、目指したい分野やライフスタイルに合わせて働く場所を選択できる点は大きなメリットといえるでしょう。

参照元:厚生労働省「令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」

求人数が多い

2021年度の歯科衛生士求人倍率は22.6倍と非常に高い水準となっています。求人数が多いため、自分に合った職場を選びやすい傾向にあるのです。歯科衛生士になるためには国家資格の取得が必要ですが、一度資格を取れば仕事探しに苦労することはないでしょう。

参照元:一般社団法人 全国歯科衛生士教育協議会「歯科衛生士教育に関する現状調査の結果報告」

収入が安定している

「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、一般大卒社会人の初任給は228,500円(男女計平均額)となっています。

一方、新卒の歯科衛生士の初任給は237,000円と、一般大卒社会人の初任給と比べて高いです。また、歯科業界は不況の影響を受けにくいため、安定して収入を得られる職業といえるでしょう。

参照元:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

全国どこでも働くことができる

歯科衛生士の資格をもっていると全国どこでも働くことができます。2023年現在、日本には歯科診療所が67,614施設あり、その数はコンビニよりも多いといわれているのです。結婚などで転居が必要になった場合でも、歯科衛生士の資格があれば転職先を見つけやすいでしょう。

やりがいがある

歯科衛生士は多くの魅力とやりがいがある仕事です。

「書」によると、約8割の歯科衛生士が「現在の仕事にやりがいを感じている」「歯科衛生士の仕事が好きである」「歯科衛生士免許の価値を感じている」「歯科衛生士として誇りを感じている」ということがわかっています。

また、歯科衛生士の仕事には以下のような魅力があると回答しています。

・国家資格であり一生続けられる
・専門性の高い仕事である
・人や社会に貢献できる
・人の命や健康を守る仕事である
・人に直接関われる・手助けできる
・就職・転職に困らない
・収入が安定している

「国家資格であり一生続けられる」が96.1%で最も多いです。次いで「専門性の高い仕事である」が93.6%、「人や社会に貢献できる」が91.6%となっています。専門性を活かして社会に貢献できるやりがいの大きい仕事であることがわかるでしょう。

参照元:令和2年3月 公益社団法人 日本歯科衛生士会「歯科衛生士の勤務実態調査 報告書」

プライベートも充実できる

予約制で診察している歯科医院が多く、ほとんどの歯科医院が19時頃に診療を終えるためプライベートも充実できます。急患が入ると残業になる可能性もありますが、夜遅くまで長引くことはほとんどありません。

また、日曜日と祝日は休診日としている歯科医院が多いので、旅行などの予定も立てやすいでしょう。

復職しやすい

歯科衛生士は国家資格なので、ブランクがあっても復職しやすいです。結婚や出産で離職しても、落ち着いてから復職する方や、非常勤で子育てや介護と両立している方もいます。

キャリアアップが目指せる

歯科衛生士は専門分野の資格を取得することでキャリアアップを目指せます。小児歯科や審美歯科、インプラント、ホワイトニングなど、さまざまな分野の資格があるため、専門性を高めたい分野へのキャリアアップを目指せるでしょう。

歯科衛生士になる3つのデメリット

デメリットと書かれたカード

歯科衛生士になると多くのメリットがありますが、一方でいくつかのデメリットもあります。

歯科衛生士になるデメリットは、以下の3つです。

人間関係にストレスを抱える可能性がある

歯科医院は一般企業と比べると少人数で仕事を行うことが多いため、人間関係が非常に重要です。「歯科衛生士の勤務実態調査 報告書」によると、常勤歯科衛生士の転職理由は「経営者との人間関係」が31.5%で最多となっています。

診察や処置をスムーズに進めるためにはチームワークが欠かせません。歯科医師や歯科衛生士、歯科助手、受付などのスタッフが信頼関係を築き、協力し合うことで、患者さまによりよいサービスを提供できるでしょう。

参照元:令和2年3月 公益社団法人 日本歯科衛生士会「歯科衛生士の勤務実態調査 報告書」

感染症のリスクがある

歯科衛生士は多くの患者さまのお口に触れるので、常に感染症のリスクがあります。そのため、歯科医院では感染予防対策を徹底しています。

スタッフや患者さんを感染症から守るために、手指衛生や使い捨て手袋の着用、医療器材の洗浄・消毒・滅菌など、細かなところまで配慮が必要です。

資格取得に費用がかかる

歯科衛生士国家試験の受験資格には「指定の養成機関で3年以上学び、卒業する」という項目があります。

歯科衛生士になるには、文部科学省や都道府県知事が指定する養成機関(専門学校・短期大学・大学)に通い、専門的な知識や技術を学ぶ必要があるため、資格取得には費用がかかるのです。

専門学校の場合は300〜400万円程度、大学の場合は500〜600万円程度かかるため、少しでも学費を抑えたい場合は専門学校への進学を検討するとよいでしょう。

歯科衛生士のお仕事内容

歯科衛生士のお仕事

歯科衛生士は歯科医師の指導のもと、歯科疾患の予防処置・歯科医師の診療補助・歯科保健指導などを行います。

それぞれについて詳しくみていきましょう。

歯科疾患の予防処置

歯科衛生士はフッ素の塗布や歯垢・歯石の除去などの処置を行い、虫歯や歯周病などのお口のトラブルを予防します。

人が歯を失う原因として最も多いのが虫歯と歯周病です。歯を失い、しっかりと噛めなくなると、十分に栄養を摂取できず全身の衰えにつながります。歯とお口の健康を保ち、ご自身の歯でしっかり噛んで食べることは、健康寿命を延ばすことにも大きく関わっているのです。

歯科衛生士は歯科予防処置の専門家として、人々の健康を守る重要な役割を担っています。

歯科診療補助

患者さまの状態に気を配りながら、診療や処置がスムーズに進むように歯科医師をサポートします。また、歯科医師の指示のもと、歯科治療の一部を担当する場合もあるでしょう。

ほかにも、治療に使う器具の消毒・歯の型を取るための材料や薬剤の準備なども歯科衛生士の仕事です。

歯科保健指導

お口の健康について専門的な立場から正しい知識・技術を伝え、患者さまが正しい口腔ケア・生活習慣を継続できるように指導します。具体的には、虫歯や歯周病を予防するためのブラッシング指導や食生活の指導などです。

また、歯科衛生士が幼稚園や小学校、老人福祉施設などに足を運んで指導を行うこともあります。虫歯や歯周病は生活習慣病なので予防が非常に重要です。歯科衛生士による歯科保健指導は、人々の口腔ケアへの意識を高める非常に重要な業務といえるでしょう。

歯科衛生士になるために必要な資格

歯科衛生士の資格の勉強

歯科衛生士になるためには歯科衛生士国家試験に合格し、国家資格を取得する必要があります。

高等学校を卒業後、文部科学省や都道府県知事が指定する養成機関(専門学校・短期大学・大学)で専門的な知識・技術を習得し、卒業すると国家試験の受験資格が得られます。養成機関の修業年数は3年以上です。毎年3月初旬に実施される国家試験に合格すれば、歯科衛生士免許証が与えられます。

まとめ

笑顔の歯科衛生士

今回は、歯科衛生士になるメリット・デメリットやお仕事内容、必要な資格についてご紹介しました。

歯科衛生士は専門性を活かして社会に貢献できる、魅力とやりがいの大きい仕事です。歯科衛生士になるためには国家資格の取得が必要ですが、収入が安定している・全国どこでも働けるなど多くのメリットがあります。

現在、当院では一緒に働いてくださる歯科衛生士を募集しています。当院で患者さまのお口の健康を守るスペシャリストとして活躍してみませんか。

ご興味をおもちの方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにご連絡ください。

歯科衛生士は何歳まで働ける?年齢問わず必要とされる理由とは

2023年11月30日
歯科衛生士

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯科医院や病院で、歯のクリーニングや歯科保健指導、歯科医師の補助を行っているのが、歯科衛生士です。

国家資格なので全国どこでも働くことができ、結婚や妊娠などのライフステージに合わせて働きやすい職業として、特に女性から注目されています。歯科衛生士として一生働いていけるのか、気になる方は多いのではないでしょうか。

今回は、歯科衛生士が何歳まで働けるのか、定年後も働けるのかについて詳しく解説します。

これから歯科衛生士を目指す方や、ブランクがあって復職を目指している方は、ぜひ参考にしてください。

歯科衛生士の平均年齢

歯科衛生士の平均年齢イメージ

若い人が多いイメージを持つ方もいますが、実際は幅広い年齢の方がさまざまな場所で歯科衛生士として活躍しています。

令和4年の国の調査では、常勤(正職員)で働く歯科衛生士の平均年齢は36.5歳(※1)、非常勤(短時間労働者)では43.1歳(※2)と発表されています。昔よりも、歯科衛生士として働く方の平均年齢は正職員、非常勤ともに高くなっているのです。

平均年齢が高まった要因として、歯科医院の数に対して歯科衛生士が足りておらず、雇う競争率が高まっていることが挙げられます。福利厚生として育児休業を設ける歯科医院や、ブランクがある方でも復職しやすい支援を行う歯科医院が増加しているのです。

平均年齢は正職員で36.5歳、非常勤で43.1歳ですが、歯科衛生士の約2割が50歳以上という調査結果もあります。出産や子育て、介護などを理由に一度現場を離れても、復職して働く方が多いのです。

歯科衛生士は、何らかの理由で現場を離れても、ライフステージに合わせて多様な働き方を選択できる職業といえます。

※1参照元:令和4年賃金構造基本統計調査「職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」|政府統計総合窓口e-Stat

※2参照元:令和4年賃金構造基本統計調査「短時間労働者の職種(小分類)別1時間当たり所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」|政府統計総合窓口e-Stat

歯科衛生士は何歳まで働ける?

歯科衛生士は何歳まで働けるか考える女性

歯科衛生士の仕事はいつまで続けられるのか、気になる方が多いでしょう。歯科衛生士は国家資格ですが、2023年現在、免許返納の義務はありません。

つまり、歯科衛生士に公的な年齢制限は設けられていないため、いつまでも働くことができるのです。

ただし、定年を設けている歯科医院はあるため、事前に確認する必要があるでしょう。

ブランクがあっても大丈夫?

歯科衛生士は長く働けられる仕事ですが、家庭の事情や妊娠・出産・育児など、長期間のブランクがある方も多いでしょう。復帰したいけれど仕事できるか不安という方は、以下のことに注意してください。

ブランクがある方も歓迎している歯科医院を選ぶ

歯科衛生士不足から、ブランクがある方を積極的に採用している歯科医院が増えています。ブランクがある方を採用している歯科医院では、最初に研修制度を設けている場合が多いです。

実際にその歯科医院で働いている歯科衛生士から、治療の流れなどを教えてもらえるでしょう。手技の感覚を取り戻すための期間があるので、安心して復職できます。

復職支援プログラムを受ける

歯科衛生士向けの復職支援プログラムを受けることも、自信や感覚を取り戻すのに効果的です。治療の流れなどの講義だけでなく、スケーリングやSRPの実習ができるプログラムもあります。

歯科医師会や日本歯科衛生士会、民間企業など、さまざまなところが運営主体となっているので、気になる方は復職支援プログラムを調べてみるとよいでしょう。

定年後も歯科衛生士として働ける?

定年後の女性

歯科衛生士は、基本的に定年後であっても65歳までは働くことが可能です。

国の法律に基づき、企業は65歳までの安定した雇用を確保することが義務づけられています。そのため、企業は定年を60歳未満に設定できません。

法律改正によって、平成25年度以降、再雇用制度の対象者は原則希望者全員に拡充されました。歯科医院でも同様に、定年後も65歳まで希望すれば働き続けることが可能です。

ただし、再雇用では、パート勤務や契約社員として雇用される場合や、給与が今までの5~7割に落ちる場合があることを考慮する必要があります。

65歳以上も働くことは可能?

歯科衛生士は国家資格ですが、公的な年齢制限は設けられていません。定年後や65歳を超えても、働き続けることが可能です。

ただし、65歳以上でも働けるのかどうかは職場によります。定年制度というのは「何歳で退職になります」という企業それぞれのルールであるため、企業が認めるのであれば何歳まででも働き続けられるのです。

歯科医院の場合は医院長が就業規則を決めますが、定年については定めていないこともあります。特に規則がない場合は、65歳を超えても働くことが可能です。

定年後に歯科衛生士として働き続けるには

定年後にも歯科衛生士として働きたいと考えている方は、以下の内容を意識しましょう。

定年の規定をチェックする

定年の年齢や再雇用制度の条件について、確認しておきましょう。会社によって、定年の年齢は異なります。

また、再雇用制度を利用する場合、雇用条件や待遇が以前とは異なることも多いため、注意して確認してください。

ご自身の体や生活に無理のないペースで働く

近年、慢性的な歯科衛生士不足が問題となっています。50〜60代であっても、活躍を求めている職場は多いです。

ただし、50〜60代ともなると、歯科衛生士の仕事に体力面の不安を覚える方もいるでしょう。ご自身の体や生活に支障がない範囲で働ける職場を探すことが重要です。

50〜60代の歯科衛生士におすすめの仕事は、以下のとおりです。

・パート勤務や時短勤務
・介護施設の歯科衛生士
・訪問歯科診療所

年齢問わず歯科衛生士が必要とされる理由

歯ブラシを持った歯科衛生士

歯科衛生士は、年齢問わずに幅広い場所で必要とされています。その理由は、次のとおりです。

歯科衛生士が足りていない歯科医院が多い

歯科医院の数に対して、歯科衛生士の数が足りていないことが大きな理由でしょう。今やコンビニエンスストアより多いといわれる歯科医院ですが、歯科衛生士がいないと仕事が回りません。歯科衛生士がいないと算定できない診療報酬もあるため、経営状況にも影響を与えます。

特に、歯科医院は休みがとりにくく帰りが遅いというイメージから、家庭との両立が難しく現場から離れる歯科衛生士が多いです。

そのため、勤務時間の調整や、ブランクがある方の積極的な採用など、待遇や働き方などの改善に取り組む歯科医院が増えています。幅広い年代の歯科衛生士が働きやすい環境づくりを目指しているのです。

歯科衛生士の活躍の幅が広がっている

「体の健康はお口から」というように、お口の健康が全身疾患の予防に役立つことが広く認知されるようになりました。歯科衛生士が活躍できる場所が広がっているため、何歳でも歯科衛生士が必要とされています。

現在、歯科衛生士の約9割は歯科医院で勤務していますが、ほかにも高齢者施設や障害者施設、行政、企業など、幅広い分野での活躍を求められるようになりました。今後、歯科衛生士としてより広く活躍するには、ご自身の知識やスキルも常にアップデートする必要があるでしょう。

専門的知識とスキルは年齢に関係ない

歯科衛生士としての知識やスキルは、歳を取っても失われるものではありません。長年働いてきたからこそ、価値が生まれることもあるでしょう。

特に、コミュニケーション能力や技術は一朝一夕で身につくものではなく、長年の努力と経験によって培われます。そのため、年齢に関係なく、知識や技術を持つ歯科衛生士はいつまでも重宝されるのです。

まとめ

笑顔の歯科衛生士

歯科衛生士には年齢制限がないため、いつまでも働き続けられます。定年の規定が設けられている場合であっても、再雇用制度を利用して65歳までは働けるでしょう。

歯科衛生士は、ライフステージに合わせて働き方を変えることができる続けやすい仕事です。また、長年培ってきた専門知識やスキルを活かせるため、年齢に関係なくやりがいを持って働き続けられるでしょう。

現在、当院では一緒に働いてくれる歯科衛生士を募集しています。いつまでもやりがいを持って働き続けたいと考えている方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

歯科衛生士の仕事内容とは?1日の仕事の流れと魅力もご紹介!

2023年11月27日
歯磨き指導する歯科衛生士

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

「歯科衛生士の仕事内容って何?」と疑問をおもちの方もいるでしょう。歯科衛生士は虫歯や歯周病を予防するための処置や指導、治療の補助などを行い、患者さんの健康をお口からサポートする国家資格です。

今回は、歯科衛生士の仕事内容や1日の仕事の流れ、魅力について詳しく解説します。歯科衛生士のお仕事についてご興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

歯科衛生士の仕事内容

指示する笑顔の歯科衛生士

歯科衛生士の仕事は多岐にわたりますが、大きく「診療補助」「歯科予防処置」「歯科保健指導」の3つに分けられます。

それぞれ詳しく解説します。

診療補助

歯科医師が行う歯科疾患治療の補助を行います。

診療中は歯科医師が治療しやすいように先の処置を見越して、器具・材料の準備や手渡し、バキュームで口の中の水を吸うなどの補助を行うのです。そのほかにも、器具の滅菌やレントゲン撮影の補助、歯型取りなど治療内容に合わせて、患者さんの気持ちに寄り添いながら補助をします。

また、歯科往診を行う歯科医院では高齢者施設や患者さんの自宅へ訪問し、診察室以外で治療の補助を行うケースもあるでしょう。

歯科予防処置

プラーク(歯垢)や歯石を除去し、虫歯や歯周病を予防するのも歯科衛生士の大きな役目のひとつです。

プラーク1mg中には1~10億個の細菌が含まれており、虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。プラークを放置すると歯石になり、さらに汚れがつきやすくなることで歯周病が悪化するのです。

プラークは歯ブラシで落とせるものの、歯と歯の間などの磨きにくいところや歯周ポケットの深いところにあるものは除去することが難しく、歯石になると患者さん自身では除去できません。

そのため、歯科衛生士が専用の機器やブラシを使って歯をきれいにするプロフェッショナルケアが虫歯と歯周病の予防には大切なのです。

専用の器具や高速度回転のブラシなどを使ってプラークや歯石を除去し、歯の表面をツルツルにすることで虫歯や歯周病、汚れの再付着を予防します。また、最後に歯質の強化のためにフッ素塗布の処置を行うこともあるでしょう。

また、病院歯科では入院患者さんの術後感染や誤嚥性肺炎の予防、口周りの運動機能を向上させるために病室で専門的な口腔ケアを行うこともあります。

歯科保健指導

虫歯や歯周病を予防するために最も大切なのは日頃のセルフケアです。歯科衛生士は患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせて、歯磨きの仕方やケア用品の選び方、食生活の指導などを行います。

幼稚園や小学校での歯磨き教室や高齢者向けの口腔ケア講話の講師として、歯科保健指導を行うこともあるでしょう。

歯科衛生士の1日の仕事の流れ

歯科衛生士の1日のイメージ

歯科医院勤務の歯科衛生士と病院勤務の歯科衛生士の1日の仕事の流れについて、それぞれ解説します。

歯科医院勤務の場合

9割以上の歯科衛生士は歯科医院に勤務しています。

歯科医院勤務の歯科衛生士の1日の仕事の流れは、以下のとおりです。

〈1日の仕事の流れ〉

8:15 出勤・着替え

8:30 院内の清掃・準備

当日の予約状況を確認し、それに合わせて器具や機材の準備・材料の在庫確認・院内の清掃を行います。

8:50 朝礼

歯科医師・歯科助手・受付スタッフとともに当日の予約状況や患者さん情報の共有を行います。

9:00 午前診療の開始

歯のクリーニング・定期検診・歯周病治療中の患者さんの対応がメインです。歯科助手がいない場合、歯科衛生士が交代で歯科医師の診療を補助します。

午前診療で対応する患者さんの数は3~6人ほどです。1人あたり30~60分の処置が一般的でしょう。

また、空いた時間に器具の洗浄や滅菌を行い、必要な器具の不足がないように管理します。

12:30 お昼休憩

歯科医院では1~2時間ほどのお昼休憩があります。また、午前診療の患者さんの治療が長引く場合は、休憩時間をずらすこともあるでしょう。

14:00 午後診療の開始

午前診療と同様に対応します。往診がある歯科医院では歯科医師とともに高齢者施設や患者さんのお宅へ訪問し、治療・口腔ケアを行うこともあるでしょう。

18:30 診療室の片付け

治療が終わり次第、診療室内やユニット(治療用の椅子)の消毒・清掃を行います。また、器具の洗浄と滅菌を行い、次の日に備えます。

19:00 退勤

業務が終了したら、退勤です。

病院勤務の場合

総合病院や大学病院の口腔外科外来で働く歯科衛生士もいます。

病院勤務の歯科衛生士の1日の仕事の流れは、以下のとおりです。

〈一日の流れ〉

7:50 出勤・着替え

8:00 診療準備

当日の予約状況を確認し、それに合わせて器具や機材の準備、材料の在庫確認を行います。

8:20 朝礼

歯科医師・看護スタッフとともに当日の予約状況や患者さん情報の共有を行います。

8:30 午前診療の開始

歯のクリーニングや歯周病治療の外来患者さんの対応がメインです。親知らずの抜歯やインプラント治療などの外科手術がある場合は滅菌器具や材料の準備、診療中のアシストにつきます。

病院歯科に通う患者さんは何らかの疾患をもっていることが多いため、治療中は体調の変化に気を配りながら処置をしなければなりません。

12:30 お昼休憩

午前診療が終了したらお昼休憩です。

14:00 入院患者さんの口腔ケア

病室を訪問し、入院中の患者さんに対して歯ブラシやスポンジブラシ、ガーゼなどで口の中の汚れを除去し、保湿を行います。口腔内の汚れがあると術後感染や誤嚥性肺炎につながり、手術後の予後が悪くなるリスクがあるためです。

口腔ケアは口腔外科に入院中の患者さんだけでなく、内科や整形外科など他科に入院中の患者さんに対して行うこともあるでしょう。

15:00 カルテの記入

入院患者さんへ行った処置や所見について院内カルテに記入し、医科と情報を共有します。

15:30 外来対応

午前診療と同様に、外来患者さんの対応を行います。午後は仕事帰りの方やこどもが多いでしょう。

17:00 診療室の片付け

治療が終わり次第、診療室内やユニット(治療用の椅子)の消毒・清掃を行います。また、器具の洗浄と滅菌を行い、次の日に備えます。

17:30 退勤

業務が終了したら、退勤です。

歯科衛生士の仕事の魅力

歯科衛生士の仕事風景

歯科衛生士の仕事には、以下のような魅力があります。

患者さんの健康をサポートできる

歯科衛生士は歯のお掃除や保健指導を通して、幅広い世代の体の健康をサポートできる仕事です。

「体の健康はお口から」といわれるように、近年では歯やお口の状態が全身の健康に大きな影響を及ぼすことがわかっています。特に歯周病は心疾患や糖尿病、アルツハイマー型認知症など、さまざまな全身疾患に悪影響を及ぼすといわれているのです。

歯科衛生士の仕事は歯やお口の健康の大切さを患者さんに知ってもらい、二人三脚で予防していくことです。患者さんの健康のお手伝いができると思うと、やりがいをもって働けるでしょう。

多様な働き方が可能

歯科衛生士の就業場所としてイメージが強いのは、歯科医院でしょう。

しかし実は、歯科衛生士の活躍の場は広く、さまざまな場所で必要とされています。

〈歯科衛生士が活躍する場〉

・歯科医院
・大学病院・総合病院
・行政
・高齢者施設
・障害者施設
・地域包括支援センター
・歯科衛生士専門学校の教員
・歯科関連企業など

多様な働き方ができる歯科衛生士なら、自分のやりたい仕事を叶えられるでしょう。

どこでも働ける

結婚や配偶者の転勤で引っ越しがあっても、全国どこでも仕事を見つけやすいのが歯科衛生士の魅力です。

今やコンビニより多いといわれているのが歯科医院です。自分のライフスタイルややりたい仕事に合わせて、職場を選ぶことができます。

結婚・出産後も働きやすい

歯科衛生士は結婚や出産後も復職しやすく、ライフステージに合わせて働きやすいのが特徴です。結婚や出産を機に一旦仕事を辞めたあと、ブランクがあっても、復職に向けた研修などを設けている職場が多くあります。

また、歯科衛生士として働く方のうち、非常勤のパートで働く方も多いです。そのため、子育てや介護などプライベートとの両立がしやすく、生活状況に合わせて働き方を変えて、長く続けることができます。

さらなる専門性を高められる

歯科衛生士のキャリアアップとして、専門性を高めることもできるでしょう。

近年では歯科分野においても、口腔外科・矯正歯科・小児歯科などそれぞれの専門性を高めた治療の需要が高まっています。それに伴い、歯科衛生士も「認定歯科衛生士」の資格を取得し、さまざまな歯科分野のエキスパートを目指せるのです。

〈認定歯科衛生士の例〉

・日本歯周病学会認定歯科衛生士
・日本口腔インプラント学会認定歯科衛生士
・日本顎咬合学会認定歯科衛生士
・日本小児歯科学会認定歯科衛生士

認定の取得は学会への所属や論文発表、専門医をもつ歯科医師の元での勤務など、さまざまな条件があり、容易なものではありません。

しかし、自分の専門性を高め、向上心をもって働きたい方に適しているでしょう。

まとめ

歯医者

今回は、歯科衛生士の仕事内容や1日の仕事の流れ、魅力について詳しく解説しました。

歯科衛生士の仕事には歯科医師の診療補助や歯のクリーニング処置、歯科保健指導など多岐にわたり、働く場所によって仕事内容が異なります。

歯科衛生士は歯やお口の健康を通して、全身の健康の大切さを患者さんに知ってもらうとてもやりがいのある仕事です。

現在、当院では一緒に働いてくださる歯科衛生士を募集しております。私たちと一緒に患者さんの健康をお口から守っていきませんか。

歯科衛生士として働きたいとお考えの方や、詳しい業務内容や待遇についてご興味がある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにご連絡ください。

歯科衛生士に向いている人とは?特徴と適性を探る!

2023年11月24日
女性歯科衛生士

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯科衛生士は、歯科医院において患者さまの歯磨き指導や歯石除去、歯科医師のアシスタント業務などを担当する職業です。歯科衛生士に向いているのは、どのような人なのでしょうか。

今回は、歯科衛生士に向いている人・向いていない人について解説します。歯科衛生士の資格を取得しようか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

歯科衛生士とは?

治療をする歯科衛生士

歯科衛生士とは、歯科医院において歯科医師のアシスタント業務や、歯のクリーニング、歯石除去、歯周組織検査、フッ化物歯面塗布などを担当する職業です。歯科衛生士の仕事は、主に「歯科予防処置」「歯科診療の補助」「歯科保健指導」の3つにわけられます。

歯科衛生士になるには、文部科学省や都道府県知事が指定する歯科衛生士養成機関で3年以上学び、国家試験に合格して、国家資格を取得する必要があります。歯科衛生士の資格を取得することで、歯科衛生士の3大業務を行えるようになるのです。

歯科衛生士の3大業務を詳しく確認しましょう。

歯科予防処置

歯科予防処置とは、虫歯や歯周病を予防するために行う処置のことです。フッ化物塗布やPMTCが挙げられるでしょう。

フッ化物塗布とは、歯質を強化する効果や、細菌の働きを抑制する効果、再石灰化を促進する効果がある薬物を歯面に塗布し、虫歯を予防するために行われます。

PMTCとは、専用の機械を用いて行う歯のクリーニングです。ふだんの歯磨きでは除去できない汚れを落とし、虫歯や歯周病を予防します。

歯科診療の補助

歯科診療の補助の内容は、多岐にわたります。歯科医師の指示を受けて、歯科治療の一部を担当する場合もあるでしょう。

患者さまに配慮しながら器具を渡す、ライトを調整する、バキューム操作を行うなど、歯科診療がスムーズに進ように補助します。

歯科保健指導

歯科保健指導では、ブラッシング指導や食生活の指導を行います。虫歯や歯周病は生活習慣病に位置づけられており、治療よりも予防することが大切です。予防するためには、生活習慣を改善することが非常に重要なのです。

患者さまの口腔内の状態を確認し、磨き方の癖を考慮して適したブラッシング方法を指導します。フロスや歯間ブラシの使い方なども指導します。

歯科衛生士に向いている人とは?

患者とコミュニケーションを取る歯科衛生士

歯科衛生士に向いている人は、どのような人なのでしょうか。歯科衛生士の仕事は、コミュニケーション能力がある人や細かい作業が好きな人、向上心がある人などに向いています。

具体的に確認しましょう。

コミュニケーション能力がある人

患者さまに安心して口腔内の処置を任せていただくために、コミュニケーション能力が必要です。患者さまや患者さまの家族と信頼関係を築くことも重要です。適切なアドバイスを行い、前向きに治療を受けられるようにする必要があるでしょう。

また、患者さまだけでなく、ほかの歯科衛生士や歯科医師、歯科助手などとも適切にコミュニケーションを取る必要があります。治療中のサポートが的確に行えるように情報を共有するなど、ふだんからコミュニケーションを取って良好な関係を構築することが求められます。

コミュニケーションがうまく取れていない状態で治療を進めると、患者さまが不信感を抱くかもしれません。トラブルに発展することもあります。

歯科衛生士として働くうえで、コミュニケーション能力は大切です。

細かい作業が好きな人

歯科衛生士の仕事は、歯周組織検査や歯石除去など細かい作業が多いため、細かい作業が好きな人や手先が器用な人に向いています。治療中の患者さまに快適な環境を提供するためにも、作業を正確かつスムーズに行うことが求められます。

そのため、細かい作業を集中して行い、トラブルが起きた際には冷静に対応する力が必要です。患者さまの状態を把握しながら慎重に治療を進めるために、観察力や忍耐力も求められます。

平等に対応できる人

患者さまに対して平等に接することができる人ほど、歯科衛生士に向いているでしょう。歯科衛生士として働いていると、さまざまな性格・年齢の患者さまを対応することになります。

どのような患者さまであっても、歯科衛生士としての役割をしっかり果たすことが重要です。どのような患者さまにも平等に対応できる人は、歯科衛生士に向いています。

役に立ちたいと思える人

歯科衛生士は、歯科医師や患者さまのサポートをするため、人の役に立つことが好きな人に向いています。

歯科衛生士は虫歯や歯周病の予防も担当する仕事です。患者さまの食生活や健康状態を把握しながら、歯磨き指導や食生活指導などの歯科保健指導を行います。

「誰かの役に立ちたい」「人を笑顔にしたい」という気持ちがあり、人の役に立ちたいと思える人は、歯科衛生士の仕事にやりがいを感じられるでしょう。

柔軟に対応できる人

歯科医療は、患者さまの状態や治療計画によって変わることが多く、柔軟に対応しなければなりません。ときには治療計画の変更が必要な場合もあるでしょう。患者さまの要望に応じて、臨機応変に対応することが求められます。

予期せぬ事態が発生した場合は迅速に対応し、解決しなければならないでしょう。柔軟な対応力を持ち、常に状況に合わせて対応を考えることが重要です。

向上心がある人

患者さまに最適な医療を提供するためには、知識や技術の向上が求められます。歯科衛生士として仕事をするなかで、向上心を持って最新の知識やスキルなどを身につけることも非常に重要です。知識やスキルを身につけるために、セミナーに参加することもあります。

歯科衛生士に向いていない人とは?

悩みがある歯科衛生士

歯科衛生士の仕事は、柔軟な対応力やコミュニケーション能力が必要になります。歯科衛生士に向いていない人の特徴を確認しましょう。

柔軟に対応できない人

歯科医院には、日々さまざまな症状に悩む患者さまが来院されます。患者さまに合わせて適切な処置を行う必要があるでしょう。そのため、柔軟に対応できなければなりません。

治療中は患者さまとコミュニケーションを取りながら、信頼関係を築くためにも柔軟さを持って対応しなければならないでしょう。柔軟な対応ができないと、患者さまに不安やストレスを与えかねません。

患者さまが安心して治療を受けられる環境を整える必要があるのです。

失敗を振り返れない人

歯科衛生士として働いているなかで、失敗することはあります。失敗を振り返り、また同じミスを繰り返すことがないようにしなければなりません。

仕事の失敗を振り返らずに同じ失敗を繰り返す人は、歯科衛生士に向いていないでしょう。同じ失敗を繰り返すと、患者さまはもちろん、ほかのスタッフにも迷惑をかけます。

集中力がない人

歯科衛生士の仕事の多くは、集中力が必要です。歯科医療では細かい作業を行うことが多いため、高い集中力を維持する必要があります。

例えば、歯石の除去や歯面に薬物を塗布する作業を行う際は、常に集中しなければなりません。集中できていないと、歯や歯茎を傷つける、粘膜に薬物が触れるなど、ミスをする可能性があるでしょう。

また、歯科衛生士は患者さまの口腔内に直接触れられる職業です。口腔内を触られることに抵抗がある人もいるでしょう。できる限り短時間で正確に処置を終わらせる必要があります。

そのため、集中力を維持できることが、歯科衛生士には必要であるといえます。飽きっぽい性格の人や、ひとつのことに集中することが苦手な人も、歯科衛生士に向いていないでしょう。

まとめ

やる気のある歯科衛生士

歯科衛生士に向いている人は、コミュニケーション能力がある人や細かい作業が得意な人、向上心がある人などです。特に、歯科衛生士として働くうえで、患者さまやほかのスタッフとコミュニケーションを取ることは非常に重要です。

歯科衛生士に向いていない人は、柔軟な対応ができない人や失敗を振り返れない人、集中力がない人が挙げられるでしょう。

現在、当院では歯科衛生士を募集しています。歯科衛生士としてブラッシング指導やクリーニングを行い、患者さまの口腔内の健康を維持しませんか。

院内の見学も可能です。現在、歯科衛生士の養成施設に通っている学生さんも大歓迎です。歯科衛生士として働きたいとお考えの方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにご連絡ください。

歯科衛生士と歯科助手の仕事内容の違いとは?

2023年11月20日
笑顔の歯科衛生士

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

「歯科衛生士と歯科助手の仕事内容は何が違うのだろう?」と疑問に思う方もいるでしょう。歯科衛生士も歯科助手も、歯科医院には欠かせない存在です。

では、歯科衛生士と歯科助手の仕事内容は何が違うのでしょうか。歯科衛生士と歯科助手は、行える仕事内容や必要な資格が異なります。

今回は、歯科衛生士と歯科助手の仕事内容や資格の違いについて解説します。

歯科衛生士の仕事内容

治療をする歯科衛生士

歯科衛生士の仕事内容は、大きくわけて「歯科保健指導」「歯科予防処置」「歯科診療補助」の3つです。歯磨き指導や虫歯・歯周病を予防する処置などを行い、患者さまのお口の健康をサポートする役割があります。

また、患者さまと接する機会が多いため、コミュニケーション能力が必要な職業といえるでしょう。

歯科衛生士の仕事内容を、具体的にご説明します。

歯科保健指導

歯科保健指導では、正しい歯の磨き方や食生活の指導などを行います。歯磨きの仕方や食生活を見直すことで、虫歯や歯周病を予防できるでしょう。

患者さまのお口の中の状態や生活習慣など、一人ひとりに合わせて指導を行います。患者さまに合ったセルフケア用品の提案も行う場合が多いです。

幼稚園や学校、介護福祉施設などに出向いて指導を行うこともあります。

歯科予防処置

歯科予防処置とは、虫歯や歯周病などの歯科疾患を予防するために行う処置です。具体的には、スケーリングやPMTC、フッ化物歯面塗布、シーラントなどを行います。

それぞれの処置の内容は、以下のとおりです。

スケーリング

スケーリングとは、歯面に付着した歯垢や歯石を、専用の器具を使用して取り除くことです。歯石は歯垢が石灰化したもので、時間が経つほど硬くなって歯磨きで取ることが難しくなります。

日常の歯磨きでは落とせない歯石を、歯科衛生士がスケーラーとよばれる専用の器具で取り除きます。スケーラーには、手用スケーラーや超音波スケーラー、エアースケーラーがあり、歯石の沈着状況や部位などによって使い分けるのが一般的です。

PMTC(機械的歯面清掃)

PMTCとは、専用の機械を使用して歯面を清掃することです。PMTCを行うことで、歯ブラシだけでは落とせない汚れや着色を落とすことができます。

歯の表面を清掃してツルツルにすることで、汚れや細菌が再び付着するのを防ぎます。

フッ化物歯面塗布

フッ化物歯面塗布は、虫歯を予防するために歯の表面にフッ化物を塗布することです。フッ化物を歯面に塗布することで、歯の質を強くできます。虫歯菌の活動を抑制する、歯から溶け出したミネラルを補う再石灰化を促進するなどの効果も期待できるでしょう。

フッ化物歯面塗布で使用する薬剤には、フッ化物が高い濃度で含まれているため、定期的に塗布することで虫歯予防に効果的です。

フッ化物歯面塗布が終わったら、30分間は飲食しないこと、唾液が溜まった場合は吐き出すことなど、注意事項を患者さまに伝えます。

シーラント

シーラントは、歯の溝を物理的に封鎖し虫歯を予防する処置です。歯垢をしっかり取り除いてから、シーラントを歯の溝に詰めます。

歯科診療補助

歯科診療補助は、歯科医師の診療を補助することです。歯科医師の監視下で医療行為の一部を行うこともあるでしょう。

歯科医師の業務には「絶対的歯科医行為」と「相対的歯科医行為」がありますが、相対的歯科医行為は、歯科医師の監視下であれば歯科衛生士が行うことが可能です。

具体的には、表面麻酔薬の塗布、歯石除去、ホワイトニング、歯周組織検査、仮歯の調整・仮着などが、相対的歯科医行為にあたります。歯科医師の診療の補助をする際は、患者さまに配慮しながら器具の受け渡しやライティング、バキューム操作を行います。

患者さまが安心して歯科治療を受けるためには、治療がスムーズに進むように適切な補助をすることが重要です。

歯科助手の仕事内容

歯科助手

歯科助手は、受付から歯科医師や歯科衛生士のサポートまで幅広く対応します。

しかし、お口の中に触れる医療行為は行えません。バキューム操作や器具の受け渡しなど、医療行為にあたらない範囲で診療のアシスタントをします。

歯科助手の具体的な仕事内容を確認しましょう。

受付・会計

歯科助手は、歯科医院を受診する患者さまの受付業務を担当します。患者さまが来院されたら、診察券や保険証の確認を行うでしょう。

初めて来院された患者さまの場合、問診票を記入してもらってカルテを作成します。診療が終わったら、医療費の会計を行います。

電話対応や予約の管理も歯科助手の仕事です。引き続き治療が必要な場合は、次回の予約の日付・時間を決めます。

患者さまの案内や後片付け

診療の前後の患者さまのサポートも、歯科助手の仕事です。診療前は、患者さまを席に案内し、エプロンをかけて診療をスムーズに始められるよう準備をします。

診療が終わったら、コップやエプロン、使用した器具などを片付けて、次の患者さまの診療を行えるように診療室を整えるのです。

歯科医師や歯科衛生士のアシスタント業務

歯科助手は、歯科医師や歯科衛生士のアシスタントも行います。歯科医師が治療をしている際に、治療の流れに沿って必要な器具を受け渡す、ライトを調整する、型取りの材料やセメントを用意するなど、治療がスムーズに進むように補助するのです。

ただし、お口の中を触ることは医療行為にあたります。そのため、歯科助手はお口の中を触らない範囲で補助をします。

歯科衛生士が行う歯周病の検査の結果を入力することもあるでしょう。患者さまや歯科医師、歯科衛生士に配慮しながらアシストをします。

器具・材料の管理

診療に必要な器具を前もって準備する、使用した器具の洗浄・滅菌を行うことも、歯科助手の仕事です。また、診療で使用する材料の在庫管理や発注も行います。

レセプト業務

レセプトは、患者さまが負担しない医療費を、市区町村や健康保険組合などの保険者に請求するためのものです。診療報酬明細書ともよばれます。

歯科医院によっては、歯科助手がレセプト作成業務を行うことがあります。

歯科衛生士と歯科助手の資格の違い

歯科衛生士と歯科助手を比較する女子

歯科衛生士になるには、文部科学省や都道府県知事が指定する養成所などで3年以上学び、国家試験に合格して国家資格を取得しなければなりません。歯科衛生士の資格を取得することで、歯科衛生士の3大業務といわれる「歯科保健指導」「歯科予防処置」「歯科診療補助」を行えるようになるのです。

一方、歯科助手は歯科衛生士のように特別な資格は必要ありません。そのため、お口の中に触れる医療行為は行えないのです。

しかし、歯科助手の民間資格がいくつかあります。働く前に取得すると、即戦力として働けるでしょう。

まとめ

頼りになる歯科衛生士

歯科衛生士の仕事内容は、主に「歯科保健指導」「歯科予防処置」「歯科診療補助」です。歯科衛生士になるためには、文部科学省や都道府県知事が指定する養成所などで3年以上学び、国家試験に合格しなければなりません。

歯科助手は、歯科医院の受付や会計、器具の管理、治療のアシスタントなどの業務を行います。歯科助手には特別な資格が必要ないため、患者さまのお口の中に触れる医療行為は行えません。

現在、当院では歯科衛生士を募集しております。スケーリングやブラッシング指導、診療補助などを通して、患者さまのよりよい口内環境を維持するお手伝いを一緒にしませんか。

院内の見学も可能です。現在、歯科衛生士の養成施設に通っている学生さんも大歓迎です。歯科衛生士として働きたいとお考えの方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにご連絡ください。

インビザライン治療で親知らずを抜く必要があるケースとは?

2023年10月28日

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

歯列矯正では、親知らずの抜歯が必要になる場合が多いです。

しかし、できれば抜歯せずに治療を行いたいと考える方も多いでしょう。マウスピースを使用したインビザライン治療では、親知らずの抜歯が必要ないこともあります。

今回は、インビザライン治療で親知らずの抜歯が必要なケースと必要ないケース、親知らずを抜歯するメリット・デメリットを解説します。インビザライン治療を検討している方や、親知らずの抜歯について疑問がある方は、ぜひ参考にしてください。

親知らずとは?

親知らず

親知らずとは、前から数えて8番目の一番奥に生える歯のことです。20歳前後に生えることが多いですが、1本も生えてこない方もいれば、4本すべて生える方もいます。

昔は栄養状態が悪く、平均寿命が50歳を満たしませんでした。生えてくる頃には親が亡くなっていることが多かったので「親知らず」と名付けられています。

親知らずがあっても、歯茎の中に完全に埋まっている場合や、歯冠が半分だけ出ている場合など生え方にも種類があります。親知らずがあるかどうかは、歯科医院でレントゲン撮影をすることで確認可能です。

インビザライン治療で親知らずを抜くメリット

抜歯

インビザライン治療で親知らずを抜くメリットは、以下のとおりです。

・歯を動かすスペースが増える

・整った歯並びを維持しやすい

・親知らずのトラブルがなくなる

詳しく解説します。

歯を動かすスペースが増える

親知らずを抜歯することで、インビザライン治療中に歯を動かせるスペースが広がります。

特に、歯が重なって生えている乱ぐい歯や、ガタガタした歯並び、出っ歯でなどは、歯を動かすスペースが必要になることが多いです。親知らずの抜歯を行うことで歯を動かすスペースを確保できるため、歯がきれいに顎のスペースに収まるでしょう。

整った歯並びを維持しやすい

親知らずを抜歯しないと、インビザライン治療によって歯並びが整っても、親知らずが隣の歯を押すため歯並びが戻りやすいです。

親知らずが歯茎の中に完全に埋まっている場合でも、歯茎の中で隣の歯を圧迫していることがあります。歯並びがきれいになったあと、後戻りする原因となるでしょう。

長期的にきれいな歯並びを維持するために、親知らずを抜くことがあるのです。

親知らずのトラブルがなくなる

親知らずは一番奥に生えているため、歯ブラシが届きにくく虫歯や歯周病になりやすいです。特に、横向きや斜めに生えている親知らずは、磨き残しが多くなり虫歯などのトラブルを引き起こしやすいでしょう。

親知らずのトラブルに悩まれる方も多くいらっしゃいます。トラブルが起きるたびに辛い思いをし、歯科医院に継続的に通わなければいけません。

親知らずを抜くことで歯を磨きやすくなり、トラブルを事前に予防できます。

インビザライン治療で親知らずを抜くデメリット

デメリットを説明する女性

インビザラインは歯並びを整える治療なので、親知らずを抜くデメリットはあまり存在しません。考えられるデメリットは、以下の3つです。

・腫れや痛みを伴う

・口腔外科での処置が必要な場合がある

・健康な歯を抜かなければいけない

詳しく解説します。

腫れや痛みを伴う

親知らずを抜いたあとは、一時的な腫れや痛みを伴う場合が多いです。特に、下の親知らずは骨に埋まっていることが多く、抜く際に顎の骨を削ることもあります。

抜歯後は腫れや痛みが出やすいでしょう。抜いたあと数日間は口が開けづらく、食事が摂りづらくなります。

口腔外科での処置が必要な場合がある

歯茎に埋まっている親知らずの抜歯を行う場合、親知らずが埋まっている歯茎を切開し、骨を削る処置が必要な場合があります。安全に処置するために、口腔外科での抜歯を推薦されることが多いです。

口腔外科での処置が必要な場合、心身ともに負担に感じる方もいるでしょう。

健康な歯を抜かなければいけない

親知らずにトラブルがない場合、抜歯に抵抗を感じる方は少なくありません。まっすぐきれいに生えている親知らずの場合は特に抵抗があるでしょう。健康な歯を抜いて歯の本数が減ることに、不安を感じる方もいるでしょう。

しかし、インビザライン治療で親知らずを抜いた場合、抜歯したスペースは歯を並べるために利用します。残った歯で良好な噛み合わせを完成させるため、健康面でも特に問題はありません。

インビザライン治療で親知らずを抜く必要があるケース

親知らずを抜くか悩む女性

インビザライン治療では、きれいな歯並びを長期的に維持するために、親知らずを抜歯したほうがよいと判断される場合が多いです。

インビザライン治療で親知らずを抜く必要があるケースは、以下の4つです。

・親知らずが原因の痛みや腫れの症状がある

・隣の歯を圧迫している

・歯を動かすスペースが足りない

・噛み合わせに影響している

詳しく解説します。

親知らずが原因の痛みや腫れの症状がある

親知らずがあることで痛みや腫れを伴う場合、親知らずを抜いてからインビザライン治療を始めたほうがよいでしょう。特に、親知らずがまっすぐ正常に生えていない場合、歯茎が腫れて炎症を起こすことが多いです。

親知らず周囲の歯茎が腫れるトラブルを抱える方は多く、繰り返すことも考えられます。虫歯による痛みがある場合も抜いたほうがよいでしょう。

親知らずは歯ブラシが届きにくく、虫歯になりやすい歯です。治療しても虫歯になる確率が高いため、抜歯してトラブルを避けたほうがよいといえます。

隣の歯を圧迫している

親知らずが隣の歯を圧迫している場合は、歯並びに悪影響を与える可能性が高いため抜歯したほうがよいでしょう。歯茎の中に親知らずが埋まっている場合でも、歯茎の中で隣の歯を圧迫していることがあります。

治療中や治療後の後戻りを防ぐためにも、親知らずを抜いたほうがよいのです。

歯を動かすスペースが足りない

日本人は顎が小さく、歯が生えるスペースが足りないことで歯並びが悪くなる傾向にあります。限られたスペースで歯をきれいに並べるのは難しく、親知らずがあると余計にスペースが足りなくなるでしょう。

親知らずがまっすぐに生えていたとしても、歯を並べるスペースが足りない場合は親知らずを抜く必要があります。

噛み合わせに影響を与えている

インビザライン治療は、歯並びだけでなく噛み合わせも同時に整えます。噛み合わせが合っていない親知らずは抜いたほうがよいでしょう。

きれいに生えているように見える親知らずでも、噛み合わせに悪影響を与えている場合は抜歯する必要があります。

インビザライン治療で親知らずを抜く必要がないケース

親知らずの相談

インビザライン治療を進めるにあたって親知らずを抜くケースは多いですが、親知らずの抜歯の必要がないケースもあります。

インビザライン治療で親知らずを抜く必要がないケースは、以下の3つです。

・歯を動かすスペースが十分にある

・IPRで対応できる

・親知らずの根が形成されていない

詳しく解説します。

歯を動かすスペースが十分にある

親知らずの抜歯は、歯を動かすスペースを確保するために行います。親知らずが健康でまっすぐ生えており、歯を動かすスペースも十分にある場合は、インビザライン治療に影響を与えないでしょう。

IPRで対応できる

IPRとは、歯と歯の間にすき間を作るために、歯の側面を少し削る処置です。インビザライン治療ではよく行われる処置の一つです。

しみるなどの影響が出ない安全な範囲で歯の表面をほんの少し削るので、歯の強度や寿命に影響はありません。痛むこともないでしょう。

IPRでスペースを確保できる場合、親知らずを抜く必要はありません。

親知らずの根が形成されていない

親知らずが歯茎の中に埋まっていて根が形成されていない場合は、抜歯する必要はないでしょう。これから成長する可能性も低いため、そのままインビザライン治療を始めることが多いです。

親知らずの経過を観察しながら、歯並びに悪影響を及ぼす可能性が出てきた時点で抜歯を行うことがありますが、歯科医師の判断に従いましょう。

どのタイミングで親知らずを抜く?

親知らずを抜くタイミングイメージ

親知らずを抜くタイミングは、インビザライン治療を始める前が一般的です。

親知らずは歯を計画的に動かす妨げとなるため、インビザライン治療の装置を作る前に抜歯を行うことが多いです。抜歯後、ご自身の歯に合ったマウスピースを作成しましょう。

インビザライン治療の前に、虫歯や歯周病が見つかった場合は先に治療を行います。虫歯治療などと同じタイミングで親知らずを抜歯すると、スムーズにインビザライン治療を始められるでしょう。

まとめ

歯の模型

インビザライン治療では、スムーズに治療を進めて長期的にきれいな歯並びを維持するために親知らずを抜く場合が多いです。

しかし、親知らずの生え方や状態によって、抜かずにインビザライン治療を進めることができる場合もあります。インビザライン治療での親知らずの抜歯はメリットが多いですが、デメリットも把握しておくことが大切です。

親知らずの抜歯に不安がある方は、歯科医師とよく相談し、ご自身に合った方法でインビザライン治療を進めましょう。

インビザライン治療でお悩みの方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

インビザライン治療中に痛みが起こる場面とは?原因と対処法を解説!

2023年10月21日
歯科医師がマウスピースケースにマウスピースを保管している

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

インビザライン治療は、ほかの治療法と比較すると痛みが起こりにくいといわれています。

しかし、インビザライン治療では歯を動かすため、痛みが起こるのではないかと不安に思われている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、インビザライン治療と痛みの関係性について解説します。痛みが起きたときの対処法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

インビザライン治療中に痛みはあるの?

ピンクの背景の前で歯ブラシを持っている女性

インビザラインはほかの矯正と比較すると痛みは少ないものの、まったく痛みが起こらないわけではありません。

ワイヤー矯正のように強い力で歯を動かすことはないものの、1枚のマウスピースで0.25mmほど歯を動かすため、痛みが起こる場合や違和感を覚える場合があります。また、お口の状態やマウスピース自体が原因で痛みが起こる場合もあるのです。

インビザライン治療中に痛みが起こる場面と原因について、次項に詳しく解説します。

インビザライン治療中に痛みが起こる場面

頬を手で押さえる男性

インビアライン治療中のどのような場面で痛みが起こるのでしょうか。

インビザライン治療中に痛みが起こる場面と原因は、以下のとおりです。

はじめてマウスピースを装着したとき

インビザライン治療を開始して、はじめてマウスピースを装着したときに痛みが起こります。

インビザライン治療開始時は、歯の根元が顎の骨にしっかり固定されている状態です。歯の根元が顎の骨にしっかり固定されている状態でマウスピースを装着すると、歯を動かそうとする力によって痛みが起こります。

また、マウスピース装着時に締め付けられるように感じる方もいるでしょう。はじめてマウスピースを装着したときに起こる痛みは、3日~1週間ほどで消失します。

マウスピースの装着時間が守れていないとき

マウスピースを装着しないと、歯は元の位置に戻ろうとします。マウスピースを装着しない時間が長く、歯が元の位置に戻ろうとしているときにマウスピースを装着すると痛みが起こるのです。

マウスピースを装着していない時間が長ければ長いほど、歯は元の位置に戻ろうとするため、強い痛みが起こるでしょう。

マウスピースの適切な装着時間は1日20〜22時間以上です。マウスピースの装着時間を守らないと痛みが起こるだけではなく、治療期間が延長になることもあります。

インビザライン治療中の痛みを起こさないことはもちろん、歯が元の位置に戻ることを防ぎ、計画どおりに治療を終わらせるためにも、マウスピースの装着時間は必ず守りましょう。

新しいマウスピースに交換したとき

新しいマウスピースに交換したときにも痛みが起こります。

新しいマウスピースに交換すると、歯を次の目標の位置まで動かすための力が加わるためです。痛みが強い場合には、1つ前のマウスピースで歯を動かしきれていない可能性があるでしょう。歯を動かすときには痛みが伴いますが、3日〜1週間ほどで消失します。

マウスピースが合っていないとき

マウスピースが自分の歯並びに合っていないときにも痛みが起こります。

インビザラインのマウスピースは、アライン・テクノロジー社独自の3次元治療計画ソフトウェアを使って作成されるため、検査で測定した値からの誤差は少ないです。

つまり、マウスピースそのものが原因ではなく、インビザラインの治療過程がうまくいっていないことでマウスピースが合わなくなり、痛みが起こると考えられます。

例えば、マウスピースの装着時間を守れておらず、十分に歯を動かせていない状態で、次のマウスピースを装着すると、マウスピースを作成したときに推測した歯並びとマウスピースが合わないため痛みが起こるのです。

治療で必要な処置をしたとき

インビザライン治療はマウスピースを装着するだけではなく、ほかにもさまざまな処置を行います。インビザライン治療を進めるうえで必要な処置をしたときに痛みが起こる場合もあるのです。

例えば、アタッチメントを使って歯にかかる力を調整すると、調整後に痛みが起こる場合があります。また、IPRという歯と歯の間を削る処置後にマウスピースを装着すると痛みが起こる場合や、食事やうがいをするときにしみる場合もあるでしょう。

マウスピースにゆがみや亀裂があるとき

マウスピースにゆがみや亀裂があると、歯茎の粘膜を傷つけるため、痛みが起こります。

マウスピースのゆがみや亀裂は素人が見ただけではわかりません。痛みが起こってはじめてゆがみや亀裂に気づくケースもあります。また、マウスピースにゆがみや亀裂があるにもかかわらずマウスピースの装着を続けると、歯茎を深く傷つけ、そのあとの治療が難航する場合もあるのです。

お口の中に異変がある場合には、マウスピース自体に問題があることを疑い、歯科医院を受診しましょう。

虫歯になったとき

虫歯になると、インビザライン治療に関係なく痛みが起こるでしょう。インビザライン治療中に虫歯になった場合は、虫歯を完治させてからインビザライン治療を再開するケースもあります。

インビザライン治療中は、口内が乾燥しやすく、唾液が少なくなるため虫歯になりやすいです。インビザライン治療中の虫歯を予防するためにも、お口のケアはもちろん、マウスピースのお手入れもしっかり行いましょう。

インビザライン治療中に痛みが起きたときの対処法

水色の背景の前に置かれた薬

では、インビザラインの治療中に痛みが起きたときには、どのように対処したらよいのでしょうか。

インビザラインの治療中に痛みが起きたときの対処法は、以下のとおりです。

痛み止めを服用する

我慢できない痛みが続き、日常生活にも支障が出ている場合には、痛み止めを服用しましょう。

痛み止めを服用することで、痛みを軽減できます。痛み止めは市販のものでもよいですが、歯科医師に相談して処方もしてもらうほうがよいでしょう。

硬いものを食べない

インビザライン治療中に痛みが起こっているときには硬いものを食べないようにしましょう。

硬いものを食べると歯の根元に強い力が加わります。その刺激でさらに痛みが強くなる可能性があるのです。痛みが治まるまでは、やわらかいものを食べましょう。

1つ前のマウスピースに戻す

新しいマウスピースに交換したときに痛みが起こる場合は、1つ前のマウスピースに戻して様子をみましょう。

新しいマウスピースに交換したときに痛みが起こる場合は、1つ前のマウスピースで目標の位置までしっかりと歯を動かせていない可能性があります。十分に歯を動かせていない状態で新しいマウスピースに交換すると、歯にさらに強い力が加わるため、痛みが起こるのです。

痛みによって日常生活に支障が出ている場合には、1つ前のマウスピースに戻して、しばらく様子をみてから新しいマウスピースに交換しましょう。

歯科医師に相談する

インビザライン治療中に強い痛みが続く場合は、歯科医師に相談しましょう。装着しているマウスピースがお口の状態に合っていない場合には、マウスピースを削るなど必要な処置をしてもらえるでしょう。

まとめ

女性歯科医師と歯科医院で治療を受ける女性

インビザライン治療は、ほかの矯正方法と比べて痛みが起こりにくい治療法ですが、まったく痛みが起きないわけではありません。インビザライン治療中に痛みが起きた場合は、原因を特定し対処することで治療を継続できます。

インビザライン治療中に起きる痛みの原因は、お口の状態によるものや、マウスピース自体に原因があるものなどさまざまです。痛みが起きた場合は、食事を気をつけることや、痛み止めを服用することで痛みを軽減できます。痛みが続く場合には我慢せずに歯科医師に相談しましょう。

インビザライン治療中に起こる痛みとうまく付き合いながら前向きに治療を行うことで、きれいな歯並びを手に入れられます。

インビザライン治療中の痛みにお悩みの方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

入れ歯が合わなくなる原因と対処法!使い続けるリスクも解説!

2023年10月14日
入れ歯と歯鏡

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

自分の歯と比べると入れ歯の噛む力は劣るため「入れ歯は合わないもの」と感じている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、合わない入れ歯を使い続けていると、お口の中だけでなく全身にも悪影響を及ぼすことがあるのです。

この記事では、入れ歯が合わなくなる原因と対処法について解説しています。合わない入れ歯を使い続けることで考えられるリスクについても言及していますので、入れ歯の使い心地についてお悩み方は、ぜひ参考にしてみてください。

入れ歯が合わなくなる原因

手で頬を押さえている女性

入れ歯が合わなくなる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。入れ歯が合わなくなる原因は、お口の中の状態が変化することによって起こるものと、入れ歯そのものによって起こるものの2つに分けられます。以下にそれぞれ詳しく解説します。

お口の中の状態が変化することによって起こるもの

顎の骨が痩せたことによるもの

顎の骨が痩せてしまうと入れ歯が合わなくなってしまいます。入れ歯は歯茎の下にある顎の骨によって支えられていますが、顎の骨が痩せてしまうと入れ歯を支えることができなくなってしまうのです。

なぜ顎の骨が痩せてしまうのでしょうか。それは入れ歯によって顎の骨に刺激が伝わらなくなるためです。健康な歯が生えそろっている場合、上下の歯が噛み合う刺激によって顎の骨の健康な状態を維持しています。

しかし、入れ歯を入れた状態で噛んでも顎の骨に刺激が伝わりづらく、徐々に顎の骨が痩せていき、さらに歯茎も痩せていってしまうのです。それに加え、加齢や持病によっても顎の骨は徐々に痩せていってしまいます。

そのため、入れ歯を作った当初はぴったり合っていても、顎の骨が痩せることによってだんだんと入れ歯が合わなくなることがあるでしょう。

支えになっている歯の不具合によるもの

部分入れ歯の場合、残っている歯を支えにして入れ歯を安定させます。

しかし、支えにしている歯が虫歯になってしまったり、負担がかかることによってぐらつくようになると安定感が失われ、入れ歯が合わなくなることがあるのです。

虫歯の場合には虫歯治療で対応できることがありますが、歯のぐらつきが原因で入れ歯が合わない場合には原因となる歯を抜歯しないといけないこともあります。

入れ歯そのものによって起こるもの

入れ歯の経年劣化によるもの

自分の歯と同様、入れ歯も食事などで噛み合わせるたびに、徐々にすり減ったり変色したりと経年劣化していくものです。これは、保険の入れ歯でも自費の入れ歯でも変わりはありません。

しかし、自費の入れ歯と比べると、保険の入れ歯の素材のほうが劣化しやすいため、長持ちしにくいでしょう。劣化した入れ歯を使い続けることで、上下の噛み合わせが変化し「噛みにくい」「すぐに外れる」など、入れ歯が合わなくなる原因になるのです。

入れ歯に付着した汚れによるもの

自分の歯と同じように、食事をするたびに入れ歯にも食べかすや汚れが付着します。

お口の中の汚れは、初めはやわらかいためすぐに洗い流せますが、2~3日経つと唾液によって歯石という硬い汚れに変化してしまうのです。歯石は歯ブラシでこすっても取り除けません。入れ歯の歯茎に触れる部分に歯石が沈着してしまうと、歯茎と入れ歯の密着度が弱まり、入れ歯が外れやすくなったりうまく噛めなかったりするなど、入れ歯が合わなくなる原因になります。

また、入れ歯に歯石が付着することで、入れ歯の見た目が気になったり、お口の中の菌が繁殖したりすることにもつながるため、食後は必ず入れ歯とお口のケアをしましょう。

合わない入れ歯を使い続けるリスク

RISKも文字が書かれたブロックが赤い背景の前に置かれている

合わない入れ歯を使い続けるとリスクが伴います。では、どのようなリスクがあるのでしょうか。ここでは合わない入れ歯を使い続けることによるリスクを5つご紹介します。合わない入れ歯を使い続けている方は、参考にしてください。

①お口の機能の衰え

合わない入れ歯を使い続けると、食事や会話などがうまくできないことでお口の機能の衰えにつながります。お口の機能とは、食べ物をしっかり噛む、咀嚼したものを飲み込むことに加え、人と楽しく会話できることです。

「おいしいと感じること」と「周りの人と楽しく話せること」は、私たちの健康だけでなく生きる幸せにつながるといえます。

しかし、食事や会話のたびに入れ歯が外れてしまったり、うまく噛み合わせられなかったりすると、お口の機能が衰えるだけでなくストレスにもつながり、全身の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

②歯茎を傷つけてしまう

合わない入れ歯を使い続けると、歯茎を傷つけてしまうことがあります。例えば、外れやすい入れ歯はお口の中で入れ歯が動くことで歯茎に擦り傷のようなものができたり、噛み合わせが悪い入れ歯は歯茎に負担がかかることで赤く腫れたり痛んだりすることがあるのです。

また、合わない入れ歯で歯茎が傷つくと、義歯(ぎし)性口内炎ができてしまうことがあります。義歯性口内炎ができると、入れ歯が口内炎に当たるたびに痛みが出るため、使い心地がさらに悪くなるでしょう。また、入れ歯が口内炎に当たりやすいことで、口内炎の治りも悪くなるため注意が必要です。

③残っている歯に負担がかかる

部分入れ歯を使用している場合、入れ歯が合っている・合っていないに関わらず、残っている歯に負担がかかりやすいといわれています。

しかし、合わない入れ歯を使い続けることで、過大な負担が歯にかかり続け、さらに残っている歯の寿命を縮めてしまうかもしれません。入れ歯の支えになる歯が少なくなると、その分入れ歯の安定感が悪くなり、入れ歯の使い心地が悪くなってしまいます。

残っている歯を守るためにも、合わない入れ歯を使い続けることはやめましょう。

④歯茎に負担がかかる

合わない入れ歯を使い続けると、噛み合わせが悪いことで歯茎に過度な負担がかかり、フラビーガムというブヨブヨした歯茎になってしまうことがあります。ブヨブヨしたやわらかい歯茎になってしまうと、歯茎と入れ歯の間に余分な歯茎があることで入れ歯が密着せず、合わなくなってしまうのです。

また、新しい入れ歯を作ろうとしても、ブヨブヨしたやわらかい歯茎は変形しやすいため型取りが難しく、精密な入れ歯が作れないかもしれません。そのため、ブヨブヨした邪魔な歯茎の部分は切除するという処置が必要になることもあります。

合わない入れ歯を使い続けることでブヨブヨした邪魔な歯茎になり、入れ歯が合わないだけでなく、入れ歯の作成の邪魔になってしまうこともあるので、合わない入れ歯を使い続けることはやめましょう。

⑤顎の骨に負担がかかる

入れ歯が合わないとうまく食べ物が噛めないため、顎の骨に刺激が伝わりづらく、顎の骨が痩せてしまう要因になってしまいます。顎の骨が痩せると歯茎も瘦せてしまい、入れ歯の支えになる部分が少なくなってしまうことで入れ歯のフィット感がさらに悪くなるでしょう。

また、噛み合わせが悪い入れ歯を使い続けると、顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。特に、左右どちらかの奥歯が入れ歯の場合、噛み合わせが悪い入れ歯で噛むことを避け、もう片方の歯ばかりで噛んでいると噛み合わせに偏りが出て噛み合わせのバランスが崩れたり、顎の骨の変形してしまったりすることもあるので注意が必要です。

顎関節に負担がかかり顎関節症を引き起こすと、お口の中だけでなく頭や肩、首など全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。このように、合わない入れ歯を使い続けることは、お口の中だけでなく全身にも悪影響を及ぼす可能性があるため、なるべく早く歯科医院を受診して相談しましょう。

入れ歯が合わないときの対処法

入れ歯を水で洗っている

入れ歯が合わない場合はどのように対処すればよいのでしょうか。入れ歯が合わない場合の対処法について、以下に3つご紹介します。

・毎食後、入れ歯のお手入れをする

・入れ歯安定剤を使用する

・歯科医院を受診する

それぞれ詳しく解説します。

毎食後、入れ歯のお手入れをする

食事をしたら必ず入れ歯のお手入れをしましょう。入れ歯を清潔に保てていないと、歯石ができて入れ歯が変形したり、粘膜を傷つけたりする恐れがあります。入れ歯のお手入れをする際は、歯磨き粉で磨いたり強くゴシゴシ磨いたりすると、入れ歯がすり減ってしまうため、流水でやさしく洗い流しましょう。

入れ歯安定剤を使用する

合わない入れ歯の応急処置として、入れ歯安定剤を使用するのもおすすめです。歯茎に触れる部分に安定剤を使用することで、入れ歯と歯茎の密着度がアップし、使い心地がよくなるでしょう。

歯科医院を受診する

お手入れをしたり、安定剤を使用するだけでは合わない入れ歯の根本的な解決にはなりません。自分の歯に比べて入れ歯の噛む力は3分の1程度といわれています。新しく入れ歯を作る際、最初に何度か調整が必要なように、お口の中の変化に合わせて入れ歯を調整する必要があるのです。

そのため「前より噛みにくくなった」「歯茎が痛い」「外れやすい」など、入れ歯が合わないと感じるようになったら、歯科医院を受診しましょう。入れ歯の合わない部分を研磨したり、噛み合わせやバネ部分を調整したりすることで合うようになることもあります。場合によっては、新しく入れ歯を作り直す必要もあるでしょう。

前述のとおり、合わない入れ歯を使い続けると、さまざまなリスクがあります。入れ歯が合わないと感じたら、お口の中や入れ歯の状態が悪くなる前に歯科医院を受診しましょう。

まとめ

歯科医院で治療を受ける男性

ここまで入れ歯が合わなくなる原因や合わない入れ歯を使い続けるリスク、対処法について解説してきました。

合わない入れ歯を使い続けると、食事や会話などがうまくできないことでお口の機能の衰えにつながりやすくなり、また歯茎や残っている歯や顎の骨に負担がかかるなど、お口の中だけでなく全身にも悪影響を及ぼすことがあることをおわかりいただけたのではないでしょうか。

我慢して合わない入れ歯を使い続けていると、お口の中や入れ歯の状態が悪くなってしまう可能性があります。「前より噛みにくくなった」「歯茎が痛い」「外れやすい」など、入れ歯が合わないと感じるようになったら、まずは歯科医院を受診しましょう。

合わない入れ歯にお悩みの方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。

インビザライン矯正の費用はいくらくらい?治療の流れごとに解説!

2023年10月7日
インビザラインのマウスピースを手に持つ

こんにちは。島根県浜田市にある「かずあきデンタルクリニック」です。

装置が目立たないことから人気のインビザライン矯正ですが、費用が気になる方は多いのではないでしょうか。

今回は、インビザライン矯正の費用や保険が適用されるのかどうかなどを解説します。治療の流れに沿って詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

インビザライン矯正の費用

机に置かれた植物と電卓

インビザライン矯正にかかる費用は、トータルでおよそ600,000〜1,000,000円です。自費診療になるので、歯科医院ごとに費用が異なります。口内や歯並びの状態によっても費用が変動するため、相場に幅があります。

インビザライン矯正にかかる費用を、治療前・治療中・治療後に分けて詳しく確認しましょう。

治療前にかかる費用

インビザライン矯正を始める前に、カウンセリングと口内の状態を調べるための精密検査が行われます。検査の結果、インビザライン矯正の前に虫歯治療や抜歯が必要となった場合は、先に処置を行うのが一般的です。

カウンセリング

カウンセリングの費用相場は、無料〜10,000円程度です。無料でカウンセリングをしている歯科医院と、有料で行っている歯科医院がありますが、どちらがよいというわけではありません。

カウンセリングでは、簡易的に口内の状態も検査します。インビザライン矯正の進め方や必要な費用、治療期間などの説明を受けるでしょう。

歯科医院や歯科医師・スタッフの雰囲気などを知ることもできます。インビザライン矯正は長期間歯科医院に通う必要があり、費用もかかります。そのため、相性のよい歯科医院を選ぶための参考にするとよいでしょう。

カウンセリングを受けたからといって、必ずその歯科医院で矯正治療を始めなければいけないわけではありません。インビザライン矯正を検討している方は、一度カウンセリングを受けて費用などの説明を受け、歯科医院の雰囲気を確認しましょう。

検査

検査は、実際に矯正治療を始めるにあたって緻密な治療計画を立てるために行います。

検査費用の相場は、10,000円〜50,000円程度です。検査費用は、インビザライン矯正全体の費用に含まれている場合もあります。

インビザライン矯正で主に行われる検査の内容は、以下のとおりです。

・レントゲン撮影

・CT撮影

・顔の写真撮影

・歯並びの撮影

・CTスキャンによる歯型採取

インビザライン矯正では、専用のソフト「クリンチェック」を使い、検査のデータをもとに現在の歯並びから治療終了までの歯の動きをシミュレーションできます。治療開始前に矯正治療完了後のイメージを確認できることは、インビザライン矯正の大きなメリットでしょう。

虫歯治療や抜歯

インビザライン矯正を始める前に、虫歯治療が必要になる場合があります。虫歯治療は歯列矯正とは直接関係のない治療なので、保険で治療することも可能です。矯正専用の歯科医院の場合、別の歯科医院を紹介されることもあるでしょう。

費用の相場は虫歯の状態によって異なりますが、数千円程度です。虫歯の治療が終わり次第、矯正治療に移行します。

抜歯が必要な場合、虫歯や歯周病など歯科治療のための抜歯は保険が適用されます。矯正のために特に問題のない歯を抜く場合は、保険が適用されません。自費診療で5,000〜10,000円程度の費用がかかるでしょう。

治療中にかかる費用

治療中にかかる費用は、インビザライン矯正で使用するマウスピースの作製に関わる費用と、毎回の診察にかかる費用です。

マウスピースの作製

マウスピースの作製にかかる費用の相場は600,000〜1,000,000円です。

上述したようにインビザライン矯正では、クリンチェックというソフトによって治療開始から終了までのシミュレーションを行います。一度の歯型の採取で治療終了までに必要なマウスピースをすべて作製します。

診察

インビザライン矯正を開始したら、定期的に歯科医院で治療の進み具合をチェックしなければなりません。1〜2か月に一度の通院が一般的で、1回の診察にかかる費用の相場は3,000〜10,000円程度です。

歯科医院によって異なるので、カウンセリングの際などに確認しましょう。

インビザライン矯正では、1日20〜22時間マウスピースを装着し、1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら矯正治療を進めます。基本的にご自身で進めなければなりませんが、マウスピースの装着時間や交換時期が守られていないと、計画どおりに矯正治療が進みません。

診察の際は、矯正治療の進み具合をチェックし、必要な場合はマウスピースを追加するなど、治療計画を修正することもあります。

治療後にかかる費用

治療後とは、歯を並べ終わったあとの保定期間を指します。

矯正治療では、歯を動かす「動的治療期間」と、動かした歯の位置を固定させるための「保定期間」が必要です。保定期間は、一般的に矯正にかかった期間と同程度とされています。歯を動かすのに1年半かかった場合は、保定期間も1年半程度です。

保定期間は、リテーナーという保定装置を装着する必要があります。保定装置の作製にかかる費用の相場は、10,000〜60,000円程度でしょう。

保定期間中も定期的に受診する必要があり、1回の診療あたり3,000〜5,000円の費用がかかります。保定期間中の通院は、矯正治療中と比較して頻度が減るのが一般的です。

インビザライン矯正は保険が適用される?

資料を見ながら電卓を使う女性医師

インビザライン矯正は、保険が適用されません。歯列矯正は病気の治療ではないので、どのような治療でも基本的に自費治療になります。

例外的に、先天的な顎変形症などで矯正治療を行う場合は保険が適用されますが、大掛かりな手術が必要な症例が多いのでインビザライン矯正のみで改善することは難しいでしょう。大学病院などの大きな病院と連携して行われることが多いです。

インビザライン矯正は医療費控除の対象になる?

医療費控除の書類を虫眼鏡で拡大する

インビザライン矯正は、医療費控除の対象になることがあります。

医療費控除とは、1年間にかかった医療費が100,000円を超えた場合に受けられる、所得控除の制度です。対象になる場合は、確定申告の際に申請すれば還付金を受け取れます。

インビザライン矯正の費用が直接安くなるわけではありませんが、結果的に治療費を抑えられるでしょう。

インビザライン矯正で医療費控除を受ける場合は、注意する点があります。

見た目を美しくするための審美性の改善を目的とした矯正治療の場合、医療費控除の対象にはなりません。咀嚼や噛み合わせの改善など、機能の回復が目的の場合は医療費控除の対象になります。

インビザライン矯正の費用を安くする方法

顎に手を当てて考える女性

インビザライン矯正の費用を安くする方法はありませんが、歯科医院によって金額が異なるため、費用の安い歯科医院を選べばインビザライン矯正の費用は安くなります。

しかし、「費用が安い歯科医院」が「相性のよい歯科医院」とは限りません。インビザライン矯正は費用と時間がかかる治療です。費用の安さだけで歯科医院を選ぶのはあまり推奨できません。

必要以上に費用がかからないように、以下の点に注意しましょう。

マウスピースの装着時間と交換時期を守る

インビザラインは、自己管理が重要な矯正治療です。計画どおりに治療を進めるには、マウスピースの装着時間・交換時期をしっかりと守らなければなりません。

装着時間・交換時期を守らないと、治療計画を立て直す、マウスピースを追加で作製するなど、本来必要なかった費用がかかります。

トラブルがあった場合はすぐに連絡する

マウスピースがうまくはまらない、装着時間を守れなかったなど、問題が起きた場合はすぐに連絡して、歯科医師の指示を受けましょう。

インビザライン矯正では、マウスピースと歯の密着度を高めるためにアタッチメントという突起を装着することがあります。装着したアタッチメントが外れた場合や、マウスピースが破損した場合など、矯正装置にトラブルがあったときも計画どおりに治療が進まなくなるかもしれません。早めに歯科医院に連絡し、受診する必要があります。

すぐに歯科医院を受診すれば、治療計画が乱れて余計な費用がかかることを防げるでしょう。

まとめ

インビザラインのマウスピースを持って笑う女性

インビザライン矯正にかかる費用は、600,000〜1,000,000円が相場です。

矯正装置の費用以外に、矯正前のカウンセリングや検査、矯正中の診察、矯正後の保定装置などに費用がかかります。これらの費用は歯科医院によって異なります。すべて含めた金額を設定している歯科医院もあれば、診察のたびに支払う歯科医院もあるでしょう。治療開始前に確認することが重要です。

インビザライン矯正は、決して安い治療ではありません。インビザライン矯正を検討している場合は、カウンセリングを受けて費用について詳しく確認してください。

インビザライン矯正に興味がある方は、島根県浜田市にあるかずあきデンタルクリニックにお気軽にご相談ください。